いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

房白くぱやぱや揺らし馬酔木かな(あ)

大場ので定期検診。 病院へはきょう行くか明日にするか迷った。どつちも夕方に寄り合いがある。きょうは19:00〜、あすは18:00〜。で、きょうの方が何かとやりくりできるような気がして、ええいままよとカブにまたがって大場に急いだ。 定期検査の結果はあま…

汲む水のいまだ冷たき梅の里(あ)

【今日の一枚】月ヶ瀬の水汲み場から見た天城連山。 きのうの日曜(2/26)、天城・月ヶ瀬に水汲みに行ったら、道がえらく混んでいた。新しくできた道の駅の駐車場も満車と表示されていた。 梅まつりだ。月ヶ瀬梅林でちょうど梅まつりをやっていたのだった。そ…

コンクリの裂かれてんげり野の菫(あ)

【今日の一枚】オオバタチツボスミレ。 天城・月ヶ瀬水汲み場のコンクリート割れ目から顔を覗かせていた。 スミレに違いないと見当をつけ、家に戻ってアプリ「花しらべ」にあたったら、まず、スミレの種類の多さに驚いた。で、参照画像の花の色と葉の形から…

いつも見る山にたなびく朝靄(あ) 

【今日の一枚】たなびく朝霞。 きのうの雨が止んで、今朝は朝霞がたなびいた。 これからは一雨ごとに春が近づいてくるか。吹く風はまだまだ冷たいけどね。 この朝霞の中、市の広報、地区の広報、それと来年度4月からのカレンダーを組長宅に配達する。 市のカ…

雪解の水何よりも米どころ(あ)

早朝、障子戸を開けて明かりを取り入れると、庭からウグイスの鳴き声が聞こえてきた。 ほーほっきょ。鳴き声がまだ下手くそです。 【今日の一枚】コシヒカリ。 お米はいつもここの米農家から直接送ってもらっています。湯河原での勤めを終える頃から頼み始め…

メリメリと春の裂かれる音すなり(あ)

【今日の一枚】丸太。 先日教え子が運んできてくれた丸太を電動チェンソーで適当な長さに輪切りして薪置き場に積み上げておいた。 そこから薪割りしていく。のだが、油圧薪割り機がないからタガネを打ち込むところから始めなければいけない。これが結構大変…

漸くに入学式や北の国(あ)

【今日の一枚】『オール讀物』合併号。 今期直木賞をいただいたお二人の作品が載っている。 書店が10時に開くのを待って買いに出かけた。 店に入ったら、芥川賞受賞作品の載った文藝春秋特別号はいつものところに平積みされてあったが、その近辺を探しても『…

狩野川の流るる里や冴返る(あ) 

【今日の一枚】山に向かって流れる狩野川。 狩野川の写真がほしくて撮ってきた。 先日行われた市駅伝大会では狩野川の土手を走ったが、その狩野川土手の写真が手元になかった。 韮山時代劇場前をスタートしたランナーを見送り、そのまま本部待機して閉会式に…

アルコールランプ理科室海苔あぶる(あ)

【今日の一枚】坂部のり。 贔屓にしている魚屋で海苔を売っている。それが「坂部のり」。住所を見ると、沼津市志下(しげ)となっている。この海苔を買おう買おうと思って今まで買う機会を得ないでいたが、きょうとうとう買った。海苔販売の棚にはこれ一袋しか…

磯の香の艶やかにして宵の春(あ) 

【今日の一枚】「あおさといわしふりかけ」。 塩を買いに近くの道の駅まで行った。そうしたら棚に「あおさのいわしのふりかけ」を見つけて衝動買いした。 ふりかけの袋の後ろを見たら、冷奴に、オニオンスライスに、納豆にふりかけている写真があって、うま…

菜の花の道を学帽見え隠れ(あ)

おととい持って来てくれた薪割り斧を、少し太めの丸太で試してみた。が、やっぱりダメだった。 どうしてもカパンと乾いた音を立てて割れてくれない。どころか歯が食い込んで抜けない。 どうやら丸太が水分を多く含んで湿っているらしい。斧での薪割りは、も…

薪割りの斧よりタガネ春の音(あ)

【今日の一枚】薪割り斧。 いつも野菜を売りに来る人が薪割り斧を公民館まで持って来てくれた。前回野菜を売りに来たときに今度持って来るよと言っていた斧である。 見たら、とても立派な斧で、私には勿体ないくらい。 早速振り下ろしてみた。 玄関前に丸太…

やかましの教へ子集ひ青木の実(あ)

【今日の一枚】庭のアオキの実。 赤く色づいてきました。いよいよ待ちに待った春、です。 【書】「野趣」ヤシュ(No.1,339) 「山野のおもむき。素朴な情趣。野情。」(『旺文社漢字典』第2版) 「野」は、田畑の意の里と、音を表す予(ヨ。ヤは変化した音。…

闇夜中センサーライト冴返る(あ) 

【今日の一枚】ソーラーのセンサーライト。 これも薪を運んでくれた教え子から譲り受けた。 車庫に灯りがなかったのでちょうどよかった。自治会の寄り合いで帰りが遅くなったときなどカブを駐めるのに重宝。 風で吹き飛ばされた波板屋根の垂木に乗っけてある…

