いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ストーブのぬくぬくと灰山となる(あ)

 こちらは春遠からじの心境だが、今頃雪国はまだまだ一面冬景色なんだろうな。
 そんな気持ちで、久々に陸奥新報コラム「冬夏言」を開いてみた。
 雪のほぼ降らない伊豆に住んで10年になる。今ではすっかり雪のない生活に慣れてしまった。
 青森地方気象台によると弘前市は1月31日に今冬最深の91センチを記録したという。そういうニュースを聞くにつけ、雪の降らない地方に住みながら薪の数を気にする身になったことを心苦しく思う。
 でも、春がすぐそこまで来ていてもまだ遠くても寒いことは寒い。こればれどもなね (津軽弁で、こればかりはどうにもならないの意)。
 そんな中で、「渡ろうとしている歩行者がいると、止まってくれるドライバーが増えた気がする」というコラム子の言に触れると少し心が温まる。雪国のコラムを読むと時にそういう原点に触れられるからいい。雪国の苦労を思うと雪の降らない地で暮らす苦労なんて何のこれしき屁でもないと思える。
 雪国の劣悪な道路事情は住んでみないと判らない。とにかく轍がひどくて難儀することこの上ない。人は歩きにくいし車は走りにくい。
 それに雪が降れば横断歩道の白線が見えなくなる。どこが横断歩道か判らない。でも歩行者は知っていてそこに立つ。それで車はそこが歩行者の横断するところだと知る。
 で、車は止まって歩行者を渡らせてくれる。
 私も夕方の買い物に急いていたりすると、道を渡りたがっている歩行者が見えなかったりする。いや、見えてるんだと思う。見えているのにこっちが優先だとばかりに止まろうとしない。それじゃいけないんだよね。自分のことしか考えないからそうなる。もっと謙虚にならなくちゃ。
 雪国の生活から