いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

縁側に紐解く絵本冷麦茶(あ)

【今日の一枚】「家庭教育講演会」のチラシ。 きょう回ってきた回覧板に閉じ込まれてあった。QRコードが貼られてあったので、早速そこから申し込んだ。チラシには申し込み欄はなかったけど、やはり、この手の案内は紙媒体に限りますね。市のホームページにも…

せせらぎをぐらりと鮎の竿しなる(あ)

【今日の一枚】狩野川の鮎釣り。 湧き水のストックがなくなったので、湯ヶ島まで水を汲みに行ってきた。カブのボックスにはちょうど2Lのペットボトルが12本入る。20Lで100円だから、2Lボトルでいうと10本分だが、12本分水を汲んで100円で勘弁してもらってい…

夏休み明け黴臭き幟旗(あ)

【今日の一枚】交通安全の幟旗。 公民館前の交通安全の幟旗が、風にだいぶ千切れていた。 先週のラジオ体操の折に幟旗がよれよれになっているのに気づき新品に取り替えた。が、倉庫にあったのは「青少年育成会」のそれ一枚のみで、交通安全会のはなかった。 …

西日照り向ひのホテル改装中(あ)

志茂田景樹さんのブログを見ていたら、「いつかやろうと心に決めている」ことを書き出してみたという記事が載っていた(8/23)。 書き出したら7つもあったそうだ。すげえ。まだ7つもやりたいことがあるのか。 そのうちの4番目に挙げていたのは「絵本を描くよう…

泡盛や唾して捲るコミツク誌(あ)

【今日の一枚】晩酌の皿と読みさしのコミック誌と。 孫と一緒に食事をしなくなって、晩酌にコミック誌が加わった。定期購読コミック誌をパラパラ捲りながら、晩酌をちびちび飲る習慣がついてしまった。 朝飯を摂りながら一城主が朝刊を広げるのは、かつては…

アナログのおしなべてよき昼寝かな(あ)

【今日の一枚】ワイヤーネット式カレンダー。 最近、いつまでに何をすべきか頭で整理できなくなった。で、何かいい方法はないかと思案していた。 このパソコンのカレンダーは大きくて見やすいのだが、外に持ち歩けない。 外に持ち歩けるのはスマホのカレンダ…

向日葵の空青青とあつち向いてほい(あ)

【今日の一枚】乗タク停車場横の空き地に咲く向日葵。 きょうは「ビッグコミック」発売日だと気付き、田京駅踏切を渡った医療センターまで乗タク(乗合タクシー)を使う。そこから歩いて本屋に向かう。本当は図書館まで行って欲しかったけど、乗タクは医療セン…

菓子もらふ坊主頭に玉の汗(あ)

先週今週と病院に行けてない。処方箋は先週のうちにとうに切れた。 先週は孫が伊豆に来て病院に行く時間が取れなかった。おととい、きのうは孫に入れ替わってカミさんが来て行けなかった。行くならきょうと思っていたら、携帯天気図に夕方雨の予報が出たので…

誰のせいでもありやしない草むしる(あ)

【今日の一枚】雑草をむしった庭。 やらなきゃやらなきゃと思いながらなかなかやれないでいた庭の草むしりをやった。こういう作業は一人でやると気が滅入るし、枯れ草に乾涸びていても誰も気づいてくれない可能性がある。だから、家に誰かいるときしかやらな…

夏の朝まだやり残してることがある(あ)

【今日の一枚】公民館のラジカセ。 きょうから子供会のラジオ体操が始まった。 8/22〜24までのたった3日間だけだけど、毎年恒例の行事として定着している。 私が小学生だった頃は夏休み中ずっとやっていたような気がするが、今はたった3日間しかやらない。お…

百日紅なんちやつてまだ咲いてゐる(あ)

セラミック二合鍋で炊いたご飯を、一膳食っただけで腐らせてしまった。 いつもならご飯専用冷凍容器に移して冷凍しておくのだが、昨夜は冷凍し忘れて寝ちまった。 しまった、やっちまったかと思ったが後の祭り。鍋の蓋を開けたら、あの懐かしい臭いが鼻をつ…

小さき手に茹で唐黍の折れる音(あ)

【今日の一枚】きのう茹でたとうもろこし。 6本茹でて、2本食って、残りを大磯に戻る孫娘に持たした。芯の先の実まで食ってくれたかななあ。 【書】「前夕」ぜんせき(No.1,159) 「前の晩。前夜。」(『旺文社漢字典』第2版) 「前」は、刀(刂)と、音を表す…

地産地消西瓜販売最終日(あ)

【今日の一枚】田中山西瓜販売最終日。 夏休み最後に孫娘にとうもろこしを食べさせたくて「まごころ市場」にカブを走らせた。そうしたら、思いがけず名産田中山の西瓜が売り棚にずらり並んでいた。店員さんに訊いたら、今年の販売はきょうが最後だと言う。そ…

さまざまの夏や渋谷の喫茶店(あ)

【今日の一枚】ミートドリア。 きょうの昼食です。レトルト食品と冷や飯があったので、上にナチュラルチーズをまぶしてオーブントースターで焦げ目をつけてみました。 大学2年の頃、渋谷の喫茶店に入り浸っていた。そこがサッカー部の溜まり場で、講義を終え…

炎昼や唐揚げ摘む部活の子(あ)

【今日の一枚】550円の唐揚げ弁当。 カミさんが以前、伊豆へ来るときに寄っていた弁当屋が韮山の山通りにある。 家からだと韮山反射炉交差点を越えて500mほど先。高校が近くにあり、部活の子たちがよく唐揚げ弁当を買いに来るという。この唐揚げの大きさが半…

