いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

きらきらと遠くの山も夏の雨(あ)

 【きょうの一枚】「クリーンセンターいず」。

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 雨の中、ゴミ処理センターの見学に行ってきた。

 このゴミ処理センターはお隣の市にあって、2市で共同出資して建造され、今年1月から本格稼働を始めた。ゴミを燃やす火力で発電するようにもなっている。

 会議室のクーラーがガンガンに効いていて、寒いくらいだった。説明のマイクを握った方が、「何か質問はありませんか?」というので、「クーラーが作動しているのも火力発電によるものですか?」と質問しようとしたが、説明の中にそれへの答えがあったので取りやめた。今は電力供給の多い夏場に向けて電力が高く売れるタイミングを見計らっているのだとか。

 ゴミ処理施設というと、とかくダークなイメージがあるが、ここはそんなことはちっとも感じられなかった。ゴミ一つ落ちていない綺麗な環境で、特有の腐臭もない。

 施設内には小川が流れ、広い芝生の公園もあって、家族がくつろげるような工夫がされていた。ブランコとか滑り台とかの遊具を一切おかない潔さもいい。すぐそばを狩野川が流れ、鮎釣りも楽しめる。スタッフの説明によると、昨日(6/29)は地元幼稚園児による稚鮎の放流も行われた由。川向こうには民間の地ビール工場も見えた。

 3階建ての施設には会議室が複数設けられ、それらはすべて地元民に開放され、なおかつ災害時には避難施設の役目も担うという。地元住民にとっては至れり尽くせりの施設だ。それだけ優遇されるのは施設設置に尽力された地元の方の心意気があったればこそだろう。ゴミ処理施設を誘致すると地域が汚れると二の足を踏んでいた方々は今頃地団駄を踏んで悔しがっているに違いない。

 施設近くには新しい中学校が建つことになっていて、今その工事が急ピッチで進められている。三地域に散らばっていた中学校を廃校し、新しく一つの中学校に統合しようというのだ。

 新しいゴミ処理センターは満を持して稼働を始めた。長年の懸案だった新中学校もいよいよ誕生する。そうなれば、この地区の景観もずいぶん様変わりするだろう。どう変わるか、今からそれを楽しみにしている。

 

【書】「誅逐」チュウチク(No.1,473)

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「悪人を責めて追い払う。」(『旺文社漢字典第2版』)

「誅」は、言と、音を表す朱(シュ。チュは変化した音。うつ意→殳)とで、罪を責めて「うつ」意を表す。転じて「せめる」意に用いる。

「逐」は、豕(いのこ・しかなどの獣)と、足または辶とで、狩りで獣を追いかける意を表す。

 

【ディジタル画】『彼岸過迄』停留所 三十三(No.913)

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 黒子の男とそれを待っていた女は会話をしながら西洋料理を楽しんでいる。

 そこへ三人の男がどやどやと店に入ってきた。「其内の一人はカーキー色の服に長靴を穿いた軍人であつた」

 明治時代の軍人でパッと思いついたのが森鷗外。

 そこで今回は、森鷗外の画にチャレンジすることにした。

 

【昭和の風景】193

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「海底人8823」。

 「8823」とは、なんの変哲もない数字の羅列のようだけど、これを「はやぶさ」と呼んだら世界はがらりと変わる。

 私もこの数字に憧れを持った一人。免許を持つ資格を手に入れた暁には、この数字をナンバープレートに使うつもりでいた。

 一方、大学の学友は「645 2727」に憧れを抱いていた。「息子ふにゃふにゃ」と読む。ちょっと自虐めいているが、それが何よりのお気に入りだった。

 でも私は、やっぱり「8823」に憧れるなあ。子どもの頃のヒーローだったからなあ。

 

【タイムラプス】6/30(金)6:18〜8:39の韮山方面の雨空。35秒。

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