【きょうの一枚】倒木の現場。
図書館から借りてきた書籍の頭注に目を通していたら、「倒木が道を塞いでいる」と通報があった。
通報を受けて現場に駆けつけたら、軽ワゴン車の方が墓参用の寺の駐車場に車を停めて、雨の中、素手で倒木をどかしていた。
ここだ、私がバイクで転けたのはここだ。
そう思いながら、駐車場にバイクを停めていたら、バキッという音がした。素手の方が道を塞いでいる倒木の枝を豪快に折った音だった。「これで通れる」と言い残してその方は車で坂道を上って行った。えっ、こんな太い枝を素手で折ったの? 折った枝は? 折った枝は滑ってきた斜面の藪に放り投げてあった。
見たら倒木は根っこが腐っていた。立ち枯れた古木が雨にそぼ濡れて支えきれなかったものと見える。
私は、てっきり寺の敷地だと思って寺の玄関に走った。そうしたら、若い住職さんが出てきて言った。「そこは寺の敷地ではない」。
でも住職さんは、小屋からチェンソーを出してきて倒木の幹を伐ってくれた。
私は以前、防犯カメラ設置のことで住職さんとお話したことがある。それで住職さんは私のことを知っていた。だからチェンソーを出してくれたのだと思う。
助かった。これでひとまず安心した。
明日改めて役所へ行って倒木のことを告げよう。
それにしても雨は止む気配を見せない。
この分だと、地震の被害に見舞われた能登半島は雪だべか。
倒木の暫定処理を終えて公民館に顔を出した。
そうしたら、老人会のスタッフの一人に、家ににごり酒があるけど飲むかと訊かれた。
飲む飲むと二つ返事。
にごり酒は、この正月に飲もうと思って買っておいたやつだという。
なんだ、にごり酒というから、てっきり自家製の◯◯ろくかと思ったら違った。でも飲む飲む。
夕方、同じ方からまた連絡が入った。にごり酒を用意してあるから取りに来いという。
ええ、行きましたよ、にごり酒を飲みたくて取りに行きました。
その方です、私に倒木のことを教えてくれたのは。
【書】「嬰」エイ・みどりご(No.1,658)
女と〓(エイ。嬰から女のパーツを取り除いた形。つまり、貝を左右に二つ並べた形。貝で作った首かざり)とで、女性が首かざりをつける意。ひいて、かける・つなぐ・めぐらす意。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版)
【ディジタル画】『坊つちやん』その17(No.1,098)
赤シャツ(教頭)に船釣りに誘われる坊つちやん。画学の教師・野だいこも一緒。
赤シャツが野だ(野だいこのこと)に云う。「あの松を見給へ、幹が真直ぐで、上が傘の様に開いてターナーの画にありさうだね」。野だは「全くターナーですね。どうもあの曲り具合つたらありませんね。ターナーそつくりですよ」と心得顔である。
ターナーとはどんな画家なのか。ネットに当たってみた。そうしたらすごい。すごい風景画だ。その風景画の一つを模写しようと思ったが、あまりに凄すぎてディジタル画ではとても表現できそうにない。で、ターナーの横顔自画像にした。
鉛筆で描いたようだけど、私は鉛筆ではなく直接ペンで描いた。
【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.378)
江戸の変体仮名第41弾。「る」の部。
浮世絵に描かれた鼠小僧次郎吉。鼠小僧次郎吉は実在の人物で、処刑された刑場は「鈴ヶ森」と「小塚原」の二説ある。墓は墨田区の回向院。
【タイムラプス】令和6年1月21日(日)7:16〜9:53の韮山方面の雨空。39秒。
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