いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

 栗の花雨に打たれて死んだふり(あ)

#いずぃなり2026_06


【きょうの1枚】

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 マスクをし忘れて自宅車庫前まで戻った。雨が降っていて、そういうときは、たいがいバイク(愛車カブ)に跨らないのだが、カレンダーで「6」の付く日は「カメさんデー」と言って、酒類以外、普段の価格の1割引きとなる。賢い純粋年金者はその日を狙う。

 1割引きはでかい。私は消費者としてはあまり賢くはないが、珈琲豆など、なるべく日持ちのするものをその日に買うことにしている。

 で、出かけた。途中、マスクをしていないことに気づき引返す。マスクをしているしていないという点ではお店の対応がコロナの蔓延より少し厳しくなくなっているようだ。とはいえ、それでも私はお店などの人混みではマスクをするようにしている。コロナの飛沫が再びはびこらない用心のためにマスクは欠かせない。

 「6」と「16」は自粛したから、「6」の付く日はしばらくそのスーパーに行ってない。それが気になっていた。てか、まんまとそのスーパーの術数にハマっている。

 雨で車庫前のグレーチングの鉄板が濡れていた。加えて一帯は緩やかに傾斜して滑りやすくなっている。つるりと滑らんばかりになっているのだから、雨に濡れて滑らないわけがない。タイヤを乗っけたら思った通り転けた。スローモーションだ。それ見たことかと言わんばかり。うちの車庫の前でよかった。隣り近所に醜態を晒さなくてよかった。

 よかったが、新たな裂罅が疼く。これじゃ熱い湯船に体を沈められない。ああ、生傷が絶えない。両脚と両肩の傷が治る以前に新たな傷が生まれる。まるで「ゴルゴ13」みたいだ。

 それにしても不思議なのは、市販の黄色いごみ袋。あれが売り場からある日忽然と姿を消した。すぐに復活すると思ったが待てど暮せどなかなか復活しない。裏で誰かが操作しているとしか思えない。あんなゴミ袋など、この世からなくなろうはずがない。

 

【ディジタル画】

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「そごさ ながまって け。」(そこで 休んで ください。)の意。

 

凌霄の花の手入れを持て余す(あ)

#いずぃなり2026_06

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 台風の動きが活発になる前にバイクを動かそうと思って走らせた。ら、坂を下りようとし転けた。

 車庫の真ん前。車庫の前のグレーチングが雨に濡れて滑りやすくなっていた。

 ああここに乗っかってブレーキをかけたら滑ると思ったら果たして滑った。

 隣近所に知られると恥ずかしいからひた隠そうとしたが、バイクの下になった脚が抜けない。雨の中で足掻いたら、脚が抜けた。いかに家の前だからといって、いや、だから余計に家の前で足掻くのは知られたくなかった。

 久々にカメさんデーで買い物をしてから日帰り温泉に行こうと思った。が、熱い湯に新たな傷が疼きそうでやめた。

 転けたのこれで何度目だろう。ああ生傷が絶えない。


【きょうの一枚】

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 明日も雨。ならばきょうと決めて日帰り温泉温泉にバイクを走らせたのだったが、途中でマスクを忘れて取りに戻ったら、転けた。車庫前の濡れたグレーチングにタイヤを取られた。滑るかなと思いつつ怖ず怖ずタイヤを乗せたら、そのとおり滑った。別に期待した訳じゃないが、結果としてそうなった。またしても右側。どうも右は苦手らしい。

 画像はスウェーデンと1対1の引き分けに終わったシーン。点が動いた直後に撮った。転がったバイクはバックミラーの向きを整えるだけで他は無傷だった。

 勝てた試合だったな。戦況を振り返る。途中交代で退いた堂安の顔には不満が色濃く滲んでいた。あんな堂安の顔を見るのは初めて。いい動き出しをしていた。久保がいない分、自分が動かなければいけないと思っていたのだろう。戦う相手にとって最も気になる存在だった。交代して胸を撫でおろしたのはむしろスウェーデン側だったかもしれない。

 対して伊東純也は与しやすかった。遅れて投入された長友選手は過去の人である。この時点で日本はスウェーデンと引き分けの道を選んだ。

 なぜ堂安を続けて用いなかったのだろう。スウェーデンとの引き分けをよしとしたのだろうか。

 

