いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

晩秋や富士も聴かれよ津軽の音

今朝はいつもの辻堂駅6:12に乗り遅れて、次の6:40発の沼津行きに乗る。これまでは何とかぎりぎり乗れたことが何度もあったが、今日はみごとにしくじった。しくじったのはこれで二度目。この6:40の電車は下りとは思えないほど混む。ドアの前に立ち止まらず奥…

孫の世話もういいだろう秋曇

藤沢で孫の世話。午前10時、文具スーパーの開店を待って孫を連れて出かける。文具スーパーは今日が新装開店セールの最終日で、せっかくだから孫にジグソーパズルを買ってやろうと思った。ところが、孫は二人ともジグソーパズルにはまるで興味を示さず、お兄…

稲干せる田に報徳の気を残す

朝の5時半、ブログの下書きを書いていたら、外から微かに津軽三味線の音が聞こえてきた。家から歩いて6軒先に津軽三味線の教室があって、どうやら音はそこから流れてきているらしい。5時半といえば外はまだ暗い。そんな朝早くから三味線の音が聞こえてきたの…

赤い実の赤増してより秋深む

写真は、ピラカンサ(トキワサンザシ)。朝、ゴミ捨ての帰り道で見かけた。植木屋さんが手入れしているような見事な庭に、ひときわ目立って赤い実をつけていた。何の実だろう。名前がわからない。とりあえず写真を撮って、後で調べてみよう。と、家に戻って調…

落ち葉押し上げて分葱の生え伸びる

今年の富士山の初冠雪は昨日26日(水)で、昭和31年と並んでこれまでで最も遅いという。昭和31年は私が3歳の年。そのときに撮ったものらしい写真が一枚残っているのだが、当然のことながら、当時の記憶はまったくない。三輪車に乗っている赤ん坊は私だと、こ…

初雪の富士に繕ひ間に合はず

昨日は月一回の定期健診で仕事が休み。午前10時過ぎに大場の病院へ行く。血糖値は標準の範囲で、HbA1c値は前回より一気に0.3ポイント下がった。ポイントを下げるための努力は特にしておらず、毎日の晩酌は欠かさない。飲む薬を変えたわけでもない。運動量を…

秋霖を玉と描くや蜘蛛の糸

写真は、向かいの休業中ホテルの生け垣に張った蜘蛛の巣。雨に濡れ、ホテルの丸屋根がシルエットになって、コンテストに出してもいいと思うくらいの写真になった。タイトルを付けるとしたら、そうですね、「どさ、ゆさ。」とでもしておきましょうか。「どさ…

踏切の家柿の実の二つほど

今日は「放課後児童クラブ研修会」の第2クールで、いつもより30分早く出勤。何だ、この「クール」って。これ、もともとフランス語(cours)で、講義とか、過程、流れ、経過、推移などの意味があるという。今回の研修の実施が決まったとき、リーダーが第1クー…

女房の小言の増えて柿紅葉

今日はカミさんの仕事が休みだというので、藤沢の我楽多を車に積んで伊豆へ運んだ。マンションの我楽多はだいぶ整理したつもりだが、不思議なことに次から次へと湧き出てくる。タンスの上にはまだスキー板とスキー靴が隠れている。カミさんは、(藤沢に)戻…

色無き風吹く街に買ふスケッチ帳

写真は、新装開店の文具スーパー。昨日10月21日(金)にリニューアルオープンした。この文具スーパーは本社が長野市にあって、創業は昭和21年という。藤沢店は平成17年、ノジマ電気が湘南モールフィルに引っ越した跡の建物をそのまま使って開店した。文具の…

秋の潮向きを等しく船舫ふ

絵は、内浦漁港に係留された大型・中型魚船。(紙はマルマンVIFART B5サイズ 中目、鉛筆はシャープペンシル2B、絵の具はサクラ透明水彩12色)この4隻は、漁港の同じ場所にずっと係留されていて、ぜひ描いてみたいと思っていた。前回は別の漁港の船の艫を2隻…

葉の艶を増して石蕗岩に咲く

長岡南浴場(18:36〜19:21)4→1人。20日の今日はあやめ湯の定休日。それで久々に長岡南浴場に回った。長岡南浴場は、かつての温泉街のメイン通りから50mほど奥まったところにある。この浴場の難点は駐車場がないことだが、バイクの私は玄関横に駐めるから別…

週末の画家を気取つて秋の浜

写真は、内浦漁港。昨日の休み、やっぱり船が見たくなって、夕方バイクを内浦漁港まで走らせた。堤防には中型の漁船が3隻、どうぞお好きなように描いてくださいといわんばかりに、左を向いて真横に繋がれていた。夕方4時近くで、普段なら人の姿など見ない漁…

裏に柿あるや昔のラーメン屋

今日は仕事が休み。午前中、洗濯をしながらミニ菜園に分葱(わけぎ)と浅葱(あさつき)の球根を植えた。どちらも一昨日の日曜に買っておいたものだが、分葱には職場の同僚から分けてもらった球根も5球ほど混ざる。秋には、ここしばらく大根を植えてきたが、…

絵の心子に教へられ濁酒

「せんせい、どうぶつえんのどうぶつで、なにがいちばんすき?」おやつの後の「自由遊び」で1年生の女の子に訊かれた。手に自分のお絵かき帳から切り離した一枚をひらひらさせている。なになに、私に動物の絵を描いてくれるってかい?「そうねえ、キリンかな…

