いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

濡れそぼつ丸太丸太の春の雪(あ)

 【今日の一枚】雨に濡れた丸太。

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 雨が雪になるという気配の荒天にもかかわらず、教え子がまたまた丸太を運んでくれた。仕事休みになったの? と訊いたら、休みになるかならないか判らないと微妙な答えが返ってきた。
 仕事があるなら、仕事の合間に丸太を運んでくれたことになる。仕事が休みなら丸太運びのために貴重な休日を潰したことになる。どっちにしろ、ありがたいことこの上ない。あいつ、いいやつだな。
 伊豆サイクルスポーツセンター近くの浮橋というところに大量の丸太が転がっているという。今度そいつを運んでくるよと言っていた。
 すごいすごい。どんどん丸太が運ばれてくる。いやあ、チェンソー買っといてよかった。


【書】「望郷」ボウキョウ(No.1,333)

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 「故郷の方角をのぞみ見る。故郷を懐かしく思うこと。思郷。懐郷。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「望」は、目を見張って背のびをし遠くをのぞんでいる形に月を加えて、満月をのぞみ見る意。転じて、満月の意を表し、また「のぞむ」意に用いた。
 「郷」は、卿(ケイ・キョウ。食物を前に二人の人が向かい合って食べているさまで、饗の原字。ひいて、公卿・郷党の意に用いる)が変化して、卿(公卿)と区別し、「さと」の意に用いる。


【ディジタル画】『門』 三の三(No.773)

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 宗助宅のおさんどんを賄っているのは、清(きよ)という。あれ? 『坊ちゃん』に出てくる下女も清という女性でしたね。
 幼年時代から二度も養子に出された経験を持つ漱石には、清という女性に、傷ついた心を癒してくれる母性的な匂いを嗅ぎ取っていたのかもしれません。


【昭和の風景】56

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 井沢八郎。女優・工藤夕貴の父。
 ♪上野はオイラの心の駅だ〜あの日ここから始まった♪
 「あゝ上野駅」という歌である。作詞は関口義明。関口は当時23歳で埼玉県の地方銀行員だった。農家向け家庭雑誌『家の光』の懸賞に応募し、みごと1位になってレコード化されたという。
 それに曲をつけたのが東芝レコードの近藤秀男。歌ったのが無名の若手歌手だった井沢八郎。一般的には1位入選作は大物歌手によってレコード化されることになっていたため、関口はそれを聞いて大いに落胆したらしい<Wikipedia>。
 そんな内情があったとは知らなかった。
 発売後まもなく「金の卵」と呼ばれた集団就職者などから支持と共感を得て、高度成長期の世相を描いた代表的ヒット曲となった。
 私は集団就職者ではないが、集団就職で列車に乗り込む旧友のことを今でも忘れない。だから、「あゝ上野駅」には特別な思いがある。
 当時、上野駅は故郷・青森に帰る玄関口だった。
 私は盆暮に帰省していたが、どうせ座れないからと列車の通路に寝ることを覚悟し、発車時刻まで路地の焼き鳥屋で独り酒をあおったりしたものだった。特急券よりも焼き鳥の本数増を選んだわけだ。
 ところが臨時列車だから、真夜中、えっこんなところでというところに長らく停車する。トイレに行きたくても通路が人で塞がれているから通れない。結局12時間も立ちっぱなしを強いられて、ヘロヘロに疲れて青森駅に降り立ったことを覚えている。
 母は、「よぐ来たきゃこいがべ(疲れたろう)寝へ」と言って、帰省の挨拶そこそこに床を作って寝かせてくれた。それが何よりありがたかった。


【タイムラプス】2月10日(金)7:00〜9:05の韮山方面の雨空。30秒。

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【新型コロナ】2/10(金)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→28,512(前週同曜日比 −11,276)
累計感染者数→32,926,515
死亡者数→70,591(前日比 +179)
<静岡県>
新規感染者数→1,117(前週同曜日比 −642)