【ディジタル画】

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「なしえ そやってやるんだば。」(なぜ そんなふうにやるの?)の意。

 

紅い血をこぼし乱れて夾竹桃(あ)

 #いずぃなり2026_06


【きょうの一枚】

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 去年の夏、大変世話になったハンコ屋。事情を言ったら支払いを待ってくれた。それが気持ちよくて、いい気になって実印と銀行印と認印の三種類も気前良く拵えた。おまけに実印の印鑑登録までやった。お金の問題じゃない、気持ちの問題だ。旧商店外の角にある。

 このハンコ屋の筋向いにコンビニがある。初期の日帰り温泉の行き帰りによく立ち寄った。あのころは入浴料が400円になったばかり。コピー機などコンビニにまだ置いてなかった。それがどうだ。C端子を差し込むだけで、iPadで作った文書を簡単に印刷できてしまうではないか。もちろんMacの文書をだ。WindowsだMacだなんて言ってられなくなってきた。やっとMacの出番がやってきた。これならスマホで撮った画像も光沢紙で印刷できてしまう。家庭に印刷機は要らなくなった。夜中にサンダルを突っかけてコンビに走らなくてもいい。

 これでiPadひとつあれば、家で仕事ができるようになった。体調不良を推して満員電車に乗ることもない。ゆったり朝風呂に浸かりながら淹れたての珈琲が飲める。しあわせだなあ。僕は君といるときがいちばんしあわせなんだ。

 

【ディジタル画】

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 東海林さだお氏。園山俊二氏、福地泡介氏らとともに創部間もない早稲田大学漫研を背負った。2026年4月5日死去。享年88。「漫画を描いている時が、一番楽しいんですよ」だって。とか何とか言いながら、人に見せたくない辛さもあったんじゃないの?

 

黙す老夫婦かな百日紅(あ)

 #いずぃなり2026_06


【きょうの一枚】

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 菊池寛の一筆箋。たくさんの動物に囲まれている。菊池寛が燻らす紫煙がハート型なのは女性ならではの発想。男は絶対にハートを描かない。少なくとも私にはハートを描くという発想がない。

 女性は女性らしく描く。男性は男性らしく描く。何が女性的で何が男性的か。そんなの、どっちだっていい。私は男だから、男らしく描く。ただそれだけ。


【ディジタル画】

 執筆中の佐藤愛子氏。絶やさない笑顔も素敵だが、執筆中の凛々しい顔も素敵。

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 「九十歳 何がめでたい。」と言っていた佐藤愛子氏。言われてみれば、めでたくも何ともない。努力もしないでただいたずらに一つ年を重ねたに過ぎないだけじゃないか。いや、努力はした。前述のエッセイが100万部超えの大ベストセラーになったではないか。

 そんな彼女も、2026年4月29日に死去。人生100年時代と言われて久しい中、102年も生きたのだもの、大往生を遂げたと言ってもよかろう。

 漫画家の東海林さだお氏が亡くなったのはネットで知っていた。が、佐藤愛子氏のそれは知らなかった。不覚。どちらも当文藝誌で訃報を知った。

 東海林氏は、園山俊二氏、福地泡介氏とともに早大漫研出身。トキワ荘もそうだけど、やはり周囲に切磋琢磨する同志が存在するのは大きい。独学は気楽だけど、周囲にぴりぴりする緊張感がない。

 

 

 

 

 

 

 

 

背伸びして泰山木の花白し(あ)

#いずぃなり2026_06


【きょうの一枚】

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 公民館前の花壇。土を耕すだけでいいと思ったら、違うんだって。耕した土に穴を掘って移植するだけでいいかと思ったら移植する前に肥料を施すんだって。それも、やたらめったら肥料をやればいいというものでもないらしい。やる肥料にも種類がある。雑草も抜いちゃいけない花草も区別のつかない私だもの、危なっかしくて仕方がない。兼好法師じゃないけれど、「先達はあらまほしきもの」にかぎる。

