いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ぷるるんと揺れて白房花馬酔木(あ)

時たまYouTubeで水彩画の動画を見たりする。 描く人は描き方のコツを知っていて、走らせる筆に迷いがない。こうすればああなるということをちゃんと心得ている。 上手いなあと思う。でも、アナログの時代は終わった。これからはディジタルの時代だ。 ディジ…

春嵐辻の制服指導員(あ)

夜19:00〜某組織の定例会があって市役所まで出向く。 冒頭、組織の代表が「新年会」についてひとくさり。 新型コロナ蔓延の影響でしばらく休止していた新年会を復活することができてとても嬉しい。会が予想以上に盛り上がってさらに嬉しい。さぞかし親睦も深…

春の川さらさら駅伝中継所(あ)

去年の夏、夏祭りが終わった直後にバイクで転けたが、先週の土曜の夜にまた転けた。しかも同じところ。痛い痛い寝返りが打てない。 いい年こいて、何やってんだかなあ。恥ずかしくて人に言えない。 私が転けたことを知っている人は病院で診てもらうことを勧…

思ひ出の甘納豆の春の中(あ)

【きょうの一枚】甘納豆。 これ一個48円は安いと思って買った。 小さい頃、魚屋兼駄菓子屋に小銭を握って買いに行った。それを思い出して、つい手を伸ばした。が、三角のプラ袋だったかどうかまでは覚えていない。 店の思惑としては節分に撒く豆のつもりで並…

山からの風そよそよと春うらら(あ)

【きょうの一枚】松原橋から狩野川上流を撮る。 松原橋とは、狩野川土手を走ることになっている駅伝コースに架かる橋。駅伝ではここの右岸左岸を往復する。 きょうは春の陽気に誘われるかのように駅伝コースを下見した。 橋の袂に愛車を駐め、そこから徒歩で…

さくさくと薪積む庭の霜柱(あ)

【きょうの一枚】頼んだ薪。 薪を積んだトラックは午前10時にやってきた。こんなに早くやってくるの初めて。 去年までは助手席に若いアルバイトみたいな子が乗ってきていたが、今年は状況が変わって外部の人も雇えない経済事情なのかもしれない。 今日は煙突…

手作の郵便受や春疾風(あ)

【きょうの一枚】郵便ポストの修繕。 念願の郵便ポストの修繕に取り掛かった。 コンクリート平板が2枚残っていて、使い道が定まらないまま庭の隅に打ち捨てられてあった。そのうちの1枚を使う。 当初は何かに使おうと思って買ったのだろうが、今では何のため…

絵を描いてまた絵を描いて冴返る(あ)

「わだばゴッホになる」と言って青森から上京した棟方志功。そしてその言葉通り、志功は「世界のムナカタ」になった。私ならさしずめ「わだば広重になる」といったところか。こっちは相変わらず鳴かず飛ばずだけれど。 浮世絵にハマっている。しかもディジタ…

車庫の闇いよよ濃くして春の雨(あ)

最初、『東海道中膝栗毛』の挿絵にどう色を付けようかと思っていた。 そうしたら、だんだん「浮世絵」にハマって行った。 江戸文化を語るには、どうしても浮世絵に付き合わざるを得ないと思ったし、ここにねぶた下絵のルーツがあるような気がした。 浮世絵師…

春来たれども草枕なあ酒よ(あ)

変体仮名を覚えようとしたら、これまで問題なく使っていたアプリに不具合が出た。スムーズがスムーズにならず、描いた線がかくかくしてしまうのである。修正しようにもどうしていいか判らない。筆で半紙に書くならこんなことは起こらない。ディジタルの弱点…

墓石の先祖代々春の雨(あ)

【きょうの一枚】倒木の現場。 図書館から借りてきた書籍の頭注に目を通していたら、「倒木が道を塞いでいる」と通報があった。 通報を受けて現場に駆けつけたら、軽ワゴン車の方が墓参用の寺の駐車場に車を停めて、雨の中、素手で倒木をどかしていた。 ここ…

水仙花せえので背く崖の上(あ)

雨があがってから公民館でひと仕事しようと思っていた。が、雨はあがらず。結局、朝から夜までずっと降り続いた。 それでバイクを諦めて昼過ぎに傘をさして公民館に行った。 公民館でひと仕事を終えてから、お墓に挟まれた高台に出かける。そこに訪ねていく…

注ぐ病注がれる病新年会(あ)

パソコンのOSをアプデした。そうしたら、いつも世話になっているアプリが使えなくなってしまった。 それで、慣れない手つきでiPadのキーボードを叩いている。 OSをアプデすると、以前使っていたアプリに不具合が生じることは知っていた。それなのにアプデし…

双六やそんなこんなが振り出しに(あ)

漱石の『坊つちやん』はこれまで何度も映画化された。それで、細部まで知っているつもりでいたが、映画化(アニメ化)することによって随分監督の思惑が反映されることに改めて気付かされた。 そんな監督の中で原作にいちばん忠実に映像に残したのが山本嘉次郎…

塵芥かぶり品々四方拝(あ) 

【きょうの一枚】北隣家の物置から出された品々。 洗濯機を回していたら玄関で声がする。誰かと思ってドアを開けたら外に若い男が立っていた。 その人が私にチラシを寄越し、便利屋だと名乗る。 チラシに目を通した。そこには東京・立川のお店の住所が書かれ…

