神奈川・大磯に住んでいる娘が、いちばん下の孫を連れてやってきた。
予期せぬ訪問に驚いたが、下の孫の成長にはもっと驚いた。つかまり立ちができるようになっていた。
が、私の顔をまだ覚えていないようで、私が抱っこしようとすると怯えた顔をしてママの姿を求める。
遠く離れて暮らしているんだもの、仕方ないよね。
これから何が起こるか判らないけど、そのときの避難所としてこの家がある。
そういうつもりで私はここに住んでいる。住めば都さ。ここはいいとこだよ。
さて、話は変わる。
ここに「ジャネーの法則」というのがある。これは、月日が経つのは早いねえという話が飛び出した先日の寄り合いの話。
「ジャネーの法則」とは、年を重ねるごとに、月日が経つのを早く感じるようになることをいう。
なぜそう感じるのか。それを心理学的に説明した人がいる。それがフランスの哲学者、ポール・ジャネ。その名をとって「ジャネーの法則」と呼んでいる。
ポール・ジャネは19世紀のフランスの哲学者。その甥の心理学者ピエール・ジャネが著書で紹介した。
人間は、経験したことがないことをやっているときは、それが強く意識に残って過ぎ去る時間を長く感じる。反対に、慣れてしまうと時間の長さが気にならなくなり、あっという間に時間が過ぎたように感じる。これが「ジャネーの法則」。
子どもの頃は初めて体験することばかりで、毎日を新鮮に感じる。が、大人になるに連れて新しい体験をする機会が少なくなっていく。大人になって時間があっという間に過ぎ去ると感じるのは、実は日々の生活に新鮮味がなくなったことを意味する。
子どもの頃、まだかまだかと待ち望んでいた日曜が、大人になると、もう日曜かと時の流れの早さに驚いたりするのは、そのためだ。
「ジャネーの法則」に従えば、例えば5歳の子の1日は、50歳の人の10日に当たるという。つまり、「生きてきた年数の逆数に比例する(生きてきた年数に反比例する)」。だから、長く生きていればそれだけ過ぎ去る時間を早く感じることになる。
そう考えると、私もうかうかしていられません。
もたもたしているうちに、時はどんどん過ぎ去ってしまいます。
【きょうの一枚】庭の黒松。
まだ下に落ちていない松ぼっくりを枝からもぎ落とそうとして脚立に乗った 。
セットした脚立が不安定で、バランスを崩して自分が落っこちそうになった。
こうして収穫した松ぼっくりは、乾燥させた後に薪ストーブの焚き出しに使う。
松ぼっくりは下手な木端より余程火の勢いが強い。
それがホームセンターに行かずとも庭で手に入るのだからありがたい。
【書】「弁(辨)」ベン・わける(No.1,647)
両手でおおいをかぶるさまで、かんむりの意を表す。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版)
【ディジタル画】『坊つちやん』その6(No.1,087)
昨日は校長、今日は教頭。
坊ちゃんが勤務することになった旧制松山中学の校長(「狸」)は昨日アップした。今日は教頭「赤シャツ」。
【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.367)
江戸の変体仮名第30弾。「ほ」の部。
昨年暮れに描いたが、遺品に埋もれないうちにアップしとく。
【タイムラプス】令和6年1月10日(水)6:26〜9:43の伊豆長岡の空。24秒。
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