いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

枇杷喰んで酸いも甘いも指の先(あ)

長かった巣籠もり生活も今日で終了。明日からは6時間勤務の仕事が待っている(水曜は5時間だけど)。現在67歳。ああ、一体いつまで働かなければいけないのだろう。カミさんは70歳まで働くようなことを前から言っていたが、ひょっとして私もそこまで働くこと…

雨は艶いや増す桃の色躑躅(あ)

午後3時過ぎ、横浜の高校で2年の担任をしていた時の教え子がひょっこり訪ねてきた。昨秋、初めての同窓会を取り仕切った奴である。もう55歳というから、「奴」呼ばわりは失礼極まりないのだが、親子と同じで、教え子と恩師の関係はいくつになっても生徒と先…

梅雨に入る宿や伊豆牛三色丼(あ)

【今日の一枚】「給付金」申請窓口への案内。 今日、市役所本庁で新型コロナウィウルス感染症に係る「特別定額給付金」の申請をした。送られてきた案内にはオンラインでの申請方法も載っていたが、各自治体でトラブル続出というニュースが流れているのも加味…

男梅雨光芒一閃なきままに(あ)

【今日の一枚】夕焼け光芒。 湯屋から帰ってきたら、西の空に、カッターの切り口から血が吹き出しているような夕焼けが見えた。ちょうど、コミック誌「ビッグコミック」連載の「颯汰の国」(小山ゆう画)で主人公・颯汰の養父が火付け盗賊人に斬られるシーンを…

白躑躅今朝は女の色をして(あ)

三島・大場の病院で定期検診。廊下の奥の診察室から院長先生の声が聞こえていたから、前回に続いて今日も応援の診療をしているのだろう。病院はまだまだ気が抜けません。 検診の結果は、血圧、体重ともに良好。血糖値は、昼食にスパゲティナポリタンの大盛り…

擁壁にきつと背を立て夏蓬(あ)

押入れの奥から大量の「まめしぼり」が出てきた。 横浜の高校に勤務していた頃、「ねぶた」のまねごとをしたことがある。それである年、せっかくだから作るだけでなく、衣装を揃えて跳ねてみようかという話になった。衣装を全部揃えるのは大変だから、せめて…

薫風は野を駆け巡つて川分かつ(あ)

学校は今日から「慣らし授業」が始まった。学校が再開されるのは正式には6/1(月)からだが、その一週間前に体を慣らしておこうというわけだ。私は今週まで自宅待機で、来週から出勤になる。 そこで今日は、私もなまった足腰を慣らすべく、自主的に狩野川の土…

雪舟の絵心の欲し曝書かな(あ)

昨日(5/23)付のディジタル版「朝日新聞」社説に、「朝ご飯を食べたと思ったら、昼の献立を考えなければならない。そうこうするうちに夕食の時間が迫ってくるーー。コロナ禍のなか、3食を準備することの大変さに改めて思い至った人も多いのではないか」とあっ…

菓子で文字作るテントの親子かな(あ)

予定では、孫どもは今日の夕方にカミさんの車で小田原へ帰ることになっていた。 ところが、風呂に入り晩飯を食い、荷物を車に積み込んでさあ帰るかという段になって、お兄ちゃんが腹痛を訴えた。 トイレに駆け込んだが、待てど暮らせど出てこない。カミさん…

ほつほつと蓮華躑躅の燃え初むる(あ)

朝、庭の草むしりのゴミ袋5袋を孫たちとゴミ収集所に運んだあと、その足で下のコンビニまで行って孫たちに好きな駄菓子を選ばせる。ゴミ袋を運んでくれた駄賃のつもり。それにしても「駄賃」という言葉、今の子どもたちには通じるだろうか。 コンビニの帰り…

青青と放つ胡瓜の香気かな(あ)

午後、孫娘と甘夏のマーマレードを作る。「じぃじん家の甘夏だからジージレードでいい?」といったら、いいよと孫娘。砂糖の量は孫娘の舌に任せた。自分で作った味を、孫娘はいつまで覚えていてくれるだろう。 今日の晩ご飯は玉ねぎカレーだと宣言して、ルー…

花葡萄里の恵みのひと粒を(あ)

最近、朝早くに、ウグイスの鳴き声よりも先にホトトギスの鳴き声を聴くようになった。♪テッペンカケタカ テッペンカケタカ♪ 初夏ですね。 初夏ですが、朝はまだ肌寒さが残り、石油ヒーターで暖をとっている。私一人ならそんなことはまずやらないが、今遊びに…

いたづらに余命ごろりと昼寝覚(あ)

午前、教頭先生から電話をいただいた。「6月1日から学校が再開されることになりましたので、よろしくお願いします」とのこと。「いえ、こちらこそお願いします」と返した。 実は昨日、今日の電話に先立ってメールを2通いただいていた。6/1から学校が再開され…

咲くもあり咲かぬもありて野のあやめ(あ)

明日、孫が来るので、その前に溜まった会計の仕事を済まそうと思った。 それで、通帳と帳簿を整理していたら、電話がかかってきた。私の場合、家に固定電話がないので、普通に電話と言ったらスマホのことを指す。 出ると、地区にお住まいの方だった。前年度…

夏草や子らの背丈の通学路(あ)

今日は地区清掃の日。コロナ禍の何するものぞと実施。 草刈りは4組と5組が担当。その他の組はゴミ拾いに回る。私は地区三役ということで、少し早めに公民館に行った。つもりが、8時半から作業開始なのに、8時にはすでにたくさんの人が集まっていた。 マスク…