これは美味それが口癖初笑(あ)

今日は、某委員会主催の現役作業療法士を招いての講演。 用意された演題は「転倒予防の生活上の対策〜高齢による機能低下の視点から〜」。 講演が始まる前、寄り集まった年寄り連中が、転倒を予防するよりもどうしたら転倒しないか知りたいわねえ、と和菓子…

薬局の棚春の風細やかに(あ)

【きょうの一枚】定期検診でいつもお世話になる薬局。 先週金曜、病院から電話があった。 病院から電話をかけて寄越すなんて今までなかった。だから少しく慌てた。 要件はなんだと訊いたら、なんのことはない、処方した薬が切れる頃だと思って電話したとのこ…

どんど焼天突き抜けて火の柱(あ)

どんど焼を終えてから少し時間があったので煙突掃除をした。 家の中がやけに煙たいなと思ったら、煙突のジョイントから煙が出ていた。外へ出たら、外の煙突からも煙が出ていた。 これは煙突が煤で詰まっているなと思ったから、煙突を外して掃除することにし…

燃え上がる無病無病とどんど焼(あ)

私は何をしようとしているのだろうか。 時々判らなくなることがある。 絵を描くのは楽しい。 楽しくて楽しくて、夢にまで出てくる。 でも、本当に絵を描くのを心底楽しんでいるだろうか。 そんな疑問がふと湧いたりする。 それは、自分の描きたい絵がまだ確…

富士の嶺そは赤々と冬纏ふ(あ)

毎日、絵ばっか描いて過ごしている。 絵といっても、私の場合、絵具もなければ絵筆もない。紙もなければも画架もない。パレットもなければ筆洗う水もない。 ではどういうふうにして絵を描いているかというと、iPad proとApple Pencilだけで描いている。ディ…

軽トラの荷にひとまずの春野菜(あ)

地域にご不幸があり、喪服に着替えて挨拶に出かけた。 これまで地域のためにご尽力されてきた功績に改めて敬意を表するとともに、これからの行く末をお守りくださいと挨拶し永遠の別れを告げてきた。 70を過ぎたこの年になって「死」を思うことが多くなった…

松飾明け蕭々と軒の雨(あ)

神奈川・大磯に住んでいる娘が、いちばん下の孫を連れてやってきた。 予期せぬ訪問に驚いたが、下の孫の成長にはもっと驚いた。つかまり立ちができるようになっていた。 が、私の顔をまだ覚えていないようで、私が抱っこしようとすると怯えた顔をしてママの…

白梅の咲くや主は呑んだくれ(あ)

図書館から『東海道中膝栗毛』を借りてきて本文を模写している。 去年の暮れからそうしているが、これが遅々として進まない。 そんなことをして何になると思いながら、そんなことをしている。 堅い哲学書ならいざ知らず、たかが江戸の洒落本滑稽本にそんな時…

お世話てふ余計なお世話みかん剥く(あ)

今日(1/8)は、市消防団の出初式があった。 久方ぶりにきびきびした動きを見て身が引き締まった。 大学時代は体育関連組織の幹部だったので、きびきびした動きには慣れていた。逆にきびきびしていないと先輩から喝を入れられた。クエクエと変な叫びをする鵺み…

水仙花そこから日本が見えるかい(あ)

以前使った「きょうの一枚」の写真を、また使ったことに気づいた。いけね、やっちまった。 アップした後に気づいたので消そうにも消せない。何が怖いって、ネット社会が浸透してからというもの、これほど怖いものはない。一つの操作ミスが取り返しのつかない…

カーテンのふわりと揺れて春の風(あ)

玄関の呼び鈴に反応して出たら、女性二人が立っていた。 そのうちの一人がバッグからタブレットを出して、「聖書には今の世の中を予言してこう書かれてある」と画面を見せた。 せっかく自由にできる時間ができたと思ったら、聖書がやって来ました。説明の人…

初笑四コマ漫画サザエさん(あ)

一円玉が欲しくてコンビニへ走った。 普段あんまり小銭を持ち歩かないので、本当に小銭硬貨が必要な時は困ったりする。 今はペイペイなどのスマホ決済が主流だから、よけい小銭を持ち歩かなくなった。 でも一円玉とはいえ、現生が必要な人には必要なんでしょ…

松の内珈琲一服幸の中(あ)

今日(1/4)は交通安全幟旗撤去の日で、そのつもりでバイクを市役所まで走らせたが、どうも愛車カブの様子が変で、道が凍結したようでハンドルが右に左にぶれる。未明に降った雨のせいかな。 おかしいなと思いながら追い越し車をやり過ごす。そうしながら慎重…

年賀状朽ちたこだわりポストかな(あ)

【きょうの一枚】郵便ポスト。 郵便ポストを改造した。 これまでは、ただ朽ちるのを待っているような郵便ポストだったが、車庫を整頓したついでに勢いでこっちにも手をつけた。 でも、根本的改造になっていない。依然として郵便屋さんを悩ませる仕様になって…

車庫整頓新春富士を仰ぎ見て(あ)

【きょうの一枚】車庫を整頓(したつもり)。 昨日(1/1)に引き続いて車庫をきれいに整頓。したつもりだが、見た目は以前と大して変わらない。 昨日と違うのは、今日(1/2)は「箱根駅伝」の走りを気にしながらの作業だったということ。と言っても、テレビを見た…