いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

枝を切る音高くして冬支度(あ)

 あれほど残暑が猛威をふるっていたと思っていたら、気がつけば涼しい秋どころか、その秋を素通りして肌寒い冬になっていた。そんな寒さが身に沁みる昨今の朝夕である。詩人・サトウハチロウの言う、あの、「小さい秋」はどこへいってしまったんだろう。

 そろそろ薪の手配をしなければいけない時期だが、今年はちっともやっていない。

 それもこれも、洗面所外に積んである丸太が手付かずにそのまま残っているからだ。積んであるのではない、あれはああして乾燥させてあるんだ。

 この前、地域の重鎮とお話しして帰ったら、翌日、長いメールを二通いただいた。その人は私と違って長い文書を書くのが苦にならないみたい。かつて書いた文書を送るから、パソコンのメールアドレスを教えてほしいとSNSで伝えてきた。

 私のメールはパソコンでもケータイでも受信できる、だからどちらでも大丈夫ですよと返事を送った。でも、添付文書が2MB近くになるとさすがにケータイで読む気になれないな。どうしたってパソコンに頼る。

 昔は多少長い文書でもパソコンを立ち上げて読んでた。だけど、ケータイを持ち歩くようになってからはパソコンを遠ざけるようになっていた。

 今回はどうしたか。

 今回は、ケータイでメールが届いたことを知り、パソコンで添付文書を読むようにした。パソコンは、もともと「メモ帳」と「写真」を確認するのに常時立ち上げているから、メールを読むためだけに立ち上げなくて済む。

 それで二通の添付文書を読んだ。

 添付文書では、「伊豆の活性化」をテーマに持論を繰り広げていた。

 首肯するところが多く感じ入った。

 素晴らしいお考えなのに現実に繋がらないのが歯痒い。

 もしかしたら「文学」がその力の一助になり得ないか。晩酌をしながら、そんなことをふと考えた。

 

【きょうの一枚】空き家の植栽の剪定。

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 家主が初めて頼む業者さんで、そこの地区の組長さんも仕事ぶりを心配されていた。

 自分は仕事で立ち会えないけど、時間があったら見てくれと私に言うので見に行った。

 行ったら、その手の作業は手慣れているというふうに、剪定作業をテキパキとこなしていた。自前の4トントラックも用意されていていて、トラックで道路を塞ぐようなこともなく、剪定で出た枝もちゃんと積まれてあった。

 また頼んでもいいと思えるような仕事ぶりだった。

 

【書】「徴(徵)」チョウ・しるし(No.1,572)

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「微の省略形と〓(テイ。壬の士の部分が土の形。呈の原字。抜き出す意)とで、かくれたものを召し出す意を表す。」(『旺文社漢字典第2版』)   

 

【ディジタル画】『道草』三十五(No.1,012)

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 『東鑑』が出てくる。または『吾妻鏡』。

 Wikipediaの解説には、「鎌倉時代に成立した日本の歴史書。鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝から第6代将軍・宗尊親王まで6代の将軍記という構成で、治承4年から文永3年までの幕府の事績を編年体で記す」とある。

 編纂にあたったスタッフが北条家の家臣なので、『吾妻鏡』は、どちらかといったら北条家から見た歴史書という色合いが強い。

 北条家と言えばそのトップに君臨するのが北条時政。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主役・北条義時の父であり、「尼将軍」北条政子の父でもある。墓は、私が今住んでいるところからほど近い。

 

【昭和の風景】東海道五十三次「石部」白黒(No.292

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 「石部」は現在の滋賀県湖南市。宿場と宿場の間にある休憩所を立場と呼び、そこに名物を出す店があった。

 『東海道名所図会』には、目川にある青菜を炊き込んだ菜飯と田楽豆腐が名物の伊勢屋が紹介されている。

 

【タイムラプス】令和5年10月27日(木)7:04〜9:00の伊豆長岡の空。28秒。

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