五月雨や浮気心をそそのかす(あ)

今日はカメさんデー(某スーパーのサービスで、65歳以上だと「6」の付く日は酒類以外の商品が10%offになる)というので、雨の中を駅向こうのスーパーまで、空のリュックを背負って坂を下った。雨の日は大抵家に「巣ごもる」のだが、来週は孫が来るということ…

バイク音静まるあたり夏灯し(あ)

今日来る予定の孫だが、お兄ちゃんが5/18(月)に提出しなければいけない課題がまだ出来上がっていないとかで、5/19(火)に来ることになった。どうするよ、伊豆牛を買っちまったよ。 そして夕方、学校からメールが届き、6/1(月)の学校再開に向けて前の週の5/25(…

モーツァルトショパンバッハもハンモック(あ)

ただいまコロナ禍真っ只中とあって、外出にはマスクを欠かさない。ハンカチでこしらえた咳エチケットマスクである。 ここへきて市販の使い捨てマスクの値段も大幅に下落したとニュースで報道しているが、下落もへったくれも、ハンカチでこしらえたマスクを使…

蟇醜き面の潔し(あ)

今日も自治会会計の仕事。JAで出金し、向かいの支所で「緑の羽募金」を納金。 5/15(金)〜23(土)に孫が伊豆へ来るという。えっ、9日間も? 向こうは登校日とかはないの? 9日は長丁場だな。 孫が来ることは一向に構わない。連れて来るのも送り戻すのもカミさ…

かぽと喰む曲がれる胡瓜土臭き(あ)

今日は自治会会計の仕事で郵便局、JA、支所、公民館を行ったり来たり。 一応、区費の入金を終えるという大口が片付いたところで、次は準区費を集める手続きに入る。準区費とは、地区居住をセカンドハウスとして利用されている方が納める区費のことで、常住の…

雨雲を伸び突き抜けて山法師(あ)

正午前に大金を持ってJAへ行く。土曜(5/9)に集金した区費と募金である。 入金申込書に、日付、口座番号、申込者(私)氏名、入金額を16回記入し、それぞれ現金を添えて受付カウンターに出す。 多少の手違いはあると覚悟していたが、一発で入金終了した。抱きか…

柿の花照れて葉蔭に人見知り(あ)

コロナ禍でテレワークという新たな働き方が期せず生まれたが、そのミーティング時に使われるのが「Zoom」というアプリ。ここへきて一気に脚光を浴びている。 臨時休校を強いられている学校でも、オンライン学習を構築するのにこのアプリを使っていると聞いた…

背負ふ子に道教ヘられ山したゝる(あ)

今日は、自治会の各組長さんが集めた区費を預かる日。会計の仕事です。 午後4時から公民館に待機し、組長さんが届けに来る区費と募金額を預かる。併せて、あらかじめ用意してあった活動助成金を受け取りにきた団体代表者に配って押印してもらう。その中に、…

風薫る登校日笑みはちきれて(あ)

先日学校から送られてきたメールに記載された時間割では、今日の午前は3年生が登校し、午後は特支学級が登校することになっていた。それで昨日、私はどのタイミングで出勤すればいいか学校に問い合わせた。そうしたら出勤には及ばないとのことで、それではと…

こは己がかよへる道か花いばら(あ)

明日5/8(金)は特支学級の子が登校する日に当たっているので、てっきり出勤日だとばかり思っていたら違った。もし勘違いしていたらいけないと思って、念のため職場に電話をかけたら出勤しなくていいと言われた。 電話口では教頭先生が対応してくれた。途中、…

小止みなき熱情ここに青嵐(あ)

このGWは現金を持たないで過ごしている。GW前に銀行で引き落としておくのを忘れたのだ。 しかし、大型連休で金融機関が休みでもちっとも困らない。財布に札が一枚もなくてもスマホさえあれば買い物ができてしまうから。百均でも米店でも精肉店でもコンビニで…

夏立つや生垣を刈る若女将(あ)

「西日本新聞」(ディジタル版)の記事に触発されて、早速、私も句とイラストのコラボをやってみた。 ほのぼの系の絵が描けるかどうか自信がなかったが、どんなふうに仕上がるか、ひとまずやってみようということでやってみた。 最初は、「絵日記」で使ってい…

孫幸くあれと翁の夏野菜(あ)

昨日(5/3)の「西日本新聞」(ディジタル版)に載っていた記事が目に留まった。「亡き祖父の句に孫がイラスト 『優しくて和む』ツイッター投稿に反響」。 記事にはこうある。 「長崎県佐世保市で暮らす祖父の俳句に関東在住の孫が猫のイラストを添えてツイッタ…

慈雨来よと青き葡萄の生まれたて(あ)

庭の草むしりはあらかた終了した。と思ったら、どっこい、枇杷(びわ)の下の草藪が残っていた。いつぞやウシガエルがのそっと顔を出した箇所である。 ここは剪定した枝を積み上げてきた場所で、枝と枝の闇間に得体(えた)の知れない魑魅魍魎(ちみもうりょう)が…

薫風によろしよろしと苗そよぐ(あ)

ようやく散髪に行けた。前回行ったのはいつだったかと過去のブログで確認したら、2/23になっていた。げっ、2ヶ月以上も行ってなかったか。髪が耳にかかってウザいと思っていたんだ。勤めに出ていればまずこんな不精はしない。勤めに出ないと日頃の身だしなみ…