いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

名作座今宵ほろ酔ひ春近し(あ)

【今日の一枚】新日曜名作座。 NHKのラジオ番組に「新日曜名作座」というのがあって、大河ドラマの始まる前に晩酌を呑りながら聴くのを楽しみにしている。 これは、かつては「日曜名作座」として、森繁久彌と加藤道子のお二人で演じていたそうで、それがなん…

冴返る天下の嶮は箱根山(あ)

午前中に一週間分の洗濯を済ませ、午後はProcreateでたっぷり遊んだ。 ひょんなことから、「BOOTH」というサイトにProcreate用の「墨ブラシ」があるのを見つけ、これだこれが欲しかった、とためらわず購入した。16種類の墨ブラシと4種の紙テクスチャがセット…

ひよと鳴き鳥飛び来たる春隣(あ)

ヒヨドリである。 庭の椿の花もポツポツ咲くようになって、その蜜を吸いにきたのだろうか。 私は、朝食のとき、和室のカウンターの椅子に腰掛け、障子戸を開けて庭を眺める。そうして庭を眺めながらホットサンドを食う。すると時折、どこからか鳥が飛んでき…

受験子の開く一途のみくじ札(あ)

【今日の一枚】受験生応援おみくじ。 今日の昼、保健室前の廊下におみくじコーナーが設けられた。千代紙の裏に、受験生を励ます名言が書かれたのをおみくじと見立て、それを折って小箱に入れてある。噂を聞きつけた3年生が給食後に集まってきて、好きな小箱…

猫柳出湯宿にも日が落ちて(あ)

仕事を終えた足でJAに向かい、自治会の会計処理をする。その後で、窓口の人に言われた。「資料が整っておりますので、お時間がありましたら、ご説明いたしますが」。 資料というのは、「JAの個人年金」のことである。あの、「ゆとりが あるって いいよね。」…

何色に咲くやすくすくチューリップ(あ)

小田原に嫁いだ娘が、今日、伊豆へ来るはずだった。上の孫が塾へ行きたいと言い出して、ついてはパソコンやらiPadやらが要るという。今は使わなくなった端末があるので、くれてやるから取りに来いと言っておいた。 それで今日来るはずだったが、都合ができて…

隙間風焼き鳥を焼く煙の中(あ)

昨日(1/24)に投開票が行われた山形県知事選挙のことが、今日の山形新聞コラム「談話室」に載っていた。「全国初の女性候補同士の一騎打ちということで耳目を集めた」とある。 コラムは「県勢発展への熱い訴えを重ねた両者の姿が若い世代、特に女性の政治参画…

再びの春です赤い一太郎(あ)

午前中、古いiPadを初期化する。 世の中には便利なサイトがあるものだ。痒いところに手が届くような、困っている人を手助けしてくれるようなサイトがある。そのサイトでは初期化の仕方を丁寧に紹介してくれていて、手順にしたがって作業を進めたら、難なく初…

古大根ゆるゆる煮込みながら酒(あ)

これまでブログの下書きをパソコンの「メモ」で打っていたが、「メモ」の内容をiPhone上で「はてな」にコピペするときに、うまくいかないことが多々あった。それで、今日は「メモ」ではなく「Evernote」に変えてみた。 「Evernote」は、数年前まで、その機能…

己が身の丈を誇れる寒桜(あ)

今日の給食はポークカレーだった。 いつもなら給食の時間に流れる放送で、放送委員が給食の由来を語り「みなさん、作ってくれた方に感謝をし、残さず食べましょう」と言うのだが、なぜ今日の給食がカレーなのかということについては触れなかった。もしかして…

大寒やかちんこちんの餃子焼く(あ)

今朝の静岡新聞一面に、第164回芥川賞を受賞した宇佐見りんさんの写真が載っていた。写真の下に、「憧れの賞に満面の笑み」と活字がおどる。 「沼津生まれ21歳」だそうだ。21歳は、綿矢りさ『蹴りたい背中』(19歳)、金原ひとみ『蛇にピアス』(20歳)に次いで…

白雲を佩いて気焔の凧揚がる(あ)

職場からそのまま大場の病院に直行しての定期検診。 病院に到着したのは午後診が始まってすぐの時間帯だったが、駐車場はすでに満杯で、駐車するスペースでないところにまで車が駐まっていた。 中に入ると、待合室のベンチに座れない人が、玄関先に出された…

春待つや教室端末タブレット(あ)

朝の会を終えて1校時の授業を待つ間に、クラスのある子と「じゃんけんぽん、あっち向いてホイ」をやった。 私がグーを出してその子はチョキを出した。結果は私の勝ちで、私が「あっち向いてホイ」を言う権利を得たが、グーチョキパーの手を出す間合いが近く…

青森産長芋しやきり春ですね(あ)

焼酎サーバーのいいちこが残り少なくなったので、仕事から家に戻って、いちばん近い酒屋へカブを走らせた。スマホで調べてPayPayが使えると知ったから。 ところが、そこの酒屋の店員に訊いたら、「申し訳ありません。使えません」と言う。なんだ、使えないじ…

ままごとの餌食とならんパンジー植う(あ)

辰野和男『文章のみがき方』(岩波新書)読了。 最後の「文章修業のために」の章で、著者は幸田文の心得を引き出す。 「ひっきょう、父(幸田露伴)の教えたものは技ではなくて、これ渾身ということであった」 幸田文は、何事にも渾身の力をこめて取り組め、との…

