いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

さくさくと薪積む庭の霜柱(あ)

【きょうの一枚】頼んだ薪。

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 薪を積んだトラックは午前10時にやってきた。こんなに早くやってくるの初めて。

 去年までは助手席に若いアルバイトみたいな子が乗ってきていたが、今年は状況が変わって外部の人も雇えない経済事情なのかもしれない。

 今日は煙突掃除のことを訊かれた。どれくらいの割合で煙突掃除してる?

 その前に煙突の種類を訊かれた。専門用語の理解が乏しいと判断したのだろう、優しく言い換えて同じことを質問した。それでも私はどう答えていいか判らなかった。

 で、今度は頻度を訊かれた。月一、それとも……。

 二月(ふたつき)に一遍くらいかな。この前やったばかりなので今度は即答した。

 そうか、あんなに乾燥した薪でもメンテナンスを怠ると煙突が煤で詰まってしまうんだ。プロの薪屋さんでも月一で煙突掃除をしてるのか。そりゃ大変だ。

 薪販売も楽じゃないねえ。奥さんに同情してしまう。よりによってなんでそんなとこに嫁いだの? 他に行くとこあったんじゃないの?

 例によって車庫にぶちまけた薪だけど、ここから庭の薪置き場まで運ぶのにえらい苦労した。腰を痛めた。

 最初のうちは、物珍しさも手伝って往復の回数を小石で数えたりしてたけど、いつの頃からかしなくなった。息を切らす回数で大体の見当がついたし、徐々に山が崩れていく具合でいくら往復したか推し量れたから。往復30回を超えると回数なんてどうでもよくなるんだよね。じわじわ疲労が積み重なっていくだけ。

 なんだかんだいって古稀だもんな。途中で休憩しないと体がしんどいわ。年を取るって、そういうことなんだな。

 

【書】「還」カン・かえる(No.1,663)

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 辶と睘(カン。まるい意)とで、ぐるりと一回りする意、ひいて、かえってくる意を表す。常用漢字は省略形による。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版) 

 

【ディジタル画】『坊つちやん』その22(No.1,103)

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 職場の中では、いちばん気心の知れたはずの山嵐とどうして喧嘩別れしなければいけないのか。

 要するに、一途なところが似ているからじゃないかな。喧嘩別れをしたいと思っているのは、別れたいからではなく、喧嘩に勝ちたいというただそれだけのことなんだろう。喧嘩をしたらどうなるという先のことも考えす、ただ喧嘩に勝てればそれでいいという、そういう人なんじゃないかな坊つちやんは。

 下女の清は、そういう大人になり切れない無鉄砲な坊つちやんが眩しくて仕方ないんだろうな。

 坊つちやんは山嵐と性格が似てるけど、どちらかといったらまだ山嵐の方が世間ずれしてる、かな。若い頃『坊つちやん』に触れた時は、ちっともそんなこと感じなかった。世間ずれしない純粋な一本気さがカッコよかった。そう思うようになったなんて、おれも年を取ったな。

 ここに「韋駄天」が登場する。坊つちやんが親父の葬式で使った寺の座敷に掛かっていた懸物に描かれた怪物によく似ているのだそうだ。「韋駄天」は、足が速いことで有名な仏法守護神であることは知っていたが、その形相までは知らなかった。それで調べたら、こんな顔が出てきた。へええ、「韋駄天」ってこんな顔してたんだ。いやあ、勉強になります。

 

【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.383)

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 江戸の変体仮名第46弾。「ゑ」の部。

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 明治の浮世絵(錦絵)を追っかけてたら「人力車」に出会った。

 今でも鎌倉や浅草では若者が「人力車」を引っ張ってる。あれって何? 外国人観光客の人寄せパンダ? 上り坂でもぜえぜえ言わないタクシーの方が絶対便利だと思うけどなあ。

 

【タイムラプス】令和6年1月26日(金)7:31〜10:20の伊豆長岡の空。21秒。

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