いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

あきあかねひとり遊びの羽休め(あ)

一二三荘の日帰り入浴が4日ぶりに再開した。虫の音を聞きながら内風呂に浸かるのもいいけれど、やはり一二三荘の湯がいちばんいいな。交互浴も再開です。 このところ、疲れが翌朝まで残って起きるのが辛い。ここ3日間、交互浴ができなかったからかどうかは判…

秋澄める出で湯源泉掛け流し(あ)

一昨日(9/27)、インターネット経由で「令和2年国勢調査」をやった。特に記入に頭を悩ませることもなく、なめらかに先へ進んで、あっという間に終わった。 その国勢調査のことで、今朝の西日本新聞コラム「春秋」が、こんなことを書いていた。 「自分たちの活…

女なら女でいたい金木犀(あ)

昨日に引き続き、今日も一二三荘の日帰り入浴はかなわなかった。 もしや今日もまだ破損ポンプの復旧はできていないのではないか。そう思ったんだ。でも、出かけた。復旧したにしろまだにしろ、実際にこの目で確かめたいという思いが強かった。 いつものヤツ…

月白やまだピーマンの花の庭(あ)

いつものように一二三荘へ行ったら、玄関の自動ドアに臨時休業を知らせる張り紙がしてあった。源泉を汲み上げるポンプが突然故障したという。 ポンプのメンテナンスは年に数回あるが、その場合は前もって知らせがあり、工事も大抵日中に行われるから夕方から…

万両の実は青青と雨の中(あ)

昨日(9/25)の朝日新聞コラム「天声人語」に、「わざわざ書くまでもないような ささいなことを ううん わざわざ書いておかないと あとあと喉元(のどもと)過ぎて忘れてしまうだろうから」という白井明大さんの詩があった。 コラムのタイトルは「空気の日記」。…

青木の実今は青きを輝かす(あ)

今日は前期期末テスト。中学校は1日で国社数理英の5教科をやる。 そして6校時は縦割色別合唱コンクール激励会。各学年が色別(赤黄青緑の4色)に分かれて合唱練習の成果を披露し、コンクールに向けて気合を入れ直すというもの。 それにしても、5時間テストを受…

郷に入る郷に従ふ死人花(あ)

例年9月下旬に、自治会の中間会計報告を役員会にすることになっていたらしい。役員を引き受けた当初、私はそのことを知らなかった。 先月初めに区長に会計処理の進捗状況を訊かれたときは、「夏休みに入ったらぼつぼつやろうと思います」と言っておきながら…

我が家にも来たか到頭曼珠沙華(あ)

台風12号の進路が予想より東寄りになり、伊豆直撃の心配はなくなった。ひとまずはほっとしているが、まだまだ台風シーズンの序の口で、これから伊豆を直撃しそうな台風はバンバン来そうだから油断ならない。 先月(8/19)にもらった薬が残り4日分になったので…

煙突の聳ゆ清しき秋の昼(あ)

【今日の一枚】煙突掃除。 台風12号が伊豆を直撃しそうな気配なので、晴れているうちにと思って薪ストーブの煙突掃除をした。煙突掃除は去年やってないから2年ぶりである。 煙突掃除で出た煤をどうするかというと、煤は風で飛ばないように土をかぶせて水を打…

杉皮の家訪ふやきりぎりす(あ)

昨夜、カミさんの車で孫娘がやってきた。お兄ちゃんは小田原に残ってゲーム三昧する方がいいと、そっちを選んだようだ。カミさんは雨の箱根越えを嫌がって伊豆へ来たくなかったらしいが、孫娘が(伊豆へ)行きたいと言うので仕方なく連れてきたという。 本当は…

独り身の万年床や黄金虫(あ)

環境美化の日。朝7時半に公民館に集合し、8時からゴミ袋をぶら下げて地区のゴミを拾って回る。 側溝に捨てられたペットボトルとか空き缶を拾って歩き、左右を墓に挟まれた坂道を上ってたどり着いた地区をぐるり回っていると、ちょうど家屋から出てきた人に声…

みな土に還る定めや獺祭忌(あ)

神奈川に勤めていた頃、毎年9月15日の「敬老の日」には教職員体育大会が行われていた。会場は地区持ち回りで、主会場が平塚だった年に私はバレーボールに出場して、予定通り午前の早い時間に負けた。で、夕方の全体反省会(呑み会)まで何をして時間を潰そうか…

渋柿の色も渋さもそれぞれに(あ)

今日の毎日新聞コラム「余禄」に、 「無条件で100万円くれるという提案Aと、コイン投げで表なら200万円くれるが裏だと何もくれないという提案B、どちらを選ぶか 」というのがあった。あなたは、どちらを選びますか? 私なら、確実に100万円を…

こらそこの秋の新芽の名は何と(あ)

温冷交互浴を始めてから一ヶ月近く経つ。 温冷交互浴とは、湯と水を交互に浴びる入浴法で、体に刺激を与えることで抹消血管が開き、乳酸などが体外に排泄されやすくなるので疲労回復効果があるという。 私は、浴槽に3分浸かった後で水のシャワーを1分浴び、…

青虫の疎まれて秋蝶になる(あ)

午後7時から隣の地区の公民館で、市長も出席して「市政懇談会」が行われた。時間にして約1時間。 市長の挨拶の中に、「みなさん、台風が来ると知って何をしますか?」という問いかけがあった。私はとっさに、雨戸を閉めて板を打ち付け、家が吹き飛ばされない…

