いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

旱雲親子丼独り食む(あ)

【今日の一枚】晩酌の長芋と大豆もやし。

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 青森県産の長芋が無性に食いたくなった。ただそれだけのこと。大豆もやしは、ついでのおまけ。
 きのうも同じスーパーに長芋はあった。でもラベルには北海道産と記されてあった。だから買わなかった。
 北海道の海の幸山の幸は何でも旨いが、こと長芋に関してはどうしたって青森県産でなければいけない。それだけ強いこだわりを持っている。
 北海道産と青森県産と味の違いが判るわけではない。目隠しをして、どっちが青森県産だか当ててみろと言われても、言い当てる自信がない。では、なんで北海道産を買わないで青森県産を買うのか。
 それは、私が小さい頃から食い親しんだ長芋が青森産だったという、ただそれだけのことなのだ。
 もちろん昔は八百屋に並ぶ長芋にラベルなんか貼ってなかった。だけど、ラベルが貼られてなくてそれは青森産に決まっていると信じて買っていた。
 ところが今は違う。生産地を明示しないといけなくなった。鶏肉は鶏肉でも、国産なのかブラジル産なのかはっきり示さなければいけない。
 それで消費者の皆さんは、ラベルを見ながら国産だから信頼がおけると言って国産を買い、ブラジル産は安いけど何を食わせて肥え太らせているか知れたものじゃないと言って買わない。みんなラベルを見て買っているのだ。今はラベル表示だけが消費判断の拠り所なのである。
 信じる者は救われるのか、信じる者は馬鹿を見るのか、それは判らない。


【書】「春宵」しゅんしょう(No.1,147)

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 「春の夜。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「春」は、日と〓(ちゅん。艹の下に屯。「しゅん」は変化した音。草が萌え出る意)とで、草の生えはじめる季節の「はる」の意を表す。
 「宵」は、宀(家)と、音を表す肖(光が弱くなる意→消)とで、家の中が暗くなる夕方の意を表す。
 蘇軾(蘇東坡・北宋)の詩「春宵一刻値千金」(春の夜は、ほんのひと時が千金もの値打ちがある意)ですね。


【ディジタル画】『坑夫』 29(No.587)

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 「みんな黙つて仕舞ふと、山路は静かなものである。ことに夜だから猶淋しい」。
 一行は小僧も加わって川沿いの山路を上っていく。坑夫としてその山の穴へ潜っていくのだが、その山の名はまだ明かされない。でもここまでくれば我々がその山が足尾銅山であることくらい知っている。
 腹ごしらえをしたせいか、足取りはさほど重くないが、これから先のことを思うと気分がふさぐ。そして、沈黙が夜道を一層暗くする。その暗い中に、小僧のぴしゃぴしゃ鳴らす冷飯草履の音がやけに響く。それを「何だか蝙蝠と一所に歩いている様だ」と形容する。ひたすらおし黙って目的地を目指す一行の姿が不気味。
 今回もすべてConceptsで描いた。


【タイムラプス】8月8日(月)6:44〜8:44の韮山方面の雨空。31秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/pfbid0nZfH8VdtuFo3hAJDeL9crAN6Z9gUHmQwTrxpfsQwHNHigJq2iHr8ubjA8mpASJDZl/?d=n


【新型コロナ】8/8(月)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→206,495(前週同曜日比 +8,754)
重症者数→551(前日比 −16)
伊豆の国市陽性者数→23(前日比 −42)(静岡県HPより)