【きょうの一枚】今日の晩酌。
無人販売所のミニトマトは晩酌に欠かせない。これをつまみながら文芸誌に目を通す。
加えて今日は、囲碁を打つ人の奥さんの得意料理である「温泉卵」をいただいた。前にいただいて冷蔵庫にしまってあったのを出した。白身がトロトロで黄身がぽっちゃり固まっていて冷えても美味。
「温泉卵」は「半熟卵」とは違う。
「半熟卵」は茹で損ないのイメージがあるが、「温泉卵」は周りの白身がグニュグニュしてて黄身が半熟なのをいう。
殻を割って判ったことは、白身がグニュッととろけるということだ。そこに味ぽんでも垂らした日にゃ、ほっぺたが溶ける。箸を脇へ置いて皿ごとチュルチュルやるから下品なことこの上ないが、でも、旨いから許す。
問題は、チュルっとやるときに一瞬文芸誌から目が離れ、思考がそこで途切れるということ。
でもまあ、それくらいは仕方ないか。もう一度読み直せば済むことだもんな。
【書】「潮」チョウ・しお(No.1,571)
「氵(水)と〓(チョウ。朝から月のパーツを取り除いた形。集まり至る意)とで、海水が満ち至る「しお」の意を表す。」(『旺文社漢字典第2版』)
【ディジタル画】『道草』三十四(No.1,011)
「健三の兄は小役人であつた」とある。それに対して吉田凞生氏は、「彼の職業は、行政関係ではなく、鉄道省、通信省、あるいは陸海軍省に属している<局>の技術関係の部署であろう」と分析している。
私にとって、健三の兄がどういう仕事をいているかは一向に興味がないが、文芸評論家という職業の人たちは、それを明らかにしないではいられないのらしい。
そんな兄は、健三と違って、「派手好で勉強嫌」であったらしい。でも時に、三味線を弾いたり、一絃琴を習ったりもするのだそうで、そういう方面にはえらい興味があったらしい。
で、一絃琴はどういう楽器か。その楽器と、それを演奏している女性を描いてみた。爪弾く指と弦を押さえる指とに白いのが見える。包帯じゃないよね。
【昭和の風景】東海道五十三次「水口」色付け(No.291)
水口は干瓢の名産地として知られるとあったが、それでもなお干瓢は北関東産のイメージが強くあって、そこから抜けきれないでいた。で、google検索にかけてみた。ら、「栃木県は国産かんぴょうの9割以上を生産する日本一の産地です」と出た。
やっぱりな。どうもそうだと思ったんだよ。
でもね、こうして東海道の水口の風景を見ていたりすると、当時の名産は水口だったのではないかと思わせる。
まあ、どっちでもいいけど、一度水口産と栃木産の干瓢の味比べしてみればいい。それでお気に入りの方を名産と呼べばいいんだよ。
【タイムラプス】令和5年10月26日(木)7:17〜9:41の伊豆長岡の空。36秒。