時たまYouTubeで水彩画の動画を見たりする。
描く人は描き方のコツを知っていて、走らせる筆に迷いがない。こうすればああなるということをちゃんと心得ている。
上手いなあと思う。でも、アナログの時代は終わった。これからはディジタルの時代だ。
ディジタルの時代に相応しい描き方を確立するにはどうすればいいか。私は今それを模索している。
先駆者はいない。いるかもしれないが、少なくとも私の周辺にはいない。だから、全て独学することになる。答えがないから自分で探す。それがめちゃくちゃ楽しい。
学校の美術音楽もディジタル化の波にさらされることになる。きっとそうなる。そのことを今から覚悟しておこう。従来の技術では立ち行かなくなることを肝に銘じておかなくてはいけない。昔とった杵柄はもはや通用しないのだ。
【きょうの一枚】庭のアシビ(馬酔木)。
有毒で牛馬が食すると痺れて酔ったようになるのでこの名がある。
手元の歳時記によると、「アシビ(馬酔木)」は「早春、白色の壺状花を開き房のように垂れる」という。
よく見ると、花が一房だけ咲いている。似たような咲き方をしているのがないかと周囲を見回したが、咲いているのはこれだけだった。梅が終わった頃合いを見計らって一斉に咲き乱れるのだろうか。いずれにしても咲くのはこれから。
【書】「齋」サイ・ものいみ(No.1,668)
示(神事の意)と齊(セイ。サイは変化した音。ととのえる意)とで、神を祭るとき、身をきよめととのえる意を表す。常用漢字は省略形による。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版)
「さいとう」の「さい」に当てる漢字は何種類かあって、こだわる人は結構こだわる。
私の近辺にも「さいとう」の苗字を持つ人がいて、この人は、どの「さいとう」かという質問に答えるのがいやで、普通の簡単な「さいとう」でいいですよと言っている。
「普通の簡単な」というのは「画数が少ない」という意味なのか? だとすると、本来持ってる神事の意味がなくなっちゃうけど。
【ディジタル画】『坊つちやん』その27(No.1,108)
「明治時代」「無鉄砲」で検索したら、この人がヒットした。
得たり。「無鉄砲」といえば、この人の右に出るものはいない。坊つちやん先生の比ではない。
「うしろすがたのしぐれてゆくか」。
すごい俳句だなと思う。しょぼくれて去る自分の後ろ姿を見送るもう一人の自分がいる。こんなの、作れませんよ。そういう人生を送った人でなければ作り得ない凄みがあります。
【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.388)
小田原宿に宿った弥次郎は宿の女にお湯を勧められる。
「モシおゆがわきました。おめしなさいませ
弥次郎「ヲイ水がわいたかドレはいりやせう
トすぐに手ぬぐひをさげ、ふろばにゆきて見るに、このはたごやのていしゆ、かみがたものとみへて、すいふろおけは、上がたにはやる五右衛
門風呂といふふろなり。……
お湯が沸いたという風呂は五右衛門風呂だった。
【タイムラプス】令和6年1月31日(水)6:32〜9:55の伊豆長岡の空。25秒。
https://www.facebook.com/share/v/SBqTJf86Voy6cvva/?mibextid=WC7FNe
後半、画面が白茶けてしまった。なんかメッセージが出てた、ような気がする。てえことは、エラーメッセージがなんたるかも読まずに先へ進めてたんだな。余裕のなさ丸見え。
いいのかそんなんで。人に見てもらうための動画発信なんじゃないの?