いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

蜩の声幼子は伊豆と書く

昨日の夕方から孫を連れて伊豆に来ている。今朝はヒグラシが鳴く前に目が覚めた。孫が剥いだタオルケットを掛けてやり、吊るした蚊帳からそっと抜け出し8帖洋室でブログを書く。後は五七五のタイトルをくっつけるまでになったところで2階のデッキに上がりタ…

エアコンの全戸浄土に向き並ぶ

午後、不動産会社の人が自宅を訪ねて来た。先日、エントランスのポストにマンション売却に関するアンケート調査の封書が投函されていて、それに応えたらメールで返事が来て、では一度お部屋を見せてくださいと今日の訪問になった。売却と賃貸の両方を考えて…

夏の雲空の青さにたじろげり

毎月末に平塚で呑むメンバー4人で、9月になったら日本橋から船に乗って川めぐりをしようという話が持ち上がったのは、5月の呑み会のとき。日本橋は、今は平塚に住んでいる呑み会のまとめ役の生まれ育ったお江戸のど真ん中である。小学生のときに平塚に引っ越…

水を得た子らの歓声プール満つ

学校のプールが始まった。初日の今日は、午前の開放はなく午後のみ。子どもたちは1時半からの開放が待ちきれない様子で、1時前にはもう水着に着替え始めていた。 今はどこの小学校にもあるプールだが、私が小学生の頃はもちろんそんなものはなかった。もっ…

蚊の声に親待つ子らと囲碁を打つ

午前勤務。午前勤務は弁当を作らなくてはいけない。自分で食う弁当だから適当でいいのだが、それでも、テーブルの子どもたちから弁当の中身を覗かれることを思えば、それなりに作るのに気を使ったりする。今日のおかずは、鮭、豆腐ハンバーグ、ひじき、京風…

水打つ子寿司屋の灯をも濡らしけり

夏休みの2日目は午後出勤。出勤すると、ちょうど7月のお誕生日会の準備をしているところだった。テーブルを全てたたんで隅に重ね、フロアの真ん中にビニールテープで仕切り線を貼っていく。お誕生日会の後で○✕クイズをするというのである。お誕生日会の司会…

山寄せて青田を伊豆のローカル線

今朝は伊豆の家から出勤。今日は7:45からの午前勤務で、いつも辻堂駅から乗る6:12の沼津行きだと仕事に間に合わない。それで、昨日の夕方から伊豆へ来ている。普段は12:30からの勤務だから朝はのんびりできるが、いよいよ今日から恐怖の夏休み。しかも夏休み…

見積の額に首振る扇風機

昨日、横浜のリフォーム会社から飛び込みの電話が入った。ちょうど防音工事が完了したばかりで、あたかもそれを狙ったかのようなタイミングでの電話だった。 「突然のお電話で失礼致します。こちらは新横浜にあります◯◯というリフォーム会社です。このたび弊…

ゲームより裸の尻のカーニバル

今をときめく「ポケモンGO」をiPhoneにインストールした。アプリを立ち上げ、個人情報を入力しアバターを作る。アバターは、若い男の子と女の子が用意されていて、肌の色、目の色、髪型、帽子、シャツ、パンツ、スニーカー、バックパックを好みで選ぶことが…

算盤はローラースケート夏の廊

写真は、放課後児童教室の棚の上に山と積まれた子どもたちの持ち物。もちろん棚の中もランドセルやら体操着の入ったナップザックやらプールバッグやら水筒やらでびっしり。棚の中に入れ切らない荷物が上に溢れ出た。今日は一学期の終業式。それで、学校で作…

夏休み待つや碁石の艶艶と

ちょうど仕事に行く支度をしているところへ、ヤフオクで落札した碁石セットが届いた。明日までに届いてくれたらいいなと思っていたら今日届いた。早い。 ケースは画像で確認した通り、みごとにぱっくり割れていた。でも、その割れ目から石がこぼれ落ちること…

梅雨明けや淡彩の雲薄青く

ヤフオクから商品発送のメールがあった。出品者からではない。最近のヤフオクでは、出品者と落札者とのやりとりがまったくないまま取引が進行するんですね。 以前だったら落札者が、代金を入金しますので口座番号を教えて下さいとか、入金しましたとかの連絡…

炎天に脳天晒し露天風呂

午後から、大仁の「百笑(ひゃくわらい)の湯」に行ってきた。伊豆で最大級の温泉施設とあって、前から行こう行こうと思っていた。ただ、料金が平日1,500円、土日2,000円とちょっとお高い。年金頼みの身にはいささか敷居が高くはあった。それが、先日「15周…

孫昼寝爺の似顔絵未完成

午前4時のアラームが鳴る前に目を覚ました。一緒に寝ていた孫たちに気づかれないようにそっとリビングに移ってブログを書き始める。今日は孫たちを辻堂海浜公園のプールに連れて行く約束になっていて、出かける前にブログをアップするつもりだった。ところが…

七歳の描く小薔薇の美の眼

伊豆から孫を迎えに小田原へ向かう。電車の中でメールをチェックしていたら、私が昨日ヤフオクで入札しておいた古い碁石2セットが最高額で落札されていた。他に入札がなく、出品者の提示したスタートの価格がそのまま最高額となった。だいぶ古いものらしく、…

