いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

山笑うのどかな里の大騒動

藤沢から伊豆へ仕事着を運ぶ。仕事着とは言うが、要はジャージである。とりあえず上下2着。これは茅ヶ崎の養護学校に勤めていたときに着ていたもので、だいぶよれよれになってはいるがまだまだ着られる。先日電話があったときに服装のことを訊いたら、普段は…

むっちりと鯨の刺身三月尽

平塚「海楽人」で月例の三人衆呑み会。三人衆とは、10年以上前に定年を待たずに教員を辞め、今も毎日哲学の勉強をし続けている人と、4年前に定年退職した後に再任用としてこの3月まで勤め、いよいよ4月から悠々自適の囲碁三昧生活に入ろうという人、そして、…

花人の浮かれ江戸橋日本橋

iPad(第3世代)64GBにインストールしてあるアプリのアップデートが昨年暮れからずっと終了しないままで、毎回途中でフリーズしてしまう現象が続いていた。容量いっぱいにアプリを詰め込みすぎたせいかと思い、使わなくなったアプリを削除して空き容量を確…

花韮に教室の彼彼女かな

退職したらどんなことをやろうかと考えていた中にCADの資格を取るというのがあった。CADはパソコンで製図を書くソフトのこと。このCADを独学して資格を取り、それで幾らかでも老後の足しにできればいいと漠然と思っていた時期があった。 CADについて興味を持…

朋去りて庭石の上蜥蜴出づ

タイムラプスで撮った動画のリンクが調子悪い。タイムラプスの動画はiPhone 6 Plusで撮り、撮り終わった動画を「Compress」というアプリで圧縮させてEvernoteに保存する。そして、その保存したデータを「共有」→「リンクをコピー」でブログの下書きに貼り付…

春爛漫杵持つ朋の屁ひり腰

いずぃなりの会2日目は餅搗きである。2日目の日程は、第1回が韮山反射炉、江川邸、いちご狩り、狩野川さくら公園の花見と、歩け歩けトイレはどこさのハードスケジュールで、第2回は三嶋大社の花見、せせらぎ散策、楽寿園と、これまたたっぷり歩き、第3回の昨…

せんべ汁シャモはいずこの花菜かな

午前中、大場の病院で定期検診。採血をしたテーブルに「第2回あるこう会 参加者募集」のチラシがあって、申込先がそこの病院になっていた。日時は5月15日(日)午前9:30で、歩くコースは「三島せせらぎノルディックコース」。第2回ということは去年もあった…

許せ孫胸をちくちくヒヤシンス

あやめ湯(17:25~18:26)2→4人。今週初めてマイ桶氏と会う。タイムラプス(5:46~7:04)◆IMG_4951砂絵は、タモリ。昨日の黒澤明とはサングラスつながりということで。あとサングラスといえば、井上陽水。タモリと井上陽水は親友で、その関係でNHK番組「ブラタ…

お相手はまだじゃ日向水木殿

あやめ湯(17:35~18:15)3→3人。先客に文身の人がいた。番台のおじちゃんが、湯舟に体半分浸かっているその人に「そっち(湯舟の奥の方)は下から源泉が出てるでな、熱い。こっち方(出入り口側)に移りよったらええ」と、ガラス戸を開けて説明する。おじちゃ…

夕蛙兄妹はここにいず

今日、伊豆へ和蒸籠セットを運ぶ。土日にカミさんに車で運んでもらうつもりでいたら、急遽、伊豆の話が取り止めになって、それで私が電車で運んだ。和蒸籠には専用の鍋がセットになっているのだが、試しに和蒸籠をダッチオーブンの上に重ねたら、直径がぴた…

幼子の一途の祈り水ぬるむ

写真は、熱心にラジコンを組み立てるお兄ちゃん(昨日)。この後、できあがったラジコンを持って近くの小学校まで行く。最初は滑り台を上らせようとしたがうまくいかず、次に地面を走らせたらタイヤの跡が絵のように描かれ、それが面白いと言ってターンを繰…

校庭に明治留めて彼岸かな

朝、小田原までお兄ちゃんを迎えに行く。昨夜藤沢に泊まった孫娘も一緒。午前9時過ぎに家に着くと娘と旦那はすでに仕事に出かけた後で、お兄ちゃんは独りスーパーマリオのゲームをして我々の到着を待っていた。明日は湯河原でミニバスケの試合があり、朝一番…

春泥に幼子の影鐘を撞く

この土日は孫の世話からも解放されて、さてどうしようか、雨っぽいけど鬼平犯科帳の舞台になった界隈をぶらぶら歩いてみるのもいいなと思っていたら、突然電話がかかってきた。小田原の娘からである。今、下の子を連れて秋葉台体育館(藤沢)に来ているから…

つくしんぼ学童保育道すがら

この週末はカミさんの仕事が休みだというので、では孫を伊豆へ連れて行くかという話になっていた。これはいい按配だ、餅搗きのリハーサルができると期待したが、藤沢に戻り着いたらカミさんが、小田原からは何も連絡がないと言う。連絡がないということは、…

下萌えや濡れ縁に聴くビバルディ

タイムラプスの撮影の時間帯を朝に切り替えた。撮影の間はiPhoneを使えないので、その間のブログの下書きには一太郎バージョンのタブレットを使用している。一太郎を立ち上げないで、直接Evernoteに書く。下書きだからそれで十分。辞書はATOK2016で、これが…

