いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

春はまだまだ故郷の料理かな(あ)

【きょうの一枚】「十和田バラ焼きうどん」。 神奈川・川崎に住む実姉から送られてきた青森物産品の中からチョイスしたのが、この「十和田バラ焼きうどん」。これを今晩の主食とする。 「十和田バラ焼きうどん」は、第9回B-1グランプリで「ゴールドグランプ…

早春の庭や二本の月桂樹(あ)

来月の定例総会の準備でわさわさしている。 この定例総会が過ぎれば、新年度役員の活動が本格化する。 私は今年度途中で副区長になり、次年度は区長へとスライドする予定だ。 ここへきて、副区長、区長の2年のしばりがボディブローのように効いてきている。…

伐採の雑木林の土匂ふ(あ)

ただいま、来月の定例総会議案書の準備中。今年度の定例総会はオミクロン株蔓延を考慮して「書面議決」という方法を採ることになった。 書面議決となれば、書面に書かれたことを読んで、承認、不承認の意思表明をすることになるから、誤解を招かないような文…

やや苦きやや香ばしき北の春(あ)

【きょうの一枚】青森物産品(の一部)。 神奈川・川崎に住む実姉から、青森の物産品が届いた。 東京・飯田橋に青森物産品を扱うアンテナショップがあって、東京へ出る用事があった実姉がそこから適当な品を見繕って伊豆へ宅配してくれたのだ。 早速届いた段ボ…

早春や苔むす岩の苔の家(あ)

【きょうの一枚】西浦みかん問屋近くの岩。 いつもの問屋でみかんを買って帰ろうとしたら、カブで走ってすぐの道沿いにこの岩を見つけた。 どこにでもありそうな岩だが、生まれ育った田舎の岩に、形といい大きさといいそっくりなので、カブを停めて写真に収…

春告げる鳥の枝枝ゆらりゆらり(あ)

22日が発売日だというので、ずっと待ってきのう『オール讀物』(文藝春秋社1,200円)を買ってきた。この文芸雑誌を買うのは初めてだが、直木賞受賞作を読んでみたくて買った。 いつも行く大仁商店街の本屋にはなぜか置いてない。芥川賞発表特集の文藝春秋は平…

早春の火を焚いて目を細めけり(あ)

【きょうの一枚】筋向かいの空き地。 急な来客があった場合、ここが臨時の駐車場になる。改めて見たら、たっぷり3台どころか、頑張れば4台は駐められるだけの広さがありますね。 ここは、もともと、ただいま休業中のホテル従業員専用の駐車場で、近所の家が…

枝拾ふ腰の脆さや春浅し(あ)

【きょうの一枚】薪(桜の老枝)。 家の筋向かいの空き地に、休業中ホテル従業員用の駐車スペースがある。今は手入れがされていないから草茫茫だけど、たっぷり3台は駐められる。そこにきょう、薪に手頃な枝が横たわっているのを見つけた。 燃やす薪が尽きて、…

水温む山里の水汲み場より(あ)

【きょうの一枚】大仁の湧き水。 きょう、カミさんが伊豆へ来る予定になっていたが、職場に欠勤者が出て、その穴埋めのために出勤することになったので休めなくなったと知らせてきた。カミさんが来たら車で湧き水を運んでもらおうと思っていたが、来れなくな…

春めくや沼津ラーメン幟旗(あ)

【きょうの一枚】沼津駅近くのビル1階にあるタンメン専門の店。 上の孫の靴・鞄を買いに沼津へ出かけ、買い物を終えた後に近くのタンメン専門店に入って二人で昼食を摂る。 タンメン屋ではないが、沼津のラーメン屋は思い出が深い。 どこのラーメン屋かはす…

菜の花に恥じらひ寄せて富士の嶺(あ)

【きょうの一枚】空き地に咲く菜の花。 みかんを買いに行く途中の空き地に見つけた。代かきを待つ田んぼの向こうに小高い丘陵が見え、さらにその向こうに富士山が聳える。あいにくきょうの富士山は雲に覆われて、残念ながらその雄姿を拝むことはできなかった…

冬茜天地儚く燃え盛る(あ)

【きょうの一枚】冬茜。 孫どもが学校から帰ってくるのを待って、入れ替わりに晩飯の具材を買いに出かける。 実は昼に伊豆牛の精肉店でコロッケとミンチを買ってあった。孫どもの晩御飯のおかずはこれでよかろう。これをテーブルに出して自治会の寄り合いに…

誘はれて初花の庭踏みしだく(あ)

若い頃の蓄えをすっかり使い果たした身にも、高齢は駆け足でやってくる。 いよいよ今年は4月で69歳になる。いわば古希に片足を突っ込んだも同然。 あれよあれよという間に日本の平均寿命は伸びに伸び、厚労省の集計によると、今や男女平均で84.36歳になる(20…

ストーブの燃え煮転がしの晩御飯(あ)

【きょうの一枚】おそらく今シーズン最後の薪。 去年剪定した庭木の枝を柿の木にもたれかけてあった。いずれ電気鋸で細かく切って捨てようと思っていたやつである。 まさか、薪が足りなくなることを見込んでそうしたわけではない。が、結果的にそうなった。 …

