いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

増築に風を裂かれて扇風機 (あ)

夜遅く、カミさんがやって来た。 てっきり大磯の孫どもを連れてやって来るのかと思いきや、孫どもは来なかった。 来たら孫に食わせようと思って、夕方トウモロコシをそちこちと物色したが、どこにも売ってなかった。旬が終わったのかもしれない。 【きょうの…

痛み止め薬を横に暑気払い(あ)

処方された痛み止めの薬をわざわざ横にセットしておいて呑むんだから世話はない。こんな酔狂な奴に同情したってしょうがない。放っとけ放っとけ。 だけど、今回の事故を振り返って思う。 私が病院の世話になったのは、本当のことだったんだろうか。すべてが…

日盛りを逃れて影の人となる(あ)

退院する時に痛み止めの薬を処方してもらった。 退院してから朝昼夕食後、愚直にそれを服用している。 朝昼夕食前は糖尿の薬、食後は痛み止めの薬と、毎日薬漬けの生活を送っている。 退院してからは念願の晩酌を復活させた。のはいいが、痛み止めの薬を飲み…

揺れて夏ローカル線のまっしぐら(あ)

ブログで退院したことをしたためたら、いろんな方面から「おめでとう」の電話やメールが届いた。 週1回やってくる移動スーパーを利用する方に、久々に元気になった姿を見せようと思って公民館に出かけたら、ここでもまた「おめでとう」と言われた。 こういう…

夕立のやみて文芸誌の届く(あ) 

【きょうの一枚】『オール讀物』9・10月合併号。 この文芸誌今号に第169回直木賞受賞作の一部が載っている。 前回は、垣根涼介さんの『極楽征夷大将軍』の選評を紹介したので、今回は、同じく受賞の栄冠に輝いた永井沙耶子さんの『木挽町のあだ討ち』の選評…

お帰りと退院庭の百日紅(あ) 

【きょうの一枚】伊豆保健医療センター。 私が入院していた病院(8/16〜8/26)。 きょう(8/26)退院した。 担当の先生が、「折れた骨はまだくっついてないけど、思いの外の回復力で、傷の手当てはしなくてもいいところまで元に戻った。右肩も十分上がるし、残っ…

夏富士のそは黒々と輝けり(あ)

【きょうの一枚】夏富士。 3階病室窓から見た富士山。 ここから見る富士山は、残念ながら、明日からは見られない。 退院して、これまで寝起きしてきたベッドを次の人に開け渡すんです。 写真には見えないが、左にリハビリ治療室がある。退院してからはここに…

雨あがり緑の丘の蝉時雨(あ)

【きょうの一枚】病室窓から見た緑の丘。 最寄駅周辺の甍の向こうに、こんもりした緑の丘が連なる。この緑に囲まれた一画に我が家がひっそりとたたずむ。 周りは緑だらけ。というと聞こえはいいが、要するにジャングルの中の一軒家。ジャングルと言い直せば…

消灯後洩るる夏夜の灯の光(あ)

【きょうの一枚】ベッドの上の室内灯。 ここの病院の消灯は21時になっている。 21時になると、問答無用でどこもかしこも電灯が消える。 世間のなりわいからして21時消灯は早すぎると思うが、夜特に何をすることもない私にとっては、むしろこの消灯時間のほう…

自販機の何を飲まうか夏の朝(あ)

【きょうの一枚】飲み物自販機。 1階フロアに飲み物の自販機が4基ある。そのうちの、出入り口にいちばん近いところにある自販機。 写真はコカコーラの自販機だが、コカコーラはない。あるのはファンタ。 コカコーラが世に出た頃はファンタもあったが、生前の…

転院の先のリハビリ夏の雲(あ)

【きょうの一枚】伊豆保健医療センター病室の外。 提供できる画像は、これのみ。 いつも買い出しに利用していたスーパーを、こうして外から眺め下すことになろうとは、夢にも思わなかった。 なんか、新鮮。 ここは病院の大部屋。今は上限4人までだがかつては…

病院の夏や煤けた文庫本(あ)

