いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

きらきらと遠くの山も夏の雨(あ)

【きょうの一枚】「クリーンセンターいず」。 雨の中、ゴミ処理センターの見学に行ってきた。 このゴミ処理センターはお隣の市にあって、2市で共同出資して建造され、今年1月から本格稼働を始めた。ゴミを燃やす火力で発電するようにもなっている。 会議室の…

梔子の花八重に咲く坂の家(あ)

【きょうの一枚】ヤエクチナシ(八重梔子)。 踏切脇のコンビニへ行く坂の途中に咲く。梔子は梔子でも、花びらがたくさんついてるから八重の梔子。 ♪今では指輪も回るほど 痩せてやつれたお前の噂♪ 渡哲也が歌った「くちなしの花」。これが自然と口から漏れる…

ラーメンの汁たつぷりと雲の峰(あ)

文芸誌に載っている作品の模写を続けている。 文芸誌を広げながらずっとパソコンの画面を見ているとキーボードの打ち間違えが多くなってくる。それは、取りも直さず少し休めという合図。 そんな時はパソコンのすぐ後ろの障子を開けて庭を眺める。そうやって…

黒豆を煮てぷにぷにと梅雨晴れ間(あ)

南隣家では二匹の犬を飼っている。 上がメスの「カナちゃん」で、下がオスの「マルちゃん」。マルちゃんは去年からお隣の家族に加わった。 この新顔のマルちゃんがやたら吠える。私の顔をまだ覚えていないと見えて、私を見ると噛み付くように吠える。やんち…

梅雨晴れ間行商もまた車にて(あ)

今、文芸誌で『七階から愛をこめて』という柚木麻子さんの作品を模写している。 この作品は日本橋三越が舞台になっている。行ったなあ日本橋三越。今年は創業350年になるんだって。へええ。 デパート入口に巨大なライオンの像が横たわっている。子どもの頃こ…

河鵜にも河鵜の矜持ありにけり(あ)

私はホンダのスーパーカブに乗っている。免許が切れてしばらく乗らない状態が続いていたが、先週水曜に免許更新手続きを終え、翌木曜から再び乗るようになった。 ところが、前のランプが点かない。どうしたもんかと思って柄本明似のおじちゃんがやってるバイ…

駅ホームちりん風鈴鳴り渡る(あ)

【きょうの一枚】駅ホームの丸柱に躍る「世界遺産」の文字。 三日前、東部免許センターに行くときに撮った。 一つ隣の駅が「韮山」で、世界遺産に昇進した(?)反射炉目当ての観光客が間違えて一つ手前の駅で降車してしまうのだとか。それを避けるために設けら…

夏用の制服腋の青の滲み(あ)

【きょうの一枚】自転車教室。 自転車教室は地元の小学校で行われた。対象は4年生。 該当交通指導員の集合は午前11時。夏制服を着用し、復活したカブにまたがって颯爽と出かける。 行ったら、既に警察官が4人ほどいらしていた。てっきりグランドでやるものと…

パソコンを切らずそのまま梅雨晴れ間(あ)

【きょうの一枚】自宅でマックOSをアップデートしているところ。 マックOSをアップデートせよと案内があった。で、アップデートに必要なパッケージをダウンロードしていたら、コピー機業者から電話が入った。使用カウンターをチェックするので公民館を開けて…

バスの数すかすか山頂梅雨晴れ間(あ)

【きょうの一枚】免許センターのバス停。 今日ようやく時間が取れて免許更新の手続きをした。 免許更新は免許センターで行う。地元の警察署でもできないことはないが、免許を手にするまである程度の日数がかかる。免許センターだとその日に免許が発行される…

手作りの花器彩つて夏の花(あ)

【きょうの一枚】手作り花器に挿した生花。 きょうは某委員会主催の花器作り講習会。手作りの花器はペットボトルでこしらえた。 講師の先生が用意してくださった化粧紙でペットボトルを包み、キラキラリボンで口を結ぶ。と、あら不思議。ペットボトルとは思…

凌霄や曇れる空を支へをり(あ)

今日も免許更新に行けなかった。 午後3時25分に移動スーパーが来るため、公民館に待機していないといけない。待機しなくてはいけないという約束はないが、トイレを貸してくれと言われたときのために玄関の鍵くらい開けておかないとと思って出かけた。 移動ス…

炎天や公民館の影法師(あ)

公民館前の花壇整備の手伝いをしようと思って出かけたが、途中でマスクをし忘れたのに気づいた。なんかやけに口もとが涼しいなと思ったらマスクをしていなかった。 家に戻ろうとしたら、近所の人が軽自動車にゴミ袋を大量に積んでいた。訊くとこれからゴミ処…

はしゃぐ子もはしゃがない子も夏休み(あ)

勢いに任せて、今度は諸田玲子著『天下祭』を模写している。 模写して判るのは、かなを漢字変換するときの違い。例えば、「おもいだす」と打つと、エディタが勝手に「思い出す」と変換してしまう。「ふしぎ」もそう。「不思議」と勝手に漢字変換してしまう。…

合歓の花あの人にただ逢ひたくて(あ)

市長の似顔絵を描いた。似てない。もう一度描く。やっぱり似てない。 次回の広報紙に載せようと思ったが、これじゃ載せられない。結局四度描いた。それで、なんとか載せられそうな絵になってくれた。 地元を歩いていると、「広報の絵、素敵ですね。毎回楽し…

サルビアの道海辺までまつしぐら(あ)