海を背にしてや蜜柑の箱積めり(あ) 

【今日の一枚】寿太郎みかん。 「寿太郎みかん」が出回れば、みかんシーズンも終わりを迎える。 これまでは1袋100円のみかんをちまちま買っていたが、いよいよシーズン最後とあって、太っ腹で一箱買った。それでも一箱800円だから、相変わらず安いことは安い…

朝からの雨うらめしき白椿(あ) 

【今日の一枚】白い椿。 玄関先の白い椿の蕾がほころび始めました。 八重です。花びらがたくさんあります。この蕾が枝にうじゃうじゃ引っ付いてます。 椿が散るときは、首から切り落とされたように花ごと落っこちる。だから武士には不吉な花と捉えられる。け…

薪割は疲れますねと寒の明(あ) 

【今日の一枚】丸太をチェンソーで切る。 車庫に積まれた丸太を庭奥に運び移し、電動チェンソーを使って適当な長さに切ってゆく。 きょう一日あれば切り終わるかと思ったが、終わらなかった。これでチェンソーがなかったら大変なことになっていた。 でも、嬉…

レジ袋より白菜の頭かな(あ) 

【今日の一枚】晩酌の一皿。 自分の畑でこしらえた野菜を軽トラに積んで販売に来る人がいる。 前に一度春キャベツをその人から買ったことがあった。きょう、その人が野菜販売に来たことを電話で教えてくれた人がいて、せっかくなのでカブを走らせて買いに行…

濡れそぼつ丸太丸太の春の雪(あ)

【今日の一枚】雨に濡れた丸太。 雨が雪になるという気配の荒天にもかかわらず、教え子がまたまた丸太を運んでくれた。仕事休みになったの? と訊いたら、休みになるかならないか判らないと微妙な答えが返ってきた。 仕事があるなら、仕事の合間に丸太を運ん…

朧夜に鈍く丸太の裂かれけり(あ)

【今日の一枚】電動チェンソー。 やはり買っちゃいました。山に入らず庭で丸太を切るだけだから電動でいいと判断した。 チェンソーを扱うのは初めて。だから買うときホームセンターでたっぷりレクチャーしてもらった。使うのにオイルが必要なことすら知らな…

虫飛んで椿開くを促せり(あ)

【今日の一枚】庭の赤い椿。 玄関先の庭には右に赤い椿、左に白い椿が一本ずつ並んで植わってある。 花を咲かせる順番は赤が先でその後の白が続く。だから、河東碧梧桐の句「赤い椿白い椿と落ちにけりという順序は正しい。 白い椿は固い蕾を枝にびっしりつけ…

朝食に盛る盛る春の野菜かな(あ)

電気鋸で丸太を寸断していたら、突然、歯が根元からポキンと折れた。やはり枝打ち専用の電気鋸では負荷が大きかったか。 これはいよいよチェンソーの出番だな。そう思って、修善寺のホームセンターまで品物を見に行った。 で、ずらり並んでいるのを見たが、…

駅伝の襷繋いで卒業す(あ) 

【今日の一枚】第18回市駅伝大会閉会式の様子。 閉会式では成績発表がなされ、前回の優勝チームが2位に甘んじた。 それでも準優勝なんだからすごいよね。 我がチームはどうだったか。閉会式に参加できなかったチーム代表の最も気になるところだが、まあいい…

廃材と丸太ずしりと春が来た(あ)

【今日の一枚】廃材と丸太。 教え子が廃材を運んでやると言ってきた。ありがたいねえ、私が薪の調達に苦労しているのを覚えてくれてたんだ。 きょう(2/5)、仕事を終えたら廃材を積んで届けてやるという。暗くなったら作業もしづらかろう、もし暗くなるようだ…

ストーブのぬくぬくと灰山となる(あ)

こちらは春遠からじの心境だが、今頃雪国はまだまだ一面冬景色なんだろうな。 そんな気持ちで、久々に陸奥新報コラム「冬夏言」を開いてみた。 雪のほぼ降らない伊豆に住んで10年になる。今ではすっかり雪のない生活に慣れてしまった。 青森地方気象台による…

一斉に北窓開き富士の嶺(あ)

若い人が昭和の歌に惹かれるという。メロディや歌詞が判りやすいから、ストンと心の中に入ってくるらしい。 歌に限らず、画もまたしかり。 私は昭和28年に生まれて今の令和を生きている。これからどこまで令和の時代が続くか判らないけれど、令和には何の思…

春来たよ出て来い枝の中の虫(あ)

【今日の一枚】枝の穴から出てきた(追い出された)幼虫。 薪ストーブの焚き出しを割っていたら、割った枝の中から白い幼虫が出てきた。何の木かも判らなければ何の虫かも判らない。 【書】「敗亡」ハイボウ(No.1,325) 「①敗れほろびる。②敗れ逃げる。敗北。…

二月来て巨木や樹齢三百年(あ) 

【今日の一枚】神社のクスノキ。 家から市役所本庁に向かう途中に小さな神社がある。塞神社という。 そこの境内にクスノキの巨木がある。推定樹齢は300年を超えているといわれるが天然記念物の指定は受けていない。 丈のあるトラックや路線バスの走行に支障…