蜩の声もココアの味となる

朝4時過ぎ、開け放した1階和室の西窓から、ニイニイゼミの声が飛び込んでくる。そこへヒグラシの声がかぶさる。ヒグラシは昨日の朝から加わった。セミが泣きやんだところで今度はウグイスが鳴き出す。負けじとカラスもカアカアやり出し、ヤマバトが慌てて後…

紫陽花の枯れて人気のないホテル

昼食を摂り、仕事に出かけようとしたら、辻堂の銀行から電話があった。審査部が融資の満額を決定したという。 それで、その融資額は直接銀行の口座に振り込まれるのではなく、証券の口座を経由して振り込まれるのだという。したがって、まず第一に、どこぞの…

嫌はれる雲になれない夏の雲

今日はミーティングの日。ミーティングにはスタッフ全員の10人が集まる。 ミーティングでは、早速、昨日の4年男子の振る舞いが話題になった。 昨日は授業参観日で、放課後児童教室に来る子が普段の半分以下だった。それでその数に合わせてスタッフも通常の8…

夏草や土手の歩みを脅かす

今日は学校の授業参観日ということで、放課後児童教室の利用は通常の半分以下だった。保護者の多くが授業参観の後に子どもを連れて帰るからだが、逆に言えば、授業を参観できない親御さんが半分はいるということだ。一億総活躍とは言うけれど、お母さんが働…

酒つまみ品目増えてズッキーニ

写真は、突起のあるナス。 6月に新装オープンした道の駅「伊豆のへそ」で昨日買ってきた一袋5本(130円)の中に混ざっていた。せっかくだから地元野菜コーナーを設ければいいのにと思っていたら、経営者もちゃんとそのことを考えていたんですね。バームクー…

絵にならぬ庭の緑も蝉の声

先週、古本屋で『週末画家入門』花城康夫著(日貿出版社)という本を見つけた。この本を参考書にして風景描画の基礎を学び、伊豆のあちこちをスケッチしながら歩いたら楽しいだろうと思った。 絵を描くのはもともと好きで、これまで絵手紙に凝ってみたり、fl…

香水のそのシンガーの名は何と

融資の説明を聞きに銀行へ行く。先日、銀行から連絡があって、融資の説明をしたいが都合のいい日を知らせてくれと言ってきた。平日は伊豆にいるので日曜しか都合がつかないと伝えると、7月10日はたまたま銀行に出る用事があるから、その日はいかがでしょうか…

マネキンをひつくり返し戻り梅雨

大学時代の体育連合会幹事会のメンバーが渋谷に集った。一昨年は私の伊豆の家で、昨年は那須の貸別荘で、それぞれ一泊でやっていたが、今年は思い出深い渋谷でやろうということで7人が集った。幹事会のメンバーは全部で8人だが、どうしても1人に連絡がつ…

青臭き斧振り翳し子蟷螂

4年の男子が言うことを聞かなくて困ると、4年の部屋当番に当たったスタッフは異口同音に嘆く。やんちゃぶりもパワーアップしているようだ。ようだ、と言うのは、私がここしばらく4年の部屋当番から外れ、校舎2階の3年の部屋当番になっていて、4年の様子を直…

山百合や富士と真っ向咲き向かふ

このところ、晩酌の友に『難訓辞典』(中山泰昌編 東京堂出版)の第二部(姓氏・地名)をぱらぱらめくって楽しんでいる。 放課後児童教室を利用する子どもたちの名簿を4月最初に見たとき、どうやって読むの? という名前がずらり並んで面食らったが、この『…

手足延べ一人朝湯の鮎の宿

昨日、いつも通りあやめ湯に浸かって帰ろうとしたら、駐車場に車が1台もない。珍しいこともあるもんだと湯屋の方を見たら提灯に明りが灯っていない。そこでようやく5日はあやめ湯の定休日だったと気づいた。 あやめ湯が定休日の日は長岡南浴場へ行くことが多…

紫蘇の葉の裏吹く風の匂ひ立つ

午前中、庭の二箇所に植えてある紫陽花を剪定した。 先達のアドバイスによれば、花が咲き終わった後、花から2〜4枚の葉の位置で枝を切り詰めよ、とのことだが、去年、剪定を間違えたせいで今年は花をつけなかった。花をつけなかった場合のアドバイスはなかっ…

新装の店に木の香や山開

今日は仕事が休み。昨日の日曜に続けて今日も藤沢で過ごしてもよかったが、藤沢のマンションは明日から3日間、防音の室内工事が入る。室内工事ではキッチンとリビングの壁紙を張り替えるというので、昨日は、食器棚を移動し、パソコン机を移動し、テレビを移…

白粉を汗に溶かして子らの見得

昨日、7月2日(土)の「源氏あやめ祭」1日目のことを書こうとしたら、骨董市の話だけで1,200字を超えてしまった。それで祭りの様子は今日に回した。 骨董市からそのまま職場に行ったら、子どもは5人しか来ていなかった。こんなことは珍しい。土曜日の放課後…

端渓のずしりと炎天にて売らる

昼、出勤前に狩野川公園へ行く。先月の骨董市で見つけた柱時計を、やはり買うことにした。ところが、前回、柱時計をずらり並べていた露店が、今回は来ていない。こういう骨董屋さんって、いつも決まって店を出すとは限らないんだね。ちょっと考えれば分かり…