いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

春の川さらさら駅伝中継所(あ)

 去年の夏、夏祭りが終わった直後にバイクで転けたが、先週の土曜の夜にまた転けた。しかも同じところ。痛い痛い寝返りが打てない。

 いい年こいて、何やってんだかなあ。恥ずかしくて人に言えない。

 私が転けたことを知っている人は病院で診てもらうことを勧めるが、私には全くその気がない。痛めたのは私の体だから、医者に診てもらうかもらわないかは私がいちばんよく知っている(つもり)。その私が行くまでもないと判断したのだから行きません。

 単なる打撲。痛みがおさまれば元の生活に戻れる。

 元の生活ってなんだ。今更元の生活に戻って何をしようというのだ。

 絵を描くことか。そうだ。それしかないではないか。

 幸いにも、私の絵を心待ちにしている人がいる。

 何が嬉しいって、それがいちばん嬉しい。

 励みになります。それを励みにこれからも幸せな絵を贈り届けます。

 

【きょうの一枚】駅伝大会第4中継所河川敷。

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 一昨日(1/27)、駅伝の下見をしたときに河川敷まで降りて撮った。ここから沼津港までが20kmちょっと。富士山を拝みながら狩野川が海に注ぐところまでを走るとその距離になる。ハーフマラソンの距離に少し足りない。でもそこを一人で走ろうとは思わない。たくさんの人で襷を繋いで走ろうとも思わない。

 去年の駅伝大会では、この中継地点で80代から40代へ襷が渡された。私はその場に立ち会えなかったが、着替え搬送に立ち会ったスタッフは現場を見ていたく感動していた。

 そうだよな。80代から40代へのバトンタッチだものな。なかなか見られませんよ。

 襷を繋ぐだけでなく、これまでせっせと培ってきた全てをお前らに託すから後はよろしく頼むよ、そういう意味のバトンタッチだったのではないだろうか。沿道で声援を送ったその人もきっと同じ思いだったのだと思う。よかったね、いいシーン見られて。  

 

【書】「戯」ギ・たわむれる(No.1,666)

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 戈(ほこ)と、音を表す〓(キ。戈のパーツを取り除いて、虍の下に豆を置いた形。威儀の意→儀)とで、もと、出陣前に武威を示す儀礼の意。転じて「たわむれる」意を表す。常用漢字は俗字による。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版) 

 

【ディジタル画】『坊つちやん』その25(No.1,106)

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 漱石の『坊つちやん』は、これまで何度も映画化された。その度に一途で無鉄砲な坊つちやんの先生ぶりが人気を博した。そして、映画を見た人は皆坊つちやんに理想の先生像を重ねる。

 しかし、そうだろうか。坊つちやんは果たして本当に理想の先生だろうか。

 坊つちやんは職員会議で発言する。自分は何も悪くない。悪いのはイナゴ騒動を起こした寄宿生だ。だから、処分するなら寄宿生を処分しろ。 

 その通り。なのだが、そこには、ここで教師をやめさせられても他所で食っていける独り身の自分と、ここでやめさせられたら未来を閉ざされてしまう生徒との差がある。校長はそれを考える。教頭もそれを考える。しかし、坊つちやんは考えない。

 喧嘩に勝つか負けるかだけを考えて、生徒の将来を閉ざしてしまうことになるかもしれない可能性に考えが及ばない。そんな人が本当に理想の先生と言えるのだろうか。

 『坊つちやん』を読み返しながら、そんなことを考えている。

 

【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.386)

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 これは、葛飾北斎が描いたという「東海道五十三次 坂下」の一部。もとの絵には色がついているが、これを白黒に描きなおしたらどうなるかと思って描いてみた。

 しかし、うまいなあ。これを下絵なしでささっと筆一本で描いちゃうんでしょ? とてもかなわないや。

 

【タイムラプス】令和6年1月29日(月)8:30〜10:29の伊豆長岡の空。29秒。

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