【きょうの一枚】市役所へ行くときに通る道。 市役所へ行くときにいつも通る道。花壇がきれいに整備されている。地域の方が小まめに手入れして育ててくれているのだろう。サルビアの赤い花が見事。 と、雨がパラパラ落ちてきた。空を見上げる。あれ? きょう…

いくつもの時代を流れ流れ夏(あ)

【きょうの一枚】曇天の下を流れる狩野川。 修善寺の学校に用があって電車で出かけた。ここの高校に夏祭りでの和太鼓演奏を依頼したら快く引き受けてくれた。それで、そのお礼方々、顧問と詳しい打ち合わせをするために出かけた。 私は、以前この学校に一年…

水打たれ街道辻の地蔵尊(あ)

Macアプリ「メモ帳」がご機嫌斜めで、何度電源を入れ直しても起動しない。そこで、やむなくiPadの「はてな」で直接ブログを書くことにした。 そこまでして、なんで毎日ブログを書くの? ここまで来たらもうやめられないですね。毎日書くことが知らないうちに…

ささやかな幸せ蛍袋かな(あ)

コミック誌「ビッグコミック」今号に「浦沢直樹インタビュー」が2枚半にわたって載っていて、それを興味深く読んだ。 浦沢さんといえば、世に「YAWARAちゃん」をヒットさせた漫画家として知られる。 その浦沢さんが新人漫画家にエールを送っている。「漫画家…

二階からただ眺めてる夾竹桃(あ)

大磯の孫娘からLINEが入った。 「八ツ橋を京都から送るね」 孫娘の修学旅行の土産に「八ツ橋」を所望してあった。それがカミさん経由で孫娘に伝わった。 土産代を本人に渡してないけど、カミさん、渡してくれたかな。 修学旅行か。そうか、もう中3になるん…

炎天や柵なぎ倒し古木跡(あ)

宮部みゆき著『氏子冥利』の模写を終え、引き続き西條奈加著『祭りぎらい』を模写している。テーマは江戸のお祭りで共通するが、語り口がそれぞれ独特で、読み比べると面白い。 こうすることが文章修業につながるかどうか判らないけど、やってて面白いからま…

夏木立雑木林の底力(あ)

子供しゃぎりの夏祭り練習を覗いた。 子供は元気だねえ。練習の前から鬼ごっこをして遊んでるよ。エネルギーが有り余ってるんだな。 今年は小学校へ上がる子が多いと聞いたが、その噂に違わず、きゃぴきゃぴ飛び回っていた。 久々に賑やかさが戻ってきた感じ…

コンクリの電柱しやきつと夏日射(あ)

カミさんが来ると、家事をいろいろやってくれるから助かる。 今日は2階デッキに洗濯物を大量に干してくれた。のはいいが、雨がぱらぱら落ちてきても、掃除機をがりがり動かしている。それにはさすがにむっときた。 そのとき私は庭で枯れ枝を電鋸で切り刻ん…

暗闇の怖さも知らず田の蛙(あ)

県警から免許更新を知らせるハガキが届いたのにまだ手続きをしていない。 田舎の暮らしは車がないと成り立たない。そのことをみんな知っているから、田舎では敷地に車を複数台駐められるようにして家を建てる。一家に一台では足りないことをちゃんと知ってい…

孫待てず李ぷくりと赤く落つ(あ)

宮部みゆき著『氏子冥利』の模写終了。文芸誌の表紙には「一挙140枚」とあるが、Macアプリ「縦式」の弾いた字数によると4万8137字。 次にどういう表現を持ってくるかを想像しながら取り組んだので、結構楽しかったし勉強にもなった。なるほどそうくるかと思…

空赤く染め群青の夏の富士(あ)

南隣家のさらに南側の空き地が売りに出たという情報を受けて、休み明けのきょう、不動産屋へ電話を入れた。 先週の土曜、南隣家のご主人が犬の散歩がてら管理事務所に顔を出したのが話の発端だった。私もたまたま別件で管理事務所を訪ねていて、それでご主人…

裏山の濁り残して出水川(あ)

この地区の住宅地は、狩野川が流れるすぐ近くの高台に開けている。 高台だから川土手が決壊しても洪水に巻き込まれる心配はない。が、そのかわり土砂崩れが心配。 もともとここは、別荘地として開発された土地だから、家の多くは斜面に建てられている。 斜面…

古木なぎ倒されてをり梅雨の朝(あ)

私はブログを毎日書いている。書き始めたのは伊豆を終の住処と定めた時だから、かれこれ10年にもなる。へええ、もうそうなるのか。 ブログの下書きには、Macの標準アプリ「メモ帳」を使っていた。Macパソコンの「メモ帳」で打ったものがiPhoneの「メモ帳」に…

轟々と目にも止まらぬ出水川(あ)

【きょうの一枚】ほとばしる雨水。 夕方になって、風雨が大型台風並みに強くなった。 雨水が川のように流れ落ちる坂道を降りながら踏切脇のコンビニに行く。晩酌の酒とつまみを切らしたのだ。 コンビニの店員さんってこんな大嵐でも出勤して、私のように食料…

夏祭り南部杜氏の酒に酔ふ(あ)

【きょうの一枚】清酒「桃川」。 「桃川」は昔からある青森の酒だ。地元のスーパーで見つけて買い置きしておいた。 青森は奥羽山脈を境に東と西で文化が分かれる。藩で行政区分された時代は、東の太平洋側は南部藩に属し西の日本海側が津軽藩に属した。日常…