いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

春嵐辻の制服指導員(あ)

 夜19:00〜某組織の定例会があって市役所まで出向く。

 冒頭、組織の代表が「新年会」についてひとくさり。

 新型コロナ蔓延の影響でしばらく休止していた新年会を復活することができてとても嬉しい。会が予想以上に盛り上がってさらに嬉しい。さぞかし親睦も深まったことでしょう。

 そう、親睦は確かに深まった。これまで声をかけてこなかった人が今日行ったら声をかけてきた。私の名を呼んで席に近づいて来る。

 今度の駅伝大会で同じ交差点を担当するペアの方である。車を駐める場所が例年と異なるのでご注意を、とのことだった。

 異なるも何も、私は今年が初めてなので、足手まといになるかもしれませんがよろしくお願いしますと答えておいた。

 一席設けて親睦を深めるというやり方は昔からある。人はそれを「ノミュニケーション」と呼んだりする。が、それは、酒が好きな人には結構でも、酒が苦手な人には苦痛この上ない。なんで飲めない酒を飲んでまで親睦を深めなければいけないのかと思う。だったら家で家族と過ごしたほうがよほどいい。

 そういう人は、この世に酒など無かりせばさぞかし心は「のどけからまし」なんだろうな。

 これまで酒でどれだけ辛酸を舐めてきたことだろう。酒にまつわる失敗談には事欠かない。

 何を隠そう私は、これまで平塚以西の東海道を一駅残らず制覇したことがある(ちっとも自慢になりません)。

 中でも函南駅で降ろされた時などは(自分で勝手に降りたくせに)、真っ暗闇の中で上り始発を待ったことがある。駅員に一晩寒さを凌げる場所がないかと訊いたら、「函南は何もないどうして先の三島まで乗り越さなかった」と逆に言われた。まさか駅員にそんなことを言われるなんて思わなかったから面食らった。

 その日は確か雨が降っていた。横浜で呑んで熱海を過ぎたら雨が止んでいた、と思ったら、電車は丹那トンネル通過中だった。しまった、やらかしたと思って飛び降りたのが函南駅だった。駅周辺は真っ暗闇で何もない。で、上り始発が到着するまで雨のホームを行ったり来たり走ったり。疲れたけど寒さをしのぐにはそうするしかなかった。とほほの思い出です。

 その縁があったかどうか知らないけど、今はこうして伊豆を終の住処と決めて暮らしている。

 今思えば、あのときから見えない糸で操られていたのかもしれない。

 

【きょうの一枚】交通指導員の制服。

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 市から貸与された制服。これを着て駅伝大会の交通指導をやる。

 それが終わって息つく暇もなく、今度は地元高校の持久走の辻に立つ。

 かと思えば、次は新たに入園する幼稚園児の交通指導に出向く。

 そうこうするうちに定例総会がある。

 などなど、ほんと、休む暇がない。バイクにまたがって転けている場合ではない。

  

【書】「遽」キョ・にわか(No.1,667)

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 辶と、音を表す〓(キョ。遽から辶のパーツを取り除いた形。うろたえる意→懼)とで、あわてて行く意。ひいて「あわてる」「すみやか」の意を表す。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版) 

 

【ディジタル画】『坊つちやん』その26(No.1,107)

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 敬愛する漫画家・谷口ジロー氏の描く坊つちやんを模写。幼い面影が残る容貌に口髭を加えた。それでもまだあどけなさが残る。大人になりきれない坊つちやん、そういった感じで描いてみました。

 

【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.387)

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 明治の浮世絵(錦絵)です。赤色が際立ってます。

 本来の浮世絵美人とは異なって、明治も終わり頃になると描写もだんだん写実的になってきます。西洋で発達した油絵の技法が日本にも否応なく入り込んできた頃でしょうか。

 

【タイムラプス】令和6年1月30日(火)6:37〜10:13の伊豆長岡の空。26秒。

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