【きょうの一枚】自宅でマックOSをアップデートしているところ。
マックOSをアップデートせよと案内があった。で、アップデートに必要なパッケージをダウンロードしていたら、コピー機業者から電話が入った。使用カウンターをチェックするので公民館を開けてほしい、と。
公民館を開けに行ったら、玄関が開いていた。上階からカツンコツンという音が聞こえる。輪投げだ。輪投げのグループが来ているんだ。
コピー機業者のチェックが澄んだところで、ちょっと顔出ししてみようと階段を上った。そうしたら、フロア入り口のすぐのところでスティックのインスタントコーヒーを飲みながらくつろいでいる人がいた。
「どうぞ、一杯やりませんか?」とその人に誘われ、ではとパイプ椅子にどっかと腰を下ろす。
テーブルの皿には手作りクッキーが置いてあった。コーヒーを勧めた人のお嬢さんが作ったのだそうだ。
一口食べたら旨かった。でも、私にはちょっと甘かったかな。
味はお母さんの口に合わせたのかもしれない。でも、それでいいんです。
人それぞれに、甘党、辛党があって、好みは千差万別だから。お母さんの好みに合わせて娘さんがせっせとこしらえたのでしょう。いいんですそれで十分です。
「クッキーを作ってくれたお嬢さんは今どちらにいらっしゃるの?」。クッキーをつまみながらそう訊く。会話が自然に飛び交う。何の構えもない。自然体のまんま。会話の合間に輪投げをしている、そんな感じ。その自由度がいい。変に構えて会話をするようになっちゃ会話も楽しくない。
家に一人いてもつまんないから、何となく来ちゃった。それでいいんです。そういうふうに公民館を使ってくれたらいい。そのための公民館だもの。
輪投げに参加して家に戻ったら、つけっぱなしのパソコンはまだダウンロード中だった。あと30分かかるって。ええっそんなにかかるの? 昼寝でもしとけ。
【書】「慎重」シンチョウ(No.1,465)
「つつしみ深くて、軽はずみな行動をしない。」(『旺文社漢字典第2版』)
「慎」は、忄(心)と眞(シン。充実する意)とで、まんべんなく用心して「つつしむ」意。
「重」は、人が立った形と、東(トウ。チョウは変化した音。背負いぶくろの意)とで、人が荷物を背負って立つ意。ひいて「おもい」意に用いる。
【ディジタル画】『彼岸過迄』停留所 二十五(No.905)
敬太郎は目的の場所へ来たが、時計を見ると予定時刻にまだ余裕があったので、電車を降りて小川町界隈の店を覗いてみることにした。
瀬戸物屋、皮屋、宝石商、唐木細工店などなど。その一つひとつに注解がついている。それらを繙くとさながら神田の古い軒下を散策しているような錯覚を覚える。
『オール讀物』5月号では「江戸の祭り」を特集していて、宮部みゆきさん、西條奈加さん、諸田玲子さんの目から見た江戸がそれぞれ描かれていた。江戸って魅力あふれる街だったんですね。江戸には、人を惹きつけてやまない何かがある。そのように江戸に取り憑かれた人たちが、昔からたくさんいたんだろうな。
【昭和の風景】185
古い昔話の「カチカチ山」。色塗り第18弾。
「カチカチ山」の挿絵も最終を迎えた。
狸を乗せた泥舟が沈むところで昔話はおしまいだと思っていたら、続きがあった。
兎は狸をやっつけ自宅で祝宴を設ける。そして、その席へお爺さんを招待する。憎い狸を懲らしめてやれと依頼したのはお爺さんなのに、兎が自宅にお爺さんを招待してる。なんで? う〜ん、謎は深まるばかり。
【タイムラプス】6/22(木)5:35〜9:33の韮山方面の雨空。29秒。