いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

濁り酒呑め呑め俺も認知症(あ)

【きょうの一枚】スモモ(李)の枝の剪定。 一枚の写真を撮るのに、半日かかる日もあれば、1秒で決まる日もある。 毎日アップしようとするからそうなる。ほどほどに休めばいいのに休まない。 この画像は、残された記録だと10/6に撮ったことになっている。だか…

古稀過ぎてどもなねこもなね夜長かな(あ)

【きょうの一枚】玄関アプローチ(その2)。 先日、前の道に降りて撮った。伐ったカイヅカイブキの枝は、この先の道路中央にはみ出ていた。 普段は、斜向かいの古桜の落ち葉が吹き溜まって見窄らしい格好を見せる玄関アプローチも、たまに竹箒で掃き水を撒くと…

ふるさとの訃報届くや菊日和(あ)

【きょうの一枚】玄関アプローチ。 前の道路に覆いかぶさっていたカイヅカイブキを取り払った。 伐ったブツは庭の奥に捨ててある。 ついでに、前の道路に散らかっていた落ち葉を側溝に履き捨てた。 この側溝にはハクビシンが棲んでいる。鉄板の蓋をうまく屋…

晩秋や机の裏の綿埃(あ)

【きょうの一枚】道にはみ出たカイヅカイブキ。 向かいのホテル (現在休業中)の植栽の枝が道路中央まで迫ってきて、通行の妨げになっている。 この道は通行量はさほどでもないが、そのせいかどうか、ワンちゃんの散歩道になっている。道路にはみ出ている枝が…

枝を切る音高くして冬支度(あ)

あれほど残暑が猛威をふるっていたと思っていたら、気がつけば涼しい秋どころか、その秋を素通りして肌寒い冬になっていた。そんな寒さが身に沁みる昨今の朝夕である。詩人・サトウハチロウの言う、あの、「小さい秋」はどこへいってしまったんだろう。 そろ…

温卵や皿につるりと白い秋(あ)

【きょうの一枚】今日の晩酌。 無人販売所のミニトマトは晩酌に欠かせない。これをつまみながら文芸誌に目を通す。 加えて今日は、囲碁を打つ人の奥さんの得意料理である「温泉卵」をいただいた。前にいただいて冷蔵庫にしまってあったのを出した。白身がト…

まどろみて文読む酒やそぞろ寒(あ)

【きょうの一枚】やっと手に入ったミニトマト。 きのう(10/23)もお休みだったミニトマト無人販売所。ダメもとできょう(10/24)行ったらやってた。やれ嬉しや。喜び勇んで10袋(1袋×100円)も買った。 そんなに買ってどうすんの。いえいえ大丈夫。一人でむしゃむ…

藷ふかしほかほかと聞く海の音(あ)

【きょうの一枚】サツマイモ。 車を駐める場所を提供したら、お礼だと言っておばあちゃんがサツマイモをくれた。 自分ちの畑から掘ってきたんだろうか。 泥がついている。 泥を洗い落として蒸し器で蒸す。 蒸したイモに戸田塩をパラパラ振って晩酌の一皿にし…

富士山の裾足早に秋走る(あ)

きのう(10/21)買えなかったミニトマトを、きょう (10/22)は買い逃すまいと思って開店前に出かけたら、辻に幟旗がたなびいていた。そして、段ボールの案内に「今日はお休み 次回は未定」と書いてあった。 残念。それを手土産に囲碁を打つお宅へ行こうと目論ん…

甘い香を捨てて散り敷く金木犀(あ)

ミニトマトの無人販売所へ行った。店が開く数分前に行ったが、現地に着いたらテーブルの籠はもぬけの空だった。 これからセットするのかなと思って、集まっていた人に訊いたら、ミニトマトはすでに売り切れたとのこと。私が着いたのは、用意したミニトマトが…

月光に濡れて艶艶毒茸(あ)

70歳を過ぎて、どうやってこの世とおさらばするか、そればかり考えるようになった。 70か。その年数に愕然とする。まさか、この私が70まで生きるとは思ってもみなかった。 若い頃はそうだった。70の自分を想像できなかった。 だけど、今は70を過ぎた老人とし…

金木犀だらけの里に犬吠ゆる(あ)

谷村新司さんが亡くなった。スマホのニュース速報で知った。ややあって、財津一郎さんが亡くなった。これもスマホのニュース速報で知った。 両者とも、私と全く関わりのない人だけど、ご活躍をテレビで見知っているから全くの他人事とも思えない。ああ、かつ…

秋の朝庭テーブルのカレーかな(あ)

リハビリ治療5回目。X線診療は次回で終了の予定だが、リハビリはどこまで続くか判らない。 「お身体の痛みはいかがですか」とリハビリ療法士に訊かれるが、痛いといえば痛いし、痛くないといえば痛くないと答える。結局、どっちなんだと言われても困る。痛い…

庭草に銀粉や蛾のうずくまる(あ)

きょう(10/17)は某委員会主催の「蘇れ朝マック」ツアーがあった。参加者はスタッフを含めて14名。 去年も同じような企画を立てたが、去年はマクド店が改装工事中で、道を渡った別のハンバーガー屋で会合を開いた。 会合と言っても、何のことはない、老人のし…

青北の風に真向かふ犬の耳(あ)