朝焼けや八十島々の影焦す(あ)

久々に「たて書きコラム」にアクセスした。 私が読み始めた頃とだいぶ様変わりしていて面食らったが、中には今なおご健在のコラムもあって興味が尽きなかかった。 その中でも福島民報コラムあぶくま抄「かすかな声」(8/15)が目に留まった。 「甲骨文字は漢字…

南瓜のいぼも南国仕込にて(あ)

庭の草むしりに取り掛かろうと思ったら、玄関前の柘植の枝が南隣家を脅かしているのに気づき、そちらの始末を優先することにした。 剪定鋏で柘植をチョキチョキ切っていたら、私の横にわざわざ車を停めて、窓を開けて挨拶してくれる人がいる。見たことがある…

桃色に散る散る雨の百日紅(あ)

【今日の一枚】玄関アプローチ石段に散り敷いたサルスベリ(百日紅)。 伊豆半島を直撃した台風8号は雨台風で、雨をたくさん降らせたが、それなりに風も普段に比べて強めに吹いた。 それで、咲き揃った満開の百日紅が、ほれ、この通り。 この分じゃ、八月いっ…

夕立や突貫警察新庁舎(あ)

小笠原近海で発生した熱帯低気圧が、台風8号に発展し、伊豆半島を横切った。 通常なら、すわ台風直撃と身構えるが、今回はさほどの脅威を抱かなかった。雨台風なら大したことあるめえと読んだ。そうしたら、その読み通り、大した被害をもたらさらずに伊豆半…

夏の灯や伊豆文学賞百万円(あ)

【今日の一枚】図書館内に貼られた「伊豆文学賞作品募集」のポスター。 応募締め切りは9/30。まだ間に合う。今から準備に取り掛かって、間に合うか。いや、間に合わせるしかない。 今から遡ること7年前の第19回「伊豆文学賞」では、今村翔吾さんが最優秀賞に…

新潟の米旨し旨し夏休み(あ)

洗濯機を回しながら、ベッド部屋の衣装ケースを整理していたら、踏み台を踏み損ねてそのまま床にすってん転げ落ちた。受け身を取るスペースはなく、背中を踏み台の角にぶつけ、臀部をしこたま床に打ち付けた。特に酷かったのが右脚脹脛。腫れてはいないが、…

孫の声なくて玉蜀黍茹でる(あ)

【今日の一枚】今晩の晩酌のおかず。 孫がいなくなった途端に料理をする気が萎えた。どうせ呑めば晩ごはんは食わないからと飯も炊かなくなる。 なんとかの一つ覚えのように作っていた卵焼きも、孫がいなくなってから作らなくなった。代わりにきょうは冷蔵庫…

夏草や読み始めたる文芸書(あ)

【今日の一枚】草刈り鎌。 外の物置小屋から出したはいいが、連日の酷暑と突然の雨にめげて、出して出しっぱなし。庭の草はボウボウなんだが刈る気が起きない。すぐベッドに横たわって、暑い暑いとほざきながら文芸雑誌に目を通している。 我が家にはクーラ…

旱雲親子丼独り食む(あ)

【今日の一枚】晩酌の長芋と大豆もやし。 青森県産の長芋が無性に食いたくなった。ただそれだけのこと。大豆もやしは、ついでのおまけ。 きのうも同じスーパーに長芋はあった。でもラベルには北海道産と記されてあった。だから買わなかった。 北海道の海の幸…

主居らぬ窓辺キララと松の針(あ)

【今日の一枚】松葉に降り注ぐ雨。 車庫の脇に黒松が植わってある。孫娘にあてがっていた部屋の窓を開けると、その窓先まで松の枝が伸びている。 雨は俄か雨で、昼過ぎあたりにざっときた。そして、すぐ止んだ。 針のように尖った松の葉に生まれたての透明な…

夕凪やパソコン部屋に気の籠る(あ)

【今日の一枚】パソコン部屋復活。 ベッド部屋に眠っていたiMacをこっちへ持ってきて、その横に、玄関を入ってすぐの上がり框のところにあったメインのパソコンを置いた。 これでflash専用機と最新MacOS搭載のマシンが並んだ。パソコンが消えた分、玄関の上…

しなだれて子の簪や百合の花(あ)

【今日の一枚】庭のタカサゴユリ(高砂百合)。 似たのにテッポウユリ(鉄炮百合)があるが、こちらは花弁に赤紫の筋が入っているからタカサゴユリ(高砂百合)。 庭のあちこちに自生するが、殊に玄関アプローチ敷石にしなだれるように咲いて通路を妨げるのは困る…

洗濯を仕舞ひ忘れて揚花火(あ)

区の委員会に「乗合タクシー推進委員会」というのがある。略して「乗タク」。 これは、歴代区長経験者を中心に組織され、今年は私も副会長として名を連ねている。この7月、8月、9月と「乗タクを使おう」強化期間になっていて、ここへきてようやく時間が取れ…

夏の夢古昔杵柄今何処(あ)

【今日の一枚】お兄ちゃんの部屋にiMac復活。 このiMacは、もともとこの部屋にあった。小豆色の文机も、もともとこの部屋にあった。孫どもと住むことになって、6畳和室を3畳二部屋に間仕切りする必要が生じ、やむなくベッド部屋に移しておいたものである。 …

寝かすまじ声を限りの油蟬(あ)

【きょうの一枚】網戸に張り付いたアブラゼミ(油蟬) 庭の草むしりをしなくちゃと思うが、連日の「危険な暑さ」に怯んで炎天に出る気がしない。ベッド部屋で少し横になって英気を養おうと思ったら、網戸に油蟬がへばりついていた。 声が、あのけたたましく鳴…