【今日の一枚】枝の穴から出てきた(追い出された)幼虫。
薪ストーブの焚き出しを割っていたら、割った枝の中から白い幼虫が出てきた。何の木かも判らなければ何の虫かも判らない。
【書】「敗亡」ハイボウ(No.1,325)
「①敗れほろびる。②敗れ逃げる。敗北。」(『旺文社漢字典』第2版)
「敗」は、攵(攴)と、音を表す貝(ハイ・バイ。われる意→敝)とで、打ち敗る意、ひいて「やぶれる」意を表す。
「亡」は、人がものかげにかくれるさまで、にげかくれる意。ひいて「うしなう」「ほろびる」「なくなる」意に用いる。
【ディジタル画】『門』 一の一(No.765)
漱石『それから」の挿絵風ディジタル画が終わった。
次は何を描くか。
そんなの『門』に決まってる。
この『門』という作品は、ご存じ漱石の三部作『三四郎』『それから』『門』の『門』。全集第六巻に『それから』と並んで収録されているから、改めて他を探すより手っ取り早い。ただそれだけの理由で選んだ。
漱石の弟子・小宮豊隆氏の『門』解説に、「『門』といふ名前は漱石自身がつけた名前ではない。それをつけたのは、森田草平と小宮豊隆とである」とあるという。(全集注解)
漱石は、自身が主宰する文芸欄の下働きをしてゐた森田草平に、何でもいいから名前を考へて、催促を急かす新聞社に報告してくれと頼んだ。頼まれた草平も困って同じ門下の豊隆に相談した。豊隆は読んでいた本を、おみくじでもひくようにパッとあけて決め、その瞬間、小説のタイトルが『門』と決まった。
そんなわけで、漱石は新聞社の発表でこれから自分が書く小説のタイトルを初めて知ったのである。
呑気といえばあまりに呑気な話だが、漱石は自分の書くものに自信があったし、お弟子さんにも全幅の信頼を置いていた。だからできた芸当だと思う。ともかく、すごいお人だ。そんなの、漱石でなければできませんよ。
【昭和の風景】49
5mほど素潜りして海底の大石をひっくり返す。するとそこにアカジャラが引っ付いている。同時にゴカイみたいな生き物もウヨウヨ顔を出すので、それを目当てにどこからかクロダイが泳いで近づいてくる。
見よ、この精悍な顔つき。まさに海のギャングたる風格だ。
素潜りの先達はこいつの背鰭に腹を真一文字に掻き切られたという。それをまともに信じた私は、以後クロダイに対する漠とした恐ろしさを催して、こいつが近づいてくると、採れたてのアカジャラを放り出して、急いで海面へ顔を出したものである。
そんな私が、まさか神奈川に職を得て、クロダイ釣りにハマるとはねえ。人生どうなるか判りません。
【タイムラプス】2月2日(木)6:50〜8:32の伊豆長岡の空。25秒。
【新型コロナ】2/2(木)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→45,501(前週同曜日比 −14,620)
累計感染者数→32,656,109
死亡者数→69,086(前日比 +231)
<静岡県>
新規感染者数→1,999(前週同曜日比 −748)