いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

火だるまになりて秋刀魚の荒ぶれる(あ)

今日の6校時、グランドで学校祭体育の部の全校練習があった。炎天で風が強く、グランドに砂塵が舞う不良のコンディションだったが、そんな中でも子どもたちは、玉入れや、大玉運び、ムカデ競走の練習に精を出した。大玉運びの練習をしている子の帽子が風で飛…

日焼せし紙の似顔絵若若し(あ)

今日の4校時に、予告なしの抜き打ち避難訓練があった。先生方にも知らせていない。知っていたのは管理職と係りの先生だけ。そのとき私は3年の子の音楽の授業に一緒に出ていて、その子の所属する親クラスの子たちと避難した。火災を知らせる緊急一斉放送があ…

朝顔やかけつこの子は風の中(あ)

大場の病院で定期検診。仕事を終えて、そのまま病院へ向かう。行くと20台ほど駐められる駐車場はほぼ満車で、当然、待合室のベンチも混んでいた。立って待っている人もいた。 水曜の午後診察はともかく混む。それを一人の医師が診ているのだから開業医も大変…

死んだふりせずともよろし鉢りんご(あ)

昨日から二学期が始まった。一年前の8月28日は、私が壇上から全校生徒に挨拶をした日。定めれれた勤務は9月1日からだったが、当時の校長先生に、始業式で子どもたちに紹介するので一言お願いしますと頼まれた。あの時は、大人も子どもも誰彼なく挨拶する文化…

ひと山の剪定の枝秋木洩れ(あ)

【写真】柿と甘夏の枝の剪定。 これは昨日の午後の様子。柿と甘夏の枝が南隣のフェンスを越えて伸びていたので、越境していた枝をちょん切った。ついでに、今回作った薪小屋と甘夏の間に、まだ出番のない9センチ角材を2本横たえてみた。薪をこっちに積み上げ…

居を捨てていづくや秋の女王蜂(あ)

【写真】コガタスズメバチの初期巣。 廊下窓の庇にコガタスズメバチの巣ができていた。コガタスズメバチの巣は、最初は女王蜂が1匹でせっせと巣作りをするという。今はこうしたオシャレなランプシェードのような形をしているが、これがやがて徳利を逆さにし…

新盆の未亡の人の手酌かな(あ)

【写真】鮎の南蛮漬け。 朝いちばんに鮎の南蛮漬けを作り、平塚への持ち寄り一品とした。鮎の南蛮漬けを作るのは今回が初めて。レシピは滋賀漁連のがネットにあったのでそれを参考にした。鮎は、8/14に鮎釣り体験に参加した(参加者は私1名)ときにお世話に…

薪小屋に休める子らの夏終わる(あ)

昨夜、台風20号に刺激された雨雲が伊豆にも豪雨をもたらし、それが今朝まで続いた。その時の空模様は、今日のタイムラプスに示す通り。雲が西から東へ激しく流れている。東から西へ進んだ台風12号の時は雲は逆に流れていた。その雨も午前8時過ぎには止んだ。…

薪小屋の帆布に白雨の雫かな(あ)

台風20号の影響で、今日の伊豆は朝から雨が突然強く降ったり弱まったり止んだり、かと思えば青空が見えているのに雨が降ってきたりと、非常に不安定な天候だった。さて、そんな中での薪小屋作りも今日で4日目。昨日、一二三荘の帰りに修善寺のホームセンター…

屋根未だ張られぬ小屋や蝉時雨(あ)

気がついたら、ブログ投稿数が昨日で2,006になっていた。だからといって、これといった感慨もない。毎日書き続けていればいずれは通過する数字、くらいにしか思っていない。それよりも、毎日書き続けること、そのこと自体に我ながら狂気めいたものを感じない…

名月の来て四阿に酒運ぶ(あ)

薪小屋作り2日目。なんだが、まずはゴミ捨て。朝いちばんで庭草を詰めたゴミ袋をゴミ集積所までバイクで運ぶ。ゴミ袋は19袋。それに今日出た家庭ゴミを加え、全部で20袋。これを2箇所のゴミ集積所まで分けて運んだ。バイクで一度に運ぶのは2袋が限度。で、2…

ペンキ塗りたて秘密基地残暑かな(あ)

昨日、カミさんが孫を連れて来るはずだったが、来たのはカミさんだけだった。孫は急に用事が入ったのだという。ミニバスケの練習試合か何か入ったのだろうか。よく判らないが、これで今日と明日、一人で孫の面倒を見なければならなかった憂鬱がキャンセルに…

木通の実曲がれるよろし風青し(あ)

昨日遊びに来た横浜の呑兵衛ランナーに頼んで、薪小屋用の木材をホームセンターから軽トラで運んでもらった。ホワイトウッドの2×4材12本と杉板1束10枚。ホワイトウッドは加工しやすいぶん脆い。雨ざらしになる薪小屋にはふさわしくないと思ったが、ペンキを…

秋風や遙かの尾根へ庭抜ける(あ)

午後7時、横浜から呑兵衛ランナーが、五島列島マラソンの賞品だという焼酎をぶら下げて会いに来てくれた。つまみに私の大好物の鮭とばも持って。嬉しいね。ありがとう。 一二三荘からいただいた冷凍鮎のうち、やや小粒なのを12尾ほど解凍して唐揚げにしてみ…

松ケ枝の剪られ秋風小夜の風(あ)

昨日に引き続き、庭の草取り。今日は45L袋3袋まで。残っている袋がそれしかなかった。袋を買って来たので、続きは明日またやります。 【写真】剪り落とした松の枝。 昨日、車庫の波板屋根よりも下に垂れていた松の枝を剪った。車庫に出入りするのに頭が松葉…

