いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

夏草や読み始めたる文芸書(あ)

【今日の一枚】草刈り鎌。

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 外の物置小屋から出したはいいが、連日の酷暑と突然の雨にめげて、出して出しっぱなし。庭の草はボウボウなんだが刈る気が起きない。すぐベッドに横たわって、暑い暑いとほざきながら文芸雑誌に目を通している。
 我が家にはクーラーというものがない。扇風機はある。が、その扇風機も孫に2台持っていかれ、私のところまで回ってこなかった。だから、ベッドにゴロンと横になっても風が動かない。東南西の三方の窓を開けても、外の熱気が容赦なく入り込むからちっとも涼しくない。
 これまではそうだった。クーラーも扇風機もない中で酷暑との闘いを強いられてきた。が、孫どもが8月に入って大磯に引っ越した。それで、孫どもが優先的に使っていた扇風機が、ようやく私にめぐってきた。
 けれど、習慣とは恐ろしいもので、扇風機なんてなきゃないでなんとかなる。これまでそれで通してきたんだから、これからもなんとかなる。と自分に言い聞かせながら、ベッドにゴロンと横になっては惰眠を貪っている。要するに、お前、草刈りをしたくないだけなんだろ?
 でも、クーラーも扇風機もない部屋じゃ、やっぱり暑い。暑くてかなわない。「心頭滅却すれば火もまた涼し」とは言っても、心頭を滅却できるくらいの耐性があったら苦労はしない。できないから苦労する。
 それにしてもこの暑さ、なんとかしてよ。電力が逼迫した時はクーラーを計画的に使えと言って、使うなとは言わなかった。本当は使うなと言いたいところだが、言うとクーラーなしでは暮らせない人からの強い反発を受けることは必定。それが怖いから口が裂けても言えない。


【書】「昭回」しょうかい(No.1,148)

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 「太陽や月が輝きながら天空を巡る。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「昭」は、日と、音を表す召(しょう。あきらかの意→灼)とで、日光のあきらかな意。ひいて「あきらか」の意を表す。
 「回」は、水のうずまくさまをかたどる。ひいて「めぐる」意を表す。


【ディジタル画】『坑夫』 30(No.588)

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 腹ごしらえをした長蔵さん一行は、ひたすら山を目指して歩く。山には劣悪な環境が待っている。そこで私は考える。人間とはなんぞや。生きるとはなんぞや。
 どんな仕事に就いたって、それで生活が潤い、家族を養えるんだったらいいと思う。誰に文句を言われる筋合いのものでもない。
 「無闇に他人の不信とか不義とか変心とかを咎めて、万事万端向ふがわるい様に噪(さわ)ぎ立てるのは、みんな平面国に籍を置いて、活版に印刷した心(平板かつ類型的にのみとらえられた心。全集注解)を睨んで、旗を揚げる人達である」。
 そう、周りにとやかく言われようとも、自分の歩むべき道を歩むしかない。
 今回もすべてConceptsで描いている。


【タイムラプス】8月9日(火)6:28〜7:19の伊豆長岡の空。25秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/pfbid036SVz1QC3QgP48NQueoeVmdQn94KQQstgPPfRFE5Y43MUCp67n3ikrhjMvEaFoW2Gl/?d=n


【新型コロナ】8/9(火)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→137,859(前週同曜日比 −1,712)
重症者数→555(前日比 +4)
伊豆の国市陽性者数→85(前日比 +62)(静岡県HPより)