レジ袋より白菜の頭かな（あ）

【今日の一枚】晩酌の一皿。

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　自分の畑でこしらえた野菜を軽トラに積んで販売に来る人がいる。
　前に一度春キャベツをその人から買ったことがあった。きょう、その人が野菜販売に来たことを電話で教えてくれた人がいて、せっかくなのでカブを走らせて買いに行った。
　電話で教えてくれたのは軽トラに駐める許可をした家の人。
　荷台にずらり並んだ中から、白菜200円、長ネギ100円、ほうれん草2束200円、計500円分の野菜を手に取る。
　長ネギは1本じゃないよ。6本だよ。安すぎるでしょう。ほうれん草は茹でて和物にするとして、さて白菜だ。
　白菜とくれば、鍋でしょう。鍋料理しか思いつかない。
　で、「クラシル」でレシピを検索したら、「麻婆豆腐」と出た。えっ、麻婆豆腐に白菜を入れるの？
　面白そうだと試しに作ってみることにした。作ったら、これがなかなかいける。癖になりそう。「すき焼き鍋」なら牛肉が要るけど、麻婆豆腐なら要らない。安上がりだしヘルシーだし、麻婆豆腐と白菜の組み合わせって意外といいかも。
　帰り際、これから帰って薪作りしなきゃとボソッと言ったら、軽トラの人が「うちに使っていない薪割りの斧があるから今度持ってくるよ」と言ってくれた。人生、どう転ぶか判りませんねえ。

【書】「麻頭」マトウ（No.1,334）

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　「麻の切りはし。あさくず。」（『旺文社漢字典』第2版）
　「麻」は、𣏟(ハイ)は、あさの茎を並べて皮をはぎ取り、皮を細く裂いて繊維にする意で、その作業を屋根の下で行うことを示す广(まだれ)を加えて、「あさ」の意を表す。
　「頭」は、頁(頭)と音を表す豆(トウ・ズ。まっすぐ立つ意)とで、くびの上に直立する「あたま」の意を表す。

【ディジタル画】『門』四の一（No.774）

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　宗助の勤める役所の同僚が、新橋の傍(そば)でキチナー元帥(イギリス軍人)に逢ったという話をしたらしい。
　キチナー元帥とはどういう御仁か。存じ上げなかったので、ちょっと描いてみることにした。

【昭和の風景】57

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　ねぶた。
　青森の夏といえば、これでしょう。
　向こうにいるときは、まさか神奈川でねぶたを作ることになろうとは夢にも思わなかった。
　就任2校目でねぶたをはじめて作り、リヤカーに乗せて体育祭後夜祭のグランドを駆け回った。その時に同僚だった人と15年後にまたまた一緒の職場になり、リヤカーねぶたの印象が強かったのかどうか、もう一度ねぶたをやらないかとバス停で声をかけられた。
　私も、学園祭盛り上げの一助になればと引き受け、以来毎年、文化祭後夜祭で体育館下にねぶたを飾ってきた。そうして、私が在任中は毎年のようにねぶたを作ってきた。9基ほど作ったかな。
　住まいを伊豆に移してからも指導を請われ、横浜まで自腹で通ったりもしたなあ。
　ねぶたのおかげで、いい思い出がたくさんできました。ありがとう。