笑み弾け弾けもん勝ち秋祭(あ)

もし3年の修学旅行が行われていたら、昨日と今日はその代休の日だった。が、修学旅行は中止。代わりに昨日は第二グランドでバーベキュー大会。今日は体育祭学年種目のムカデリレーの練習と球技大会を行なった。 私は、今日は朝から帰りまで、3年生にずっと付…

富士秀麗秋夕焼にたじろがず(あ)

今年の学校祭体育の部(体育祭)まで残り一ヶ月を切った。 今日のグランドでの朝練習は、2年の学年種目・大縄跳び。今日の段階で40回近くも跳んでいるチームもあって、だんだん盛り上がりを見せてきた。 今年はコロナ禍の影響もあって、種目も精選されること…

いつ散ると見れば眩き百日紅(あ)

今日の北海道新聞コラム「卓上四季」を面白く読んだ。 冒頭、森鴎外(パソコンで「鷗外」と打てるようになったのになぜそうしない。収まりが悪い)の『杯』という短編を紹介する。 それは、こういう話だ。 7人の少女たちがそれぞれに大きな銀の杯を持って、湧…

災厄を闇に散らして秋花火(あ)

今日は、午後から「職を知ろうフェア」があって出勤。いや、タイムカードを押す出勤だと超過勤務になるので、タイムカードは押さない。だから、別に出勤しなくてもよかったが、いろんな職業を知るいいきっかけになると思い、個人的に興味があったので出勤し…

雨蛙見据うる前をローカル線(あ)

クラスの子に、「先生、好きな人いる?」と訊かれた。突然訊かれて、その意図をはかりかねながら、「いるよ」と答えると、「何人いる?」と続けて訊かれた。 「たくさんいるよ」と言うと「誰? 奥さん?」と食い下がる。その子の頭には「好きな人=奥さん」…

水澄むや橋のたもとの道しるべ(あ)

修学旅行の中止が決まった3年生だが、中止発表後も落ち込んだ様子はなく、現実をしっかり受け止めつつ、その中でなんとかしようとする思いが、見ていて伝わってくる。 修学旅行ができないのならば、それに代わるイベントをと一所懸命考えている。逆境に負け…

焼き鳥は四本がいい独り秋(あ)

3分10秒。 これは何の時間かというと、東日本大震災で揺れが続いた時間だという。今日(9/9)の福島民報コラム「あぶくま抄」で知った。 東日本大震災が起こったのは平成23年(2011)年3月11日。今から9年前のことである。揺れが起こった時、私は横浜の高校にい…

焼き鳥の煙逃して白露かな(あ)

「時に、残月、光冷やかに、白露は地に滋(しげ)く、樹間(じゅかん)を渡る冷風は既に暁(あかつき)の近きを告げていた」 中島敦『山月記』の、虎となりはてた李徴が即興の詩を詠んだあとの、名調子で格調高い自然描写である。 ここに登場する「白露」とは、二…

はたはたの飛ぶを止むれば脚長し(あ)

電気髭剃りを顔に当てながら「たて書きコラム」を読むのが朝の日課である。 「たて書きコラム」は、現在、毎日新聞「余禄」から始まって八重山日報「金波銀波」まで41本のコラムを無料で提供してくれる。かつては、日経新聞「春秋」や産経新聞「産経抄」もあ…

台風の雲間狐の嫁姿(あ)

大型で非常に強い台風10号が九州に接近していると、テレビでは朝からずっとその情報を流していた。中心気圧は925hPaで、伊勢湾台風(昭和34年)、第二室戸台風(昭和36年)に匹敵する規模という。 最大瞬間風速が85m/sというから、強強強強……強をいくつくっつけ…

後れ蚊とゐて事務室の会計簿(あ)

【今日の一枚】公民館の事務室。 今日の午後、自治会の会計帳簿整理をここでやった。本当は夏休み中に集中的にやろうとしていたが、孫の世話などで時間が取れず今日に延びた。 過去に自治会の役員を経験された方で、公民館近くにお住まいの方が、エクセルの…

下校子の影刻刻と秋の暮(あ)

クラスに普通学級の授業を受けたいと希望している子がいて、今週9/2(水)から慣らしで国語と社会の授業に参加している。なんとかやれる目処が立てば、来年度から普通学級に移籍する予定。その判断材料を私が観察記録する。 今日は初めて社会科の授業に出た。…

葛の花くぐれば上の我が庵(あ)

朝方雨が降ったが、うまい具合に出勤時に雨があがった。なんとか職場に着くまで雨に当たらないようにと願ったが、途中で雨に降られ、路肩にバイクを停めて雨具を着た。 通勤時間はバイクで12分。降ってきそうな空模様の場合は、途中で降られてもいいように大…

夜食には多かりしとやパン作り(あ)

このところディジタル画を描く時間が作れないでいる。 気にはしているのだが、仕事から帰ってくると、「書」を書くのがせいぜいで絵まで手が回らない。絵を描きたいからその時間をくださいと前校長にお願いして今の職に就いたものの、実際はそうなっていない…

百日紅一皮むけて新芽かな(あ)

暦は9月に入った。 日中はまだ暑さが残るが、朝晩はすっかり秋の気配で、窓を開けて寝ることもなくなった。今まわっている扇風機も、いずれ物置小屋に仕舞われよう。 今日の学校祭の朝練は1、3年がグランドで体育祭の練習、2年が合唱コンクールの練習に分か…