臘梅の下をでぶ猫どこへやら(あ)

東海新報コラム「世迷言」を、毎日面白く読ませてもらっている。 最初は社名に「東海」とあったので、てっきり東海地方のローカル新聞だと思っていたら違った。本社は岩手県大船渡市にある。 先日行われた春高バレーでは地元・高田高校の活躍に熱い声援を送…

寒中や女将手作り柚子胡椒(あ)

1校時の「社会(歴史)」の教科書を見たら歴史に登場する著名人のイラストが載っていた。 以前であれば、それらを見ても、自分でも描いてみようとは思わなかった。だけど、今日は違った。描いてみようと思った。例えば、自分が聖徳太子を描いたら、どんな肖像…

手作りの石鹸の香の春を待つ(あ)

毎日「たて書きコラム」を読むのが楽しみである。大抵並び順トップの「余録」から「編集日記」までの14本を読む。 読み終わったコラムは、後になって読む機会があったら読もうと思って、ブラウザに張り付いている「ブック」にPDFで保存するが、まず後になっ…

また一つ老後を足して寒に入る(あ)

【今日の一枚】JAの「こども共済」チラシと景品。 自治会の出入金でJAに行ったら、アンケートを頼まれた。別に急ぎの用事もなかったのでアンケートに協力した。年齢を答え、「後日積み立ての説明を聞く」に○をつけたら、その場でクレラップをくれた。 チラシ…

故郷の味ぎとぎとにおでん鍋(あ)

寒い時期にはおでん鍋がいいと、いつでも食えるように冷蔵庫にレトルトの袋を入れてあるが、おでん自体は私はあまり好きでない。 だいたい故郷の青森では食卓におでんが出た記憶がない。おでんは、東京へ出てきてから漫画家・赤塚不二夫さんの影響で食ったり…

悔しいとだけ書き記す初日記(あ)

今日はずっと自治会の広報のことを考えていた。 広報は、これまで歴代の区長が毎月発行回覧していた。が、来年度は私が事務局に入ることになって、おそらく広報は私が担当することになるかもしれない。 広報の記事は、取材をしないと書けない。載せる写真も…

どんど焼顔火照らせて村集ふ(あ)

【今日の一枚】お飾り燃やし。 どんど焼でもない、かといってお焚き上げでもない、どちらかといったら焚き火に近い感じのイベント。そんなイベントでも消防署には届出が必要なご時世である。 公民館玄関に飾ってあった門松を中心に、各家庭から出たお正月飾…

洪水の爪痕そこに実千両(あ)

昨日、仕事の帰りにいつもの床屋へ寄ったら休みだった。それで、改めて今日、床屋へ行った。 「昨日は休みでしたね」と、店にいた葉加瀬太郎似の息子さんに確認したら、「いえ、普通通りにやってましたよ」だって。どういうこと? 私が休みだと勝手に思った…

厳しさをうち潜めてや寒桜(あ)

去年の暮れから狩猟免許取得を考えていた。 静岡県の場合、狩猟免許試験は8月と2月と年2回あって、そのうちの2月の試験を受けようかと思っていた。それで試験を受けるにはどんな手続きが必要かを調べたら、3ヶ月以内の健康診断書を用意しなければいけないこ…

食パンの耳強張らせ寒の入り(あ)

今日は風が強かった。 出掛けのテレビに秋田県横手市の吹雪の様子が映し出され、雪国は大荒れの天気になると予報が出ていた。その予報通り、今日は北海道や東北で爆弾低気圧が大暴れしたらしい。秋田県内では大規模な停電が発生しているという(1/7 23:00現在…

パン祭集へる子らの淑気かな(あ)

昨日の続きで、辰野和男著『文章のみがき方』(岩波新書)から。 新書は、向田邦子さんについて、次のように触れている。 「才能にあふれたシナリオライターは、日々、心のポケットに、その日の『小さな発見』をしまいこみ、それらを大切に貯めていたのでしょ…

買初のアジフライ食ふ老夫婦(あ)

辰野和男著『文章のみがき方』(岩波新書)を面白く読んでいる。 よしもとばななの、「……ピアノと一緒なんでしょうね。書くというベーシックな練習は毎日しないといけません」という言葉に元気をもらった。 何があっても、何もなくても、毎日こうしてブログを…

水仙の顔出し慎重慎重に(あ)

前に配られた年間行事予定表では、今日が始業式になっていた。が、のちの月間予定表で始業式は翌1/5(火)になり、今日は「私だけの」スペシャルホリデーとなった。 冬休みが今日までになったことをカミさんには言ってない。小田原の孫の家にも言ってない。言…

将来の夢はなになに筆始(あ)

今日は孫二人の書初めの日。本当は元日にしようと思ったが、お兄ちゃんが清書用紙を忘れたのと、その清書用紙の半折を買いに行ったら、店が正月休みで閉まっていたという事情もあって今日になった(店は1/3から営業すると貼り紙で確認してあった)。私は私で、…

なに色に咲くかは知らぬ球根植う(あ)

朝から晩まで、孫とベッタリの正月です。 ベッタリで何がいちばん疲れるかといって、朝昼晩3食のご飯の支度をしなければいけないのがいちばん疲れる。朝ご飯の後片付けをしながら昼ご飯は何にするかを考え、昼ご飯の後片付けをしながら晩御飯は何にするかと…