いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

誰のせいでもありやしない草むしる(あ)

【今日の一枚】雑草をむしった庭。

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 やらなきゃやらなきゃと思いながらなかなかやれないでいた庭の草むしりをやった。こういう作業は一人でやると気が滅入るし、枯れ草に乾涸びていても誰も気づいてくれない可能性がある。だから、家に誰かいるときしかやらない。きょうは、カミさんがいた。
 カミさんは今回は何をしに来たか。
 それは、私が炎天で乾涸びていないかどうか確かめるためと、孫子の引っ越しの進捗を確認するため。
 カミさんが来ると、ここの包丁は切れないだの、柔軟剤がないだの、点けっぱなしだ電気消せだの、あれはどうしたどこ仕舞ったと俄然やかましくなる。それをガミガミ聞きたくないと外へ避難すると、外は外で容赦ない炎天。じっとしてても汗が出る。少しは手を抜けよ。
 それでもカミさんの小言を聞くよりはマシと、時折水分補給をしてはケータイ音楽を流しながら草むしりに精を出す。
 そう、カミさんが家の中にいるとそれだけで庭の草むしりが捗るんです。私一人だったら、たぶん草むしりはやらないね。ベッドに寝転んで文芸誌でも読んでる。
 草むしりは2時間ほどやっただろうか。その間に、カミさんはテキパキと大磯へ持っていく料理を拵えていた。
 テキパキはいいんだけど、帰る段になって冷凍庫の肉類をケースごと家に忘れて行きやがった。気づいて連絡したら、まだ伊豆を走っているので荷物を取りに一旦戻るという。で、一旦戻り、持ち帰り忘れた冷凍食品を積んで再び大磯に向かう。まあ、ご苦労なこった。
 孫娘がやいのやいのLINEを送ってよこすので、そっちへ着くのは午後7時過ぎになると思うよと伝えて風呂に入った。


【書】「即今」そっこん(No.1,162)

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 「ただいま。目下。即時。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「即(卽)」は、山盛りの食物の前に人がひざまずいているさまで、食事につく、ひいて「つく」意。
 「今」は、もと、屋根が物をおおうさまで、おおう意。陰の原字。借りて「いま」の意に用いる。


【ディジタル画】『坑夫』 44(No.602)

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 「自分」は原さんに説得される。
 「……悪い事は云はないから御帰んなさい」。
 帰るなら汽車賃も出してやると原さんは言ってくれるが、「自分」は「帰らない」の一点張り。帰れと言われても帰る所がないのだ。
 「自分」が原さんに、帰るから旅費を貸してくれと言いあぐねているところで、「自分」はある仕草をする。
 「右の手で拳骨を拵へて寒い鼻の下を擦つた」。

 この仕草は、前に寄席に行った時に噺家がこんな手真似をするのを見ていたので、その場でそれをやってみた。
 すると、原さんはそれを見て旅費のことを心配しているのだと感じて声をかける。
 「失礼ながら旅費のことなら、心配しなくつても好ござんす。どうかして上げますから」。
 そこまで行ってくれる飯場頭の原さん。こんな親切な人、いないよ。そう言ってくれてもなお坑夫としてここにとどまらせてくれと懇願する「自分」。本当に帰る場所がないんだ。どこにもないんだ。ここしかないんだ。
 どうしていいか判らないで困惑したときの表情と、噺家の手真似のイメージとを重ねたら『犬神家の一族』の金田一耕助になった。夢に出たんだよね、古谷一行さん。
 今回もすべてConceptsで描いた。


【タイムラプス】8月23日(火)7:09〜9:16の伊豆長岡の空。31秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/posts/pfbid02cffCuqry7WQ2KFz2wBq2EZvGmAuKUGVgX4tEFXfYrSs7yam6QeEbtBdyWEous3nNl/

 


【新型コロナ】8/23(火)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→141,059(前週同曜日比 +2,468)
重症者数→640(前日比 +8)
伊豆の国市陽性者数→93(前日比 +21)(静岡県HPより)