いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

巣を離れ親離れ飛ばん燕の子

このところ湯屋はあやめ湯にほぼ定着していて、そうなると同じ時間帯に来る人とも顔見知りになり、いろいろ世間話もするようになった。中でも木の桶と風呂椅子を持参する人と顔を合わせる機会が最も多く、お互い名前も年齢も、どんな仕事をしているかどこに…

放課後のシオカラトンボ道の友

今日の月曜は、孫たちの通う小学校が代休で、予定では昨日の日曜夕方から伊豆に来て、今日一日伊豆で過ごすことになっていた。しかし、 昨日の昼、伊豆に行かないことになったと小田原からカミさんにメールが入った。そう、それはよかったこれ幸いとテスト問…

父の日や赤子の己が古写真

早朝のサッカー女子W杯準々決勝、日本対オーストラリア戦をテレビ観戦。さて注目のGKはと見たら海堀だった。前回のオランダ戦の凡ミス失点のショックから立ち直り、自身溢れる落ち着いたプレーが蘇っていた。あの後、佐々木監督は海堀に声をかけたに違いない…

ブランコの兄妹や雲の峰

iPhoneに不審なメッセージがあった。送ってきたのは「グループMMS」。最初の送信は金曜の11:42で、宛先は私のメールアドレスと「info@f-imp.com」の二つ。メッセージに書かれてあったのは「.」だけ。こんなの初めて。得体が知れず薄気味悪かったが、つい「何…

風一瞬七夕飾り揺らす人

夕方、平塚「海楽人」での月例呑み会。伊豆の家を出るときにぱらぱら降り出した雨は、傘を差すまでもないくらいの弱い雨だったが、平塚駅に着いたときには本格的な雨になっていた。駅ビルに入っている本屋の店先でビニール傘が300円で売られていた。デイバッ…

やおよろず命みなぎる夏の庭

あやめ湯(17:20)2→3人。8.192歩。写真は、愛用のデイバッグ。これに教材ノート、教科書、iPad、Wi-Fi、ポータブルハードディスク、ケーブル、薬バッグ、折りたたみ傘などを詰め込んで、通勤に使っている。もちろん藤沢と伊豆の往復もこれ一つ。中に小さなポ…

酒酌んで窓いっぱいの星祭

今度の日曜に孫を伊豆へ連れてくることになった。土曜日に孫の通う小学校で行事があって、その代休が月曜なのだという。それで、孫たちが伊豆へ来るまでに2階増築部分に作りかけてある床収納スペースを仕上げておこうと思って、午前中2回に分けて田京のホー…

若竹のしなやかに伸び伸び競う

先生ってツイッターやってるの? 昨日の月曜、授業の教室の鍵を開けようとしていたら背後から声がかかった。振り向くと、授業の最後に出してもらう「発見メモ」にいつも短歌を書いてくれる男子生徒である。「健康はとても大切維持しよう人間みんな長生きしよ…

日の差さぬとも互生あれオクラの葉

藤沢から修善寺に出勤。辻堂駅から乗り込む7両目の車両の座席に茅ヶ崎駅で降りる人が座っていて、私はその人の後頭部をホームで見つけると、大抵その人の前に立って茅ヶ崎駅で席の空くのを待つことが多かった。去年までは。ところが今年はライバルが登場し思…

紫陽花や幼心の澄み渡る

iPhone6Plusでのフリック入力に慣れるために、これまで遠ざかっていたTwitterを再開することにした。慣れるのには別にTwitterである必然性はなかったが、Twitterの入門書を読んでいるうちにもう一度やってみたくなった。で、アプリが残っていたので立ち上げ…

青トマト孫を待つらん伊豆の庭

フログの下書きを書くのに、これまでATOK Padを使っていた。ATOKと連携した辞書機能を重宝に思っていたからだが、小川浩著『仕事で使える!Twitter超入門』(青春出版社)で「フリック入力」という入力方法を知り、FastEverに変えた。ATOK Padだとフリック入力…

窓開かぬ西日まともに燃えさかる

久々のDIYである。2階の増築部分がガラクタ置き場になっているから何とかしてと前々からカミサンに言われていた。それでいつかやらねばと思ってはいたのだが、そのうちそのうちとこれまで実行を延ばしてきていた。やるなら仕事のない今週しかない、あれ今週…

朝顔の苗新装の店飾る

津軽の昔話、第5話「とんびの婿入り」を収録。3分46秒。今回もBGMに津軽三味線の演奏を流してみました。◆津軽三三爺譚津軽の昔話を語りはじめてまだ日が浅いが、語るうちに何か心の中にわずかながら変化が生じてきたように感じる。ただ昔話を語るだけでなく…

クーラーの窓に明治の川しぶく

今日は土日に行われた文化祭の代休。代休といっても水曜はもともと勤務日ではないから影響なし。明日も代休で、こちらは授業がなくなるから影響あり。小遣いにも影響あり。午前中、たまには庭の草刈りでもしようと思って物置から鎌を取り出した。鎌は前のオ…

川べりの葦簀の陰の蕎麦の客

今朝起きたら今にも雨が降ってきそうな空模様だった。天気予報では日中ところによっては雨と出て、何とも微妙な言い方である。降っても当たる降らなくても当たるといった予報だ。今日は体育祭。実施ならば授業なしで、中止ならそのまま火曜の授業になる。体…

