いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

庭草に銀粉や蛾のうずくまる(あ)

 きょう(10/17)は某委員会主催の「蘇れ朝マック」ツアーがあった。参加者はスタッフを含めて14名。

 去年も同じような企画を立てたが、去年はマクド店が改装工事中で、道を渡った別のハンバーガー屋で会合を開いた。

 会合と言っても、何のことはない、老人のしゃべり場である。

 足腰の弱ったご老人に声をかけ、乗タクを利用していただいて、住み慣れた場所のちょっと下で「朝マック」をしようという企画。お年寄りが大口開けて朝からハンバーガーを頬張る図はどうもミスマッチのような気がしないでもないが、朝早くからやってる店が他にないんだから仕方がない。朝の食事はどうしたってハンバーガー屋になる。

 ここは定期試験前の中学生や高校生がたむろする場所としてもよく利用される。だからかどうか知らないが、テーブル数がやたら多い。

 真向かいに市立図書館があるのにそっちへ行かない。こっちで飲み食いしながら友達とノートを見せ合う。公立図書館は飲み食いは厳禁だし私語も慎まないといけない。そういう事情もあって、最初から図書館に行かないでハンバーガー屋に群がる子が多いようだ。そろそろ町の図書館も飲食可、お喋り可、スマホ可に方向転換する時期にきているのかもしれない。

 マクド店の空調がうまく効かないようでやけに暑い。店内にだけまだ夏を残してあるという感じだ。チーフスタッフが言う事情を聞くと、不調な空調機械だけが去年のをそのまま使っているとのこと。なんだ、改装工事で総取り替えしたわけではなかったんだ。

 企画は概ね好評だった。帰りは私がリハビリで通っている病院の玄関をスタートに4台の乗タクに分乗した。

 明日(10/18)はまたその病院に、これまた乗タクを予約してリハビリに向かう。

 

【きょうの一枚】フトフタオビエダシャク?

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 蛾は種類が多くてその名が俄に出てこない。ディジタル図鑑で探して、たぶんこれじゃないかなと思って名を明かした。

 最初、庭に落ちている枯れ葉かと思って拾おうとしたら、動いたので蛾だと判った。蛾は蝶ほどには活発に飛び回らない。

 クロアゲハは庭でもよく見かけるが、枝に止まったのを見たことがない。きっと、空に飛び立ったらそのまま飛びっぱなしでいるんだろう。羽を休めているのは大抵蛾。もっと空を飛べよ。地面にへばりついてると落ち葉と間違えるじゃないか。

 

【書】「賜」シ(No.1,562)

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「貝と、音を表す易(イ。シは変化した音。ほどこす意→施)とで、財貨を「たまう」意を表す。」(『旺文社漢字典第2版』) 

 

【ディジタル画】『道草』二十五(No.1,002)

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 健三は比田宅を訪れた。主人は奥さん(健三の姉)が喘息で苦しんでいるにもかかわらず読書をしていた。

 健三は訊く。「何ですか、それは」

 「比田は笑ひながら、机の上に伏せた本を取つて健三に渡した。それが意外にも常山紀談だつたので健三は少し驚ろいた」

 『常山紀談』とはどんな書物か。全集注解には「随筆集。著者湯浅常山。文化文政頃の刊行。(中略)戦国時代から江戸初期にかけての武将の言行や逸話などを記した全四百七十条の文章からなる。平明な漢字仮名まじり文で書かれている」とある。読むと面白いかも。

 ネットに当たったら、なんと、山内一豊の妻千代の尼僧姿が出てきた。

 

【昭和の風景】東海道五十三次「亀山」白黒(No.282)

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 驚いた。雪景色ですよ。まさか、桑名の西まで来て雪景色を見るとは思わなかった。

 その急峻な雪山道を大名行列の笠が列をなして上ってゆく。

 ああ、色をつけたくないな。すっぽり白に覆われた方が雪景色らしくていい。

 

【タイムラプス】令和5年10月16日(月)8:28〜10:46の伊豆長岡の空。34秒。

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