【きょうの一枚】サツマイモ。
車を駐める場所を提供したら、お礼だと言っておばあちゃんがサツマイモをくれた。
自分ちの畑から掘ってきたんだろうか。
泥がついている。
泥を洗い落として蒸し器で蒸す。
蒸したイモに戸田塩をパラパラ振って晩酌の一皿にした。
伊豆の旬の味。
たっぷり堪能しました。
ありがとうございました。
【書】「請」セイ・こう(No.1,568)
「言と、音を表す⾭(せい。みる意→省)とで、君主にまみえて指図のことばをうける、ひいて「こう」意を表す。」(『旺文社漢字典第2版』)
【ディジタル画】『道草』三十一(No.1,008)
健三は兄が持ってきたという書付の束を細君から受け取った。養父の島田に迎えられた時に父親と取り交わした証書だという。それを受け取った健三は、昔、勉学に励んでいた頃のことを思い出した。
勧善訓蒙だの輿地誌略だのの書物を学校からもらい、喜びの余り飛んで宅へ帰ったという。へええ、優秀だったんだね。私は、運動会でもらった「賞」のハンコを押したノートしか記憶にない。
勧善訓蒙とはどんな書物か。
明治時代に普及した代表的な修身書みたい。後編、続編は小学校用には不向きだとされた由。どんなことが書かれてあったのだろう。隠せば隠すほど本当のことを知りたくなります。
絵は、尾竹越堂の『日本女禮式大全』を参照しました。
【昭和の風景】東海道五十三次「土山」白黒(No.288)
「しのつく雨」です。
篠竹をたばねたものが落ちてくるように、細かいものが密に激しく飛んでくる。そんな激しい降り方をする雨をいいます。
ここで、雨の降り方を整理しよう。
と思ったら、四百種類以上あるというのでやめた。とてもそんなに書ききれない。
ともかく、昔の人は、雨の降る模様を、雅な日本語で上手く捉えています。それだけ、雨を身近に感じていたんでしょうね。見習いたいと思います。
和服を着流して番傘片手にカランコロンと下駄を鳴らす。そういう雨の一日があってもいいなあ。
晴れたら野良で仕事をし、雨が降ったら屋根の下で書を嗜む。そういう晴耕雨読の悠々自適を夢見ていたが、今や薬飲み飲み長生きさせられて生きた心地がしない。ああ、長生きなんてするもんじゃない。
【タイムラプス】令和5年10月22日(日)6:48〜8:45の伊豆長岡の空。28秒。