夏服の警邏にコーヒー運びたし

朝、辻堂駅からいつもの沼津行きに乗り伊豆長岡駅で降りる。普段はそのまま修善寺まで乗るところだが、今日は土日で行われた文化祭の後片付けと明日の体育祭の予行になっていて授業がない。それで、伊豆長岡駅前でコーヒーを飲んでから立花の家に向かうこと…

いずちより奏でる音色夏木立

8,148歩。写真は、日曜午後の引地川親水公園。藤沢のマンションから歩いて10分ほどのところにある。日曜囲碁対局を見終えてから公園まで散歩に出かけた。公園は今、紫陽花の花盛りで、紫陽花の垣に囲まれた芝生ではキャッチボールをしたりサッカーボールを蹴…

折り紙や命短し梅雨晴れ間

昨夕、カミサンから電話があり、これから孫が藤沢に泊まりに来ると言っているが戻って来れるかと言う。今夜は無理、明朝いちばんで戻ると告げる。久しぶりに伊豆箱根鉄道の始発に乗り、藤沢に急いで戻ってきた。7時50分にマンションに着いたら、孫娘は台所で…

いにしえの夏見つめてや赤ポスト

津軽の昔話、第4話「鬼の子デク」を語りました。今回はBGMに津軽三味線を流してみました。あまりやかましくならないように音量を抑えてマイクから1mほど離しましたが、どんな具合に聞こえるでしょうか。どうぞ聞いてみてください。収録時間はこれまででいち…

鮎釣の里の床屋の古写真

修善寺の帰り、田京の床屋で散髪してもらった。前回初めてここに入ったのは4月8日だから、ほぼ2ヶ月ぶりである。店に入った途端、入口右の待ち合いの椅子からパッと反射的に立ち上がったのが葉加瀬太郎似の息子さん。広げていた新聞を慌てて畳んでいらっしや…

伸びやかに届け雲まで蔓アケビ

昔話の第3話「蚤と虱のできたわけ」を語りました。◆津軽三三爺譚私の手元にある本(PDF)に収録されているのは、青森県の津軽地方と南部地方、それと下北地方に伝わる昔話である。その中から津軽地方のだけを拾い、私の体に染み込んでいる津軽弁で書き直した原…

生きてあること朝顔の露のごと

あやめ湯(17:20)2→4人。8,099歩。写真は、伊豆長岡駅前郵便局。駅前とは言っているが駅前ではない。実際は駅から200mほど狩野川に寄った路地の中ほどにある。幅員3m弱の狭い路地で、えっ、こんなところに? という場所に建っている。5月25日午前10時16分ころ…

折れてなお伸びる若苗梅雨に入る

藤沢から修善寺へ出勤。前回、小田原まで座れなかったから、今日はグリーン車にしようかと切符を買うぎりぎりまで迷ったが、結局グリーン車に乗るのはやめた。そうしたら茅ヶ崎で座ることができた。髪の毛がだいぶ伸びて耳にかかるまでになってきたので、そ…

ルノアール紫煙霞んで梅雨に入る

10,946歩。写真は、藤沢駅南口コンコース2階にあるコンシェルジュ。久々に藤沢駅の南口に出たらこんなのがあった。案内によると昨年6月25日にオープンしたらしい。前はどんな施設だったかまるで覚えていない。ほとんど意識しないままスルーしていたのだろう…

入梅や道を狭める土手の草

弟ブログ「津軽三三爺譚」に第2話「びきのつぶれた話」を公開した。◆津軽三三爺譚記念の第1話を公開したときは、1週間に1話のペースで公開できたらいいかな程度に思っていたが、気持ちが少し高ぶってきて、えいやっと第2話を作ってしまった。とりあえず絵は…

踊り子の足跡消えて夏の富士

今日、弟ブログ「津軽三三爺譚」をささやかながら公開した。新しい生きがいに、とうとうその第一歩を踏み込んだ感がある。こうなったらもう後へは退けない、そんな思いだ。◆津軽三三爺譚「三三爺譚」の読み方だけど、「さんさんやたん」とでも読んでください…

紫陽花の首もたげさせ犬吠える

Ever note に保存されたデータは、すべてはてなブログに貼り付けられるものと勘違いしていた。実際はテキストしか貼り付けられないことが分かり、一からやり直し。それで、YouTubeやニコニコ動画は貼り付けられるのだから、音声だけをそちらに投稿して、そこ…

雲厚くなお垂れ込めて栗の花

朝から雨が降り続き、今日は一日中家に閉じ込められた。柄谷行人『遊動論〜柳田国男と山人』(文春新書)を読んだが、これは前提として柳田国男を読み込んでいないとダメだと思った。上っ面しか読み切れないと思った。新書というので手軽に手にした本だったが…

紫陽花の首を伸ばして雨を待つ

今日、授業に行ったら、教室のドアの上に寿司屋の暖簾が掛かっていた。何だと訊くと学校祭の装飾に使うのだと言う。地元の寿司屋から借りてきたらしい。その寿司屋は修善寺駅に出店を置く老舗で、そんな老舗の寿司屋がよく暖簾を貸してくれたなあ。たかが高…

柔らかに少し頑固に雨蛙

仕事の帰りに修善寺の温泉場をぶらり散策したいと思いつつ、それを未だに果たしていない。月曜は2時限だけだから、ぶらり散策には打って付けなのだが、これがなかなか時間がとれない。2時限は10時40分に終わる。終わってすぐに職場を出れば、ゆっくり歩いて…