刈草の山に放たれ麦藁帽(あ)

蝉の鳴き声にツクツクボウシが混ざるようになった。いよいよ夏も終わりの兆し、のはずだが、まだまだ暑いよ。こんなに暑くては庭の草取りもやる気が起きないが、来週はまたまた孫が来るし(19日〜22日まで4日も。うち、20日と21日はカミさんが仕事で休めない…

月草の露青空を煌めかす(あ)

【写真】庭のツユクサ(露草)。 この花は、朝咲いて昼にしぼむ。朝の雨上がりに撮った写真がいまいちで、昼にもう一度撮り直そうとしたら、もう花はしぼんでいた。ツユクサは古くは「つきくさ」と呼ばれ、「鴨跖草」の字が当てられる。実際、このパソコン(M…

おとり鮎そを輝かせ力尽く(あ)

午前中、念願の鮎釣り体験をした。狩野川の鮎釣りは、伊豆と藤沢を行ったり来たりしている頃からの夢だった。それが、一二三荘のご縁で今日ようやくその夢がかなった。一二三荘が鮎釣り客の定宿であることは以前から知っていた。ただ、鮎釣りグッズ一式を揃…

甘夏の実の青青と雨を吸ひ(あ)

【写真】庭の甘夏。 朝、カミさんがつけたテレビに、『魔女の宅急便』で知られる児童文学作家の角野栄子さんが出ていた。鎌倉のご自宅や庭も紹介され、庭の甘夏に、愛おしそうに手を触れていたのをたまたま見て、ちょいとその仕草を真似てみた。少年少女の夢…

伊豆半島驟雨の端を北上す(あ)

【写真】壊れた液晶モニターと今日買ったモニター。 昨夜、孫娘が布団を敷こうとして押入れから布団を取り出そうとしたら、乗っかった文机の上でバランスを崩し、はずみで液晶モニターを倒してしまった。前につんのめった液晶モニターをすぐに立て直したが、…

吉兆もて来たるや白き雨蛙(あ)

昨夜遅くに孫を連れてきたママは、朝6時に孫を私に預けて仕事に出かけて行った。カミさんからは、横須賀から直接そっちへ向かうとの連絡を受けていたが、何時に着くかは知らせてきてなかった。でもまあ、少なくとも昼飯前には着くだろうと踏んで、孫とカミさ…

吉兆もて来たるや白き雨蛙(あ)

昨夜遅くに孫を連れてきたママは、朝6時に孫を私に預けて仕事に出かけて行った。 カミさんからは、横須賀から直接そっちへ向かうとの連絡を受けていたが、何時に着くかは知らせてきてなかった。でもまあ、少なくとも昼飯前には着くだろうと踏んで、孫とカミ…

貸切の子ら湯飛沫の鮎の宿(あ)

薪を電話で注文した。 注文したのは、ピザ窯をバスに積み、あちこち移動して焼きたてピザを販売する方のお店。そのバスが田京のホームセンターに来たときに一度だけコーヒーを飲んだことがある。ユニークな販売に興味を持って、帰宅してホームページを覗いた…

越後より戻りいよいよ百日紅(あ)

【写真】庭のサルスベリ(百日紅)。 新潟の呑兵衛旅行から帰って来たら、庭のサルスベリがいい按配に愛で頃になっていた。サルスベリの隣にムクゲ(木槿)があり、ムクゲはもう花の時期が過ぎてポツリポツリとしか咲いていないが、この2本の庭木の枝がとも…

名匠の彫り跡深き残暑かな(あ)

新潟呑兵衛旅行3日目。 2日目宿の岩室温泉から関越自動車道を南下し、魚沼市の西福寺へ向かう。ここには石川雲蝶の彫刻と襖絵が残されている。 石川雲蝶の名を私は知らなかった。案内によると、石川雲蝶は文化11年(1814)江戸雑司が谷生まれというから、歴…

良寛の覚悟蜩鳴き誇る(あ)

新潟呑兵衛旅行2日目。 昨夜泊まったホテルから眺める日本海は、今朝は荒波も収まり凪いでいた。昨日、遊泳禁止だったホテル前の海水浴場は禁止が解かれ、海水浴目当ての親子連れは、ホテルの前で浮き輪に空気を入れたりしていた。 朝食後、まず向かったのは…

夏ゆくや謙信公の字大らかに(あ)

毎年恒例の呑兵衛旅行。今年は新潟。 伊豆から始発で東京駅へ向かい、東京駅で横浜からの仲間3人と合流する。 東京駅の新幹線口では小さい子が多く見られ、じぃじとか、ばぁばとか言う声が聞こえる。じぃじやばぁばは、これから孫を連れて田舎に行くというふ…

幼子の墨擦る朝の風死せり(あ)

孫たちはママに、「(伊豆へ行ったら)じぃじにプールに連れて行ってもらいなさい」と言われたとかで、しっかり水着を用意していた。 プールは最寄りの駅から少し修善寺寄りのところにある。家から歩いて20分ちょっとだが、プールを利用するときは大抵カミさん…

孫描ける川青青と暑気払(あ)

カミさんの車で孫が遊びに来た。昼を食べてからそちらへ向かうと連絡があったので、午前中は頑張って庭の草取りをすることにした。こういうことでもなけりゃ草取りなんてやる気が起きない。お盆の前に墓周りをきれいにしておくようなものでしょうか。草取り…

橋涼み遊び心も老の中(あ)

【写真】太鼓橋、のようなもの。 増設洋間入り口のコルクマットのジョイント部分が、何かしらの加減でめくれてきた。今はそれを別のマットで覆い隠しているが、この前、ふと、どうせ覆い隠すなら、そこに玉砂利を敷いて太鼓橋を渡したらどうよと考えた。いわ…