【きょうの一枚】6階デイルーム。 ここにちょっとした書棚がある。その上に『順天堂史』があって、きのう(8/12)はその一部を紹介した。 きょう(8/13)は中島明著『手塚治虫』(講談社)。書棚の中にあった。 夜半3時、寝られずふらっとデイルームに出て手にした…

ドクターヘリ入道雲に突き刺さる(あ)

本当は、病院くんだりでうだうだしている場合ではないのだが、好きでこうなったわけではないからどうにもならない。 そんな中、新しい患者が運び込まれてきた。 私のいる病室は四人の大部屋で、一人の患者さんが午前に退院して行ったと思ったら、午後には別…

病院の個室小さくシャワー浴ぶ(あ)

【きょうの一枚】病室の窓から。 手前の腕は、私の右腕。肘をやられて、順天堂に運ばれる前の病院で3針縫ってネットを被せた。抜糸はまだしてない。 利き腕が右手で、その右側が軒並み負傷したので、やむなくシャッターボタンをベロで押した。 寝返りに不自…

古代文字書き終えてちと夕涼み

【きょうの一枚】『古代文字事典』 座右の銘。毎日「金文」を書くときに参照する。カミさんに頼んで病院に持ってきてもらった。 「金文」とは、「金属器に鋳込まれた、あるいは刻み込まれた文字」のこと。 「金文」は、甲骨文と同じく殷代後期から存在する。…

冷えてないぬるり病室冷蔵庫(あ)

病室から見える景色はいつも変わらない景色なのに、いつもの晩酌ができないのが辛い。 前のこんもりした山は「源氏山」だ。毎年の「あやめ祭り」の花火はここから打ち上がる。 その花火を見ながら家のベランダでグビリと呑るのが楽しみだったが、今は病院暮…

夏バテのスーパーカブの息熱し(あ)

カブでこけちゃいました。 衝突した相手はいません。いわゆる自爆ってやつです。 路面が雨に濡れて、タイヤがスリップしやすくなっていたところへ、カブのスピードをコントロールできず、スロープに突っ込んでしまった。 あわててブレーキをかけた。それがい…

夏山に祭囃子の染み渡る(あ)

今年は夏祭りができた。 去年はできなかった。その前の年も、さらにその前の年も、夏祭りができなかった。つまり今年の夏祭りは3年のブランクを乗り越えて行われた。 3年間、日本全体がコロナに喘いだ。いや、全世界が喘いだ。その中で去年の夏、東京オリン…

親子ふれあい花火顔の似て(あ)

今日(8/5)は夏祭り本祭。前夜祭を思い切りカットし本祭一本に絞ったけれど、果たしてそれで良かったかどうか。他にやりようがあったかもしれないしこれしかなかったかもしれない。 昔の祭りを知っている人にとっては消化不良だっただろう。焼きそばもない。…

荒れ果てた我が庵にも百日紅(あ)

【きょうの一枚】サルスベリ(百日紅)。 庭の百日紅。 うちの百日紅はピンクの花を咲かせる。枝の先に鈴がシャンシャン鳴るように咲く。 周辺の百日紅はあらかた満開だが、うちのは晩生でこれからのそのそ咲き揃う。 花期が長いため「百日紅」の漢名があると…

夏どろり土手に提灯ぶら下がる(あ)

順調だった模写が、ここへきて滞っている。それどころじゃない問題が次々と噴き出ているからだ。 精神的に苦しい状態に追い込まれている。 自分のことを考える余裕がない。 これはえらいことになったぞ。 立場上、区内の苦情をあれこれ耳にするけど、それを…

つぶ貝に竹串夏の朝市場(あ)

【きょうの一枚】ツブ貝。 ホームセンターに挟まれる格好で魚屋がある。 今日、ホームセンターに用があって出かけ、ついでに魚屋を覗いたらツブ貝があったので衝動買いした。 ツブ貝は青森にいるときずいぶん食った。青森で売られていたツブ貝は砂ツブで、身…

爺の小屋守るや白き百合の花(あ)

今日は「きにゃんね祭り」。友達と祭りに行くんだとソワソワ衣装を整えていた孫娘のことを思い出す。どうしてるかなあ。元気にやってるかなあ。 などと出先で考えていたら、突然の夕立に見舞われた。 急いで家に戻り、干してあった洗濯物を家に取り込む。窓…