釣り人や釣瓶落としの影背負ひ

昨日の土曜が午後勤務のため、今日は藤沢に戻らず伊豆で過ごす。藤沢に戻って戻れないこともないが、どうせ月曜の朝早くにまた伊豆へ来ることを思えば、その分の電車賃を呑み代に回したほうがお得だと私は思ってしまうし、ケチなカミさんもそのほうがいいと…

龍田姫召され子育地蔵尊

タイムラプスは、10月15日(土)6:26〜8:32の伊豆長岡の空。◆https://www.facebook.com/100001436582002/videos/1218934308164444/雲一つない秋晴れで富士山がくっきり見えるのはいいが、雲の動きがないと単なる一枚の静止画のようでタイムラプスの特長が出…

天高く遊べる児らの帽子かな

今の放課後児童教室に勤務して半年が過ぎた。4月当初は女性だけの職場に男一人で馴染めるだろうかと不安だったが、半年経ってその不安は今はない。不安はないが、馴染めない気持ちは今もある。どんな仕事でもその気になれば何でもできると思っていたが、人に…

我が胸に一点の影秋深む

今日は職場の健康診断。毎年恒例の健康診断だが、こんなに遅い時期の健康診断は始めて。学校に勤務していた頃は、健診は会議室で行われていたが、市の職員の健診は市庁舎を使って行われる。伊豆の国市の場合、伊豆長岡庁舎(本庁舎)と大仁庁舎の2箇所(韮山…

我が胸に一点の影秋深む

今日は職場の健康診断。毎年恒例の健康診断だが、こんなに遅い時期の健康診断は始めて。学校に勤務していた頃は、健診は会議室で行われていたが、市の職員の健診は市庁舎を使って行われる。伊豆の国市の場合、伊豆長岡庁舎(本庁舎)と大仁庁舎の2箇所(韮山…

熱測る手で風邪引きの林檎擂る

写真は、職場の同僚からいただいた青森のお土産。甥の結婚式が八戸であって、その土産だと言う。重かったでしょう、と言ったら、向こうから送ってもらったと言っていた。青森のりんごジュースは私の子どもたちも好きで、父母生前の頃は、帰青するたびに土産…

子規の詠む柿学校のチャイム鳴る

昨日はちと呑み過ぎて、今朝起きるのが辛かった。アラームはいつもの午前4時に鳴り、起きるには起きたが頭が重すぎて、すぐまた横になって1時間ばかり眠った。辻堂駅6:12発の沼津行きに乗る。今日は茅ヶ崎駅で座れず平塚駅で座れた。座ってブログを書き始め…

秋の暮れビルの谷間の電話箱

横浜に勤務していたときの元同僚の個展に出かけた。場所は東横線の武蔵小杉。私は大学の5年目と6年目の2年間、川崎市の小杉御殿町のアパートに住んでいた。最寄り駅は東横線の新丸子。それ以前は同郷のクラスメイトと世田谷区上野毛で一軒家をルームシェアし…

あの人が駅で待ってる花芙蓉

昨日の夕方、あやめ湯へ行ったら、石畳の小路を向こうから歩いて来るマイ桶氏と一緒になった。マイ桶氏は入浴券を自販機で買わない。回数券みたいなものも番台に出さなかった。あやめ湯を運営する組織の役員をしているから、きっと顔パスなのだろう。風呂場…

秋鯖の船誇らしく舫ひけり

土曜の午前出勤。土曜が午前出勤の場合は、昼食に子どもたちと一緒に食べる弁当を作らないといけない。弁当作りに慣れない私には、これが面倒。ご飯は、レトルトパックを電子レンジで温めて弁当箱に詰める。ご飯の中に小梅を沈ませ、上に昆布の佃煮を散らす…

蛤も雀も焼かれ煙る夕

写真は、新装開店したコンビニ。急ピッチで工事を進めていたコンビニは今週10月4日(火)にオープンした。取り壊された元の店舗の跡地は新たにコンビニの駐車場になった。筋向かいの旅館の大型バス駐車場になるかもしれないと思っていたら違った。これで新装…

我儘といふ美学あり秋の空

私はほとんどテレビを見ない。しかし、サッカーの日本代表の試合中継だけは見る。ロシアW杯アジア最終予選の初戦をホームで落とした日本は、これまで1勝1敗と苦しい展開。今日の第3戦のイラク戦は、これに勝たなければW杯出場はほとんど絶望的な崖っぷちの戦…

台風の逸れて青鷺舟の上

午前中、ホームセンターから材料を買ってきて、先週作りかけていた棚を仕上げた。早速この棚に1階八畳洋間から我楽多を運び上げる。おかげで八畳洋間はすっきりした。ただ、今後増えるだろう我楽多については、どう整理するかは今のところ未定。使わなくなっ…

千日紅児らの眼に愛灯す

写真は、小学校正門を潜ってすぐのところにある花壇。この花壇の中に「おそうじ小僧」の銅像が建っている。この写真は、今日の昼、タイムカードを押す前に撮ったが、外遊びの時間にここを通ったときには、右手の赤紫のセンニチコウがきれいに無くなっていた…

人訪ぬ我が家は此処と月夜茸

9月末日付で7名が放課後児童教室を退所した。そのうち4年が4名。例年、夏休みが明けると4年の退所が増える傾向にあるとベテランスタッフから聞いていたが、その傾向どおりの展開になった。もともと入所の条件は、「児童の保護者および同じ敷地内に住む65歳未…