どら焼きの餡こねられて春の色(あ)

【きょうの一枚】松月の「みかんどら焼き」。 カゴのみかんが残り少なくなったので、例のみかん問屋に買いに行った。 行ったら、この前買った「青島」のレッテルが「寿太郎」に変わっていた。見た目はなんら変わらない。 「寿太郎」は先に収穫しておいたみか…

思ひ伝われバレンタインのチョコレート(あ)

毎日ブログを書いている。 書き始めた頃は、果たして毎日書けるだろうかという懸念があったが、しかし、それは杞憂だった。別に毎日でなくても、書きたいときに書くようにすればいいという気楽な気持ちで始めたのが、結果的によかったのかもしれない。 今で…

後架出て渡る廊下の腐れみかん(あ)

【きょうの一枚】西浦産青島みかん。 先日、沼津・西浦までカブを走らせてみかん問屋からみかんを買ってきた。一袋300円は安い。こいつを二袋買ってきて、寒い渡り廊下のカゴに入れた。 そのまま黙って寝かせておけば「寿太郎」になる。かというと、ならない…

手折るには躊躇ふ庭の梅白し(あ)

いよいよ薪が払底し、かつて孫のためにこしらえた2×4材の太鼓橋まで手を付ける羽目になった。 たまたま家の裏に焚き出しの小枝を取りに行ったら見つけた。置いといても腐らすだけだし、ならば薪にして燃やしてしまえということで、孫との大切な思い出がまた…

暖簾跳ね上げて出湯の梅二月(あ)

【きょうの一枚】紅梅と白梅。 久々の一二三荘の日帰り温泉。やはり温泉はいいねえ、体の芯から温まる。 玄関衝立一枚板の前の花瓶に紅梅と白梅が活けてある。これは女将さんの友達の手になるもので、普通、脱衣所にも同じ季節の切花が活けられるが、きょう…

隧道を抜けてはるかの春の海(あ)

きょうも図書館通い。『大人が絵本に涙する時』を書架から取り出してEvernoteに打ち写す。 それで、きょう打ち写したところにゴーギャンの名が見えた。 ゴーギャンは19世紀末、フランスからタヒチに渡った画家である。ふくよかな現地の女性美を油絵に描いた…

「ふれ愛」のブロンズ像や春の風(あ)

三島・大場の病院の定期検診。 学校から腹をすかして帰ってくる孫のために、昨日の鍋を温め、ご飯を炊いておく。 検診の結果はまずまず。血圧正常、空腹血糖値はやや高めだがそれとて正常範囲、HbA1cは前回より1ポイント下がった。足のむくみもなし。という…

天才の偉業はるかの春北風(あ)

テレビを点けると、今や「外交的ボイコット」などどこ吹く風で、北京五輪一色に彩られている。 政治的な関わりを抜きにして、アスリートたちが自分の今持っている力をどれだけ発揮できるか。テレビを観ている人もその結果に一喜一憂しながら声援を送っている…

寒明けや骨董鉄砲水鉄砲(あ)

【きょうの一枚】昔むかしのパソコンだそうで。 来年の民生委員の相談で、地区の重鎮宅を訪ねた。 と、玄関を入ったら、下駄箱の上のこんな骨董品が飾られてあった。 昔むかしのパソコンだそうです。記憶媒体はテープレコーダーだって。私が職場で初めて見た…

冬枯れや鉄扉の固く閉ざされて(あ)

午前10時から公民館で、来年度の新副区長の件で話し合いを持った。で、来年度新副区長選考の最終調整は、結果的に不発に終わった。 これで、来年度は副区長不在のまま区長を務めることになった。うすうすこうなるのではないかと懸念した方向で事が運んでいる…

新しいシェーバーの音春の風(あ)

久々に図書館に行った。で、『大人が絵本に涙する時』の続きを読む。 きょう読んだところにターシャの絵本が紹介されていた。そこには、 「アメリカの北東部で自然を愛して暮らす生活をそのまま絵本に反映させた作家ターシャが、文学の名句の数々に自らの水…

臘梅や義時眠る丘の上(あ)

電気髭剃機が壊れた。コンセントを入れてもうんともすんとも動かなくなってしまった。これまでこれで耳にかかった髪の毛を切ってもいたのだが、切れなくなった。切れなくなったとなると、うざい髪の毛が余計うざく感じる。うざい、うざい、ああうざい。 それ…

春の炉に煮転がしたる芋の鍋(あ)

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放映が始まって、1/30で第4回を数えた。 第4回の先月日曜は、伊東祐親の娘八重姫が恋仲の源頼朝に山木判官在宅を矢文で告げて頼朝に挙兵を決意させるシーン。 早速発信された志茂田景樹さんのLINEブログでも「三谷脚本は要の…

ランタンを揺らしきりりと隙間風(あ)

昼過ぎに突然の訪問客があった。 高校を卒業したばかりくらいの若い男である。明後日から坂の下で屋根工事を行うので近所に挨拶に回っているという。そして、その挨拶に来た若い男が言った。「鬼瓦がずれてますね。仕事が午後の休憩に入ったら見てあげますよ…