いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

淹れたてのコーヒー苦し秋の色(あ)

「書」は、iPad ProとApple Pencilを使うようになって始めた。主に『古代文字字典』を参照しアプリ「Zen Brush 3」で書く。ペンタブで書いたと思えないほど滲みがすごくいい。

 アプリは「Zen Brush 2」から愛用しているが、とても使い勝手が良く私のお宝アプリになっている。有料だが、お金を出しても惜しくないほど惚れ込んでいる。「……3」でさらに彩色が豊かになった。

 今はこれで金文を書いている。古代文字には大きく分けて「甲骨文字」と「金文」があるが、甲骨に鋭利な刃物で刻んだ文字よりも金文の方がなんとなく柔らかみがある気がしている。まあ、好みの問題でしょうけど。

 落款には青田石に刻んだハンコをぽこんと押したふうに朱を添えているが、注意することと言えば、枠を太くせずに枠の中の文字力を削がないことくらいか。

 文字の解説は、ディジタル版の『旺文社漢字典(第2版)』の説明を参照している。これが意外に大変。でも勉強になる。だから続けられる。

 

【きょうの一枚】庭のテーブル。

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 コンクリートブロックを買うまでもなかった。

 きのう(10/6)、あれからいろいろ考えて、庭の隅に眠っていたテーブルの足を引っ張り出した。あれ、なんていうんだろう。名前を知らない。

 雨晒しても錆びないからステンレス製だと思う。たぶん長男がネットかなんかで買って、大して使わずに放っておいたやつを伊豆に運んで来ていた。それを庭にぶん投げておいたのを思い出した。

 ベッドで一眠りしようと横になりながら思いついた。そうだ、甘夏の二方向に割れた幹の一方を切って足代わりとし、反対側の足を、このステンレス製の部品で支えれば立派なテーブルになるのではないか。そうしたら、ブロックをわざわざ買わなくて済む。

 幹を伐り落とすのに躊躇いはなかった。犠牲になったのは去年の黄色い実が7個で今年の青いのが1個。前のオーナーの時に台風に見舞われて薙ぎ倒されたことを思えば、新しいオーナーの手によって蘇ったといった方がふさわしいかもしれない。

 ツリーハウスほどの大掛かりなものではないけれど、この程度の小物なら日曜大工に毛のはえた技術でもできると思った。

 で、やってみた。できた。仕上げのペンキは塗ってないけど、テーブルらしく見える。これに小屋に眠っているコールマンの折りたたみデッキチェアでも足せば、おお、立派なガーデンテーブルだ。八重桜の花吹雪の中でBBQなんかも堪能できる。いいねえ。

 

【書】「毅」キ(No.1,552)

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「〓(ギ。毅から殳を取り除いた形。なぎはらう意。一説に、いのししが毛をさか立てる意)に打つ意の殳を加えた。転じて「つよい」意に用いる。」(『旺文社漢字典第2版』) 

 

【ディジタル画】『道草』十五(No.992)

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 健三は幼い頃、養父・島田の好みで武者の格好をよくした(させられた)。その武者の格好が「緋縅しの鎧」「龍頭の兜」。といえば、この姿しか思い浮かばない。八幡太郎義家である。

 荒々しい武者のタッチが小気味よく、描くのが楽しくなるような武者絵である。こういう絵を見ていると、胸が躍る。というか筆が躍る。たぶんに永井秀樹さんの影響があるのだと思う。 

 

【昭和の風景】東海道五十三次「宮」(No.272)

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 「宮」とは、「熱田神宮」のこと。現在の名古屋市熱田区にあたる。旅籠屋248軒を擁し、家数2924軒、人口は10,342人で、当時の東海道でも最大の宿場だった。 

 

【タイムラプス】令和5年10月7日(土)5:21〜7:50の伊豆長岡の空。37秒。

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