カミさんが伊豆に来た。 先月末に義母が亡くなったことで、相続手続きの一切を義兄が行っているという。 ついては戸籍謄本と印鑑証明書が必要とのことで、それを本籍のあるここの市役所で受け取って、すぐに義妹に転送しなければいけないと、そんなことを言…

雨含み香を振り撒きながら金木犀(あ)

シリーズで「昭和の風景」を描いている。 私が過ごした昭和の懐かしい風景を絵に残しておきたいと思って始めたが、それがいつの間にか津軽凧の武者絵になり、歌川広重の浮世絵になっていた。 武者絵や浮世絵の、一体どこが「昭和の風景」なんだ? 昭和の懐か…

コスモスの道に防犯カメラかな(あ)

テーブルができてから、庭で過ごすことが多くなった。 不思議なもので、風に散る落ち葉をせっせと拾うようになった。それまでは舞い散る落ち葉を拾いながら、なんでこんなことをしなくてはいけないのかと思ったりした。今は平気。 拾った落ち葉はゴミ袋に捨…

山里に人声まばら柿紅葉(あ)

防犯カメラを、あるゴミ収集所に取り付けた。 私が取り付けたのではない。取り付けは地域に住む重鎮にお願いした。私はホームセンターから物を買ってきただけ。骨折した骨がまだ引っ付いてないからあまり無茶もできない。 防犯カメラを設置したことによって…

秋深き何はともあれ炒め物(あ)

【きょうの一枚】作り置きの炒め物。 きょう(10/11)はリハビリ治療がある日。そうと知って、帰ってから夕食を作らずに済むようリハビリに行く前にフライパンで炒め物を作っておいた。 きのう(10/10)買っておいたブナシメジとピーマンを炒め、冷凍庫を開けて…

金木犀下を新たな犬通る(あ)

今号の『公募ガイド』は「生成AI」を特集している。 今や時代は生成AIが闊歩する時代のようだが、その正体が魑魅魍魎としてよく判らない。 生成AIって一体なんだ? 学校教育界でも、俳句をChatGPTに作らせたり、読書感想文をAIにさせたらどうなるかとか賛否…

再販の夏の野菜の味う〜ん(あ)

このブログの「ディジタル画」は漱石全集を手にしてから始めた。漱石全集は初めから私のお宝の中にあった。で、当時新聞連載だった漱石の作品を追いかけながら、iPadで挿絵を描こうと思った。 最初は、ディジタル画を描くのにProcreateというアプリを使った…

嫌はれて絡まれてなほ蔓もどき(あ)

庭の隅に遊んでいた厚い合板ベニヤでテーブルをこしらえた。 できたてのテーブルに淹れたてのコーヒーを置いてみる。 ケータイで音楽を流してみる。 そうしながらディレクターチェアに体をもたれかけていたら、小鳥がどこからともなく飛んできて渋柿をつつき…

淹れたてのコーヒー苦し秋の色(あ)

「書」は、iPad ProとApple Pencilを使うようになって始めた。主に『古代文字字典』を参照しアプリ「Zen Brush 3」で書く。ペンタブで書いたと思えないほど滲みがすごくいい。 アプリは「Zen Brush 2」から愛用しているが、とても使い勝手が良く私のお宝アプ…

庭の木の切り株粉吹き秋の暮れ(あ)

『公募ガイド』秋号が届いた。篠田節子さんのメッセージが巻頭を飾る。 ——プロとして心がけていることはありますか。 小説家としては一作一作が新人のようなもの。昨日と同じものを書いていたらだめ。この人だったらこういうもの、というのはファンにとって…

庭木枝付かず離れず秋の空(あ)

朝、早く起きてはブログを書いている。それが楽しい。 朝早く起きるのが楽しいのではない。 ブログを書くことそのものが楽しくて、それがたまたま朝の時間ということだ。 毎朝起きて何をするかというと、まず、天城月ヶ瀬から汲んできたペットボトルの水を薬…

渋柿を干すチャンバラの小僧かな(あ)

このところ朝夕も涼しくなり、めっきり秋らしくなった。日中はまだまだ夏の暑さが残るけどね。 右肘の絆創膏も取れたから、これからは湯船に体を沈めてゆったりするのもいいかもしれない。 肘の絆創膏が取れたというと聞こえはいいが、実際は、退院後の診察…

十月や野良猫通る庭の石(あ)

【きょうの一枚】庭の奥。 草の禿げたところにプランターを並べてあって、去年と同じように今年もそこでミニトマトを育てようと思っていた。 が、近所にミニトマトの無人販売所があって、そこで買った方がいいやと思って今年は作るのをやめた。 そこのミニト…

事故現場何はともあれ九月尽(あ)

きょう(10/2)は坂下の病院でリハビリ治療と退院後レントゲン診察。 一般に年寄りはダメージからの回復が遅いというが、今のところは順調そのもの。この分だと次回(11/6)の診察で治療が終了するだろう。たぶん。 【きょうの一枚】バイクですっ転んだ現場。 事…

天高く破れた空を独り占め(あ)

未明の雷鳴と稲光に飛び起きた。 きょう(10/1)は第3回区内清掃の日。今年度最後の区内清掃だった。 朝、雨降りが止んだ頃合いを見計らって公民館にカブを走らせた。が、予定通りやるかやらないか決断する段になったところで、バケツの水をぶちまけたような雨…