いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

さまざまの夏や渋谷の喫茶店(あ)

【今日の一枚】ミートドリア。

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 きょうの昼食です。レトルト食品と冷や飯があったので、上にナチュラルチーズをまぶしてオーブントースターで焦げ目をつけてみました。
 大学2年の頃、渋谷の喫茶店に入り浸っていた。そこがサッカー部の溜まり場で、講義を終えた連中は大抵そこへ集まってエビドリアで腹ごしらえをし、神奈川のグランドまで通っていた。
 階下がパチンコ屋になっていて、講義のないやつは、後からやってくる先輩のために玉を出しておくというのが大事な役目だった。私は、講義があるなしにかかわらず、ひたすら玉を出しておく役目に専念した。
 そんな毎日を送っていたら欠席が嵩んで単位が取れなくなる。それは判っていた。そして御多分に洩れず、単位が取れなくて留年した。
 自業自得ってやつですね。結局そのときの単位未習得が後々まで響いて、それを補って学位を取得するまでに7年もかかってしまった。お父さんお母さんごめんなさい。
 でも後悔はしていない。学費が毎年のように値上がりしていくのを横目に見ながら、「考古学」とか「美学」とか、卒業科目に必要とされない講義にまで顔を出しては貪欲に学問を吸収できたのだから。村上龍の『限りなく透明に近いブルー』もそのときの特別講座で知ったし、高橋義孝先生のフロイト学を齧ったのもそのときだ。
 最たるものは、「書道講座」である。3年余分に大学に残ることになって、この際だから書道免許も取ってしまえと思った。そして、重い道具箱を風呂敷に包み、その習得に精を出した。おかげで書道を「いろは」から学ぶことができた。もちろん、その間に教員免許も取り、運よく神奈川県に就職もできた。
 その余分な3年間で得たものは計り知れない。あのときの紆余曲折があったからこそ今の自分があると思っているくらいだ。
 そのスタートが渋谷の喫茶店で、そこで食ったエビドリアであることに間違いはない。


【書】「省文」せいぶん(No.1,157)

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 「①字画を省いて文章を書くこと。また、その文字。略字。②文章の字句を省く。また、その文章。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「省」は、目と、音を表す生(せい・しょう。少は変化した形。あきらかの意→清)とで、明らかにみる意を表す。
 「文」は、胸の前で合わせた襟の形にかたどり、衣服のあやもようの意。ひいて「あや」の意を表す。紋(ぶん・もん)の原字。文化・文字・文章などの意を表す。


【ディジタル画】『坑夫』 24(No.582)

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 長蔵さん一行はようやく銅山に着いた。天気は雨。雨の間から微かに見える山の色が、「丹砂にやうに赤く見える」。「丹砂」というのは深紅色をしている硫化水銀の鉱石。
 作品では銅山というだけで「足尾銅山」とは言っていないが、言わなくても足尾銅山だと誰でも判る。
 赤茶けた山肌がなんとも不気味。現地に行ったことがないので、実際にはどんな色か判らないけれど、不気味さを出すために下部のレイヤーに赤色を隠し置いた。空を覆う白雲にも少し黄を施してある。


【タイムラプス】8月 18日(木)12:57〜14:59の伊豆長岡の空。30秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/posts/pfbid05uVWtLxgXh8f9czVr4p4j9Hay2rRGBVjL3ygJCAJFZqJLE4NEBpz2AEpt4L3PPNwl/?d=n


【新型コロナ】8/18(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→231,499(前週同曜日比 −18,864)
重症者数→627(前日比 +13)
伊豆の国市陽性者数→85(前日比 −4)(静岡県HPより)