 W杯チュニジア戦。優勝候補オランダとあれだけ善戦した我が日本代表なのだが、油断をすると弱小チームにコロリとコケる弱みがあった。今回はそれが当てはまりそうでいささか心配だったが、試合開始早々に鎌田が得点したところで日本の勝利を確信した。安心して日帰り温泉へ行ける。

 最寄りスーパーで買い出し中に4対0で大勝したと聞いてホッ。日本が勝ったか。久保選手のリタイアがだいぶ話題になったけれど、私はまだ堂安がいるからと安心した。だけど、まさか4対0の大差で勝つとはねえ。日本のサッカーも強くなったもんだ。

 あの、伊東純也選手が神奈川の逗葉高校出身だとは知らなかった。だから何。

 あいつはすごい才能を持っている。その才能を見出した監督さんもすごい。みんなみんなすごい人ばかりだ。


【ディジタル画】

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「なすてや そえでえがべあ〜。」(どうしてですか それでいいでしょ。)の意。

入梅やりローカル線の軋む音(あ)

#いずぃなり2026_06

 auの出店へ行ってiPadを交換するつもりでいたが、雨が振っていたのでやめた。明日、雨が上がってから出直すことにした。w杯のチュニジア戦もあることだし、M4エンジンの凄さをこの目で確かめたかったが、雨に傘を差していくほどでもないと思ってよした。


【きょうの一枚】

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 文芸誌今号の付録その1。昭和30年代に起きた「スチュワーデス殺人事件」で話題になった記事を会社の地下資料室から編集長が自らさがしてきたという。

 もう一つの付録は、菊池寛の一筆箋。こちらは確か3度目。「画 オカダミカ」と刻印されてある。だから、出会いは3度目のはずだが記憶にない。活字文化の勢いに押されたか。活字文化が、漫画文化よりも格上だという認識がどうしてもつきまとう。

 菊池寛なら誰でも知っているが、菊池寛という人物を描いた人が誰かは誰も知らない。画なんてそんなもんだ。源頼朝を描いたのも西郷隆盛を描いたのも、誰がどんなふうに描いたか、今となっては知るよしもない。

 

 【ディジタル画】

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「とっからがってまる。」(こんがらがってしまう。)の意。

 

 

沢蟹にはさみかざしてすごまれり(あ)

#いずぃなり2026_06

 手持のiPadの調子が悪い。で、予約なしで最寄りのau出店ショップに駆け込んだ。

 そうしたら、本日は予約がいっぱいで説明も訊けないという。別の日に改めて予約を取るように言われた。平日だよ。そんな人いるの?

 「Windows95」の発売日に徹夜で並んだ昔が懐かしい。あの頃は猫も杓子もパソコンパソコンだった。

 今はどこも閑古鳥。冷蔵庫、洗濯機、掃除機・エアコンが飛ぶように売れても、パソコンは誰も買わない。デジカメなんて見てみな。スマホのカメラ機能で十分だから、デジカメ売り場なんて素通りさ。

 不具合のiPadをどこに持っていけばいいんだろう。そう思ってauショップに駆け込んだら予約で埋まっていると言われた。私が知りたいのは、個人名を刻したのでも下取りできるかということ。だけど、だめだよなあ、ふつう。


【きょうの一枚】

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 どこへ隠れようとしているのだろう。と見ていたら、奴さん、玄関脇の外水道の茂みに姿をくらました。うん、逃げるとしたらそこしかなかろう。いいところを見つけた。しかし、そこはかつて蝮が逃げた場所だよ。いいのかい?


【ディジタル画】

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「どすきなてらんだがさ。」(どうするつもりでいるのか。)の意。

 これまでいろんな描き方を独学してきた。浮世絵・錦絵・影絵・墨絵・線画・挿絵などなど。

 まだまだ学ぶべきところはたくさんあるけれど、そう言ったら漫画を描くタイミングを逸してしまう。これまでの蓄積があるはずだから、それらを生かしながら実践を積み重ねていこう。あと何年この世にいるか判らないけれど、下手は下手なりに描いてこの世に生きた証を残すんだ。

 劇的でなくてもいい。

さりげない、だからこそかけがえのない一日を、ちばてつや氏の「のたり松太郎」のように記録していこう。