いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

古木なぎ倒されてをり梅雨の朝(あ)

 私はブログを毎日書いている。書き始めたのは伊豆を終の住処と定めた時だから、かれこれ10年にもなる。へええ、もうそうなるのか。

 ブログの下書きには、Macの標準アプリ「メモ帳」を使っていた。Macパソコンの「メモ帳」で打ったものがiPhoneの「メモ帳」にも同期されるから、それをiPhoneアプリ「はてな」にコピペしてiPhoneからアップしていた。

 毎日それをやっていた。歳時記と睨めっこしながらタイトルに使う俳句風五七五をひねり、iPadアプリ「Zen Brush 2」で書いた古代文字の画像を貼り付け(途中から「Zen Brush 3」になった)、記事関連の写真を一枚だけカメラロールから貼り付ける。そして、タイムラプス撮影した2時間の雲の動きを載せ、iPadで描いた画を添えた。こんなことをして何になるんだと思いながら、それを10年間続けた。

 途中で「メモ帳」の使い勝手がイマイチなのに苛立ち、有料アプリ「Evernote」に鞍替えしてブログの下書きを続けた。そして、再び「メモ帳」に戻ってきたのだったが、おっと、気がついたら、そのメモ帳から過去のデータがすっぽり消えてしまっていた。10年間溜め込んだデータがつるりと消えてなくなった。

 消えた理由は判らない。復活させようにも時間が取れない。で、ひとまず放っておくことにした。どうしても過去のデータを見たければ、「はてなブログ」のページにリンクしてあるはずだから、そっちへアクセスすればいい。そっちのリンクはまだ切れていないはずだし。

 今は新しい記事を書くのに精一杯だから、過去を振り返っている余裕がない。だから前に書いたのは放っておく。放っておいて、新しい出来事をどんどんアップする。だって、やるべきことが湯水のように次から次へ湧き出てくるんだもん。過去を振り返っている時間なんてないよ。今を突っ走るしかない。

 どうも私は時間の使い方が下手なようだ。気がつけば頓珍漢なことばかりしている。指摘されて気付くのはまだいい方で、まるで気づかないことの方が多い。何やってんだかなあと自分でも思うが、こればれどもなね(津軽弁で、こればっかりはどうしようもないの意)。習い性で生まれつきそうなんだから、こりゃ何だね、◯◯は死ななきゃ治らないの類だね。

 

【きょうの一枚】倒壊した桜の古木。

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 あるお宅の方から「隣の桜の木が倒れて電線に引っかかって危ない」と通報があり、現場を見に行った。

 そうしたら、この有り様。昨夕の大嵐の仕業らしい。根こそぎやられてる。これじゃ素人の手に負えない。

 役所へ連絡しようにも、役所は土日で休み。で、休み明けの月曜朝いちばんに役所に話を持っていくことにした。

 

【書】「業腹」[国]ゴウはら(No.1,446)

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「いまいましいこと。腹だたしいこと。」(『旺文社漢字典第2版』)

「業」は、楽器の鐘をかけるために立てた木の台にかたどる。のち、その飾り板の意。転じて文字を書いた板。また、それについて学ぶ意。ひいて、仕事の意に用いる。

「腹」は、月(肉)と、〓(フク。腹から月のパーツを取り除いた形。おおう意→覆)とで、臓器をおおい包む所の意を表す。

 

【ディジタル画】『彼岸過迄』停留所 六(No.886)

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 敬太郎は下宿の玄関に置いていった森本の洋杖(ステッキ)が気になって仕方がない。

 森本はその洋杖を敬太郎に進呈すると手紙に書いてよこしたが、敬太郎はそれを持って外へ出る気にはなかなかなれない。

 洋杖の握りの先には蛇の鎌首が彫られてあった。森本は自分で竹を伐って、自分で蛇を彫ったのだと言っていた。

 

【昭和の風景】166

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 般若の面相。ツノがウサギの耳のように柔らかそう。

 般若は女性の憤怒と嫉妬とを表しているという。面打ちの般若坊が始めたと伝えられる。(ディジタル辞書『大辞泉』)

 

【タイムラプス】6/3(土)7:02〜10:30の韮山方面の雨空。26秒。

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