行く道を明らめて咲く白木蓮

午後1時過ぎ、4月からお世話になる職場から電話が入った。4月1日の任命式(辞令交付式)は10:30からで、服装はフォーマルでお願いしたい、式が終わってから教室に戻って打ち合わせをするので弁当を用意してほしい、ちなみに私たちはコンビニで弁当を買うつも…

老夫婦歩を休めれば杉の花

あやめ湯(17:35~18:12)1→2人。私があやめ湯を出ようとして靴を履いていたところへ米朝氏がやってきた。あと5分長く湯に浸かっていたら米朝氏とゆったり話ができたのに、残念なことでした。臼を運んでもらったお礼だけ言って帰ってきた。タイムラプス(5:53…

亡き母やよく来た蓬餅喰いへ

写真は、近所の道路脇に生えているヨモギ。アスファルトとU字溝との隙間から生えている。ヨモギなら道端のそこいらへんにうじゃうじゃ生えているとばかり思っていたが、これがちっとも生えていないことが今日分かった。今年度の仕事は先週の火曜で終わった。…

学生街カフェの看板鳥交る

写真は、湘南T-SITE内スタバのチョークアート。お店の人が描くのだろうか。それとも専門に描く人がいるのだろうか。 チョークアートとは、「特殊な塗料を塗った黒板に消えない絵や文字を描くもので、飲食店の店頭や店内に飾る商業ベースのアートとしてカフェ…

自転車の道青々と春深し

写真は、茅ヶ崎の鉄砲道の車道に設けられた自転車専用レーン。なぜか一字一字すべての文字に白いテープが貼られてある。あれは何を示すテープだったのだろう。これは正式のものではありませんので、まだ走ってはいけませんというつもりなのだろうか。だった…

スープカレー啜るあの日の北の春

あの日、東日本大震災が起こったあの日から5年の歳月が流れた。テレビでは特集を組み、津波が襲ってきたときの様子を繰り返し流していた。風化させてはならない、決して忘れてはいけないという趣意で番組は進行し、あのとき体験したことを語り部として語り継…

元同僚誰が搗くんだ蓬餅

昼、新しく作った郵便受けを据え付け終わったところへ、温友(温泉友だち)の米朝氏から電話が入った。「今日は家にいるかい? これから臼を持って行こうと思うんだけんど」あやめ湯で米朝氏と顔を合わせても、臼のことはあれからちっとも話がなく、内心気がか…

届かない郵便待つや春の雨

昨日、4月から勤務する予定の所に行ってきた。あらかじめ電話を入れて、午後3時頃にお伺いしますと告げてあった。着いたらちょうど三時のおやつが始まったばかりで、大勢の学童が小さなテーブルにずらり並んで同じおやつを食べていた。人数は2クラス分くらい…

燻製の裂かるる腹も春うらら

あやめ湯(18:15~18:58)7→4人。マイ桶氏、米朝氏、ワカメ先生と、久々の勢揃い。4月からは午後6時半までの仕事になるから、この愉快なメンバーとはちょうど入れ違いの格好になる。仕事場からあやめ湯まで歩いて5分の近さとはいえ、6時半きっかりに、ではお…

花馬酔木雫の玉も房として

伊豆の国市の教育委員会に出向き、必要書類を提出する。学童保育の担当者が応じ、L字型のフロアの奥に案内されてIDカード用の顔写真を撮る。カードは児童に早く名前を覚えてもらうために首からぶら下げるのだという。写真を撮り終えた後、勤務予定先の電話番…

君走る私呑んでる春マラソン

写真は、ハーフマラソンがスタートして5分経った列の最後尾。朝方は青空が見えていて、ここしばらく雨続きだった三浦マラソンも今日は何とか持ちそうだとランナーを送り出したら、ちょうどスタート時刻に合わせるかのように雨が落ちてきた。焼酎のお湯割カッ…

雛人形話し相手となる齢

写真は、藤沢の自宅リビングに飾られた雛人形。ここ数年飾られていなかったと思うが、どういう風の吹き回しだろう、私が伊豆から戻ったら飾ってあった。 この雛人形は、いつの間にか家にあった。たぶんカミさんの娘時代に横須賀の実家で飾られていたのだと思…

虫食いの杵振り上げて富士霞む

午前中、今週の洗濯物を洗濯機に放り込み、読書をしながら杵の到着を待つ。午前11時半を過ぎてもまだ到着せず、まさか明日じゃあるまいな、明日は伊豆にいないぞどうしようと思った11時45分、ようやくヤマト運輸のトラックがやってきた。 今回出品者が選択し…

金山の跡より出づる春の水

午前中、落札した杵が届くかと待っていたが届かなかった。杵は島根県からやってくる。出品者からの連絡によると、午前配達指定で昨日発送したという。昨日の今日じゃ届かないなとは思ったが、もしかしたら着いちゃうかもしれないという頭もあって、それで午…

拙さもよし鶯の初音かな

朝、六畳和室の明り障子を開けて庭を眺めていたら、紅椿の葉がふわりと揺れた。おや、と見ていると、それはすぐに葉の茂みから飛び出して隣の木槿(むくげ)の枝に移った。緑がかった橄欖(かんらん)褐色の羽はまさに鶯。鶯が春を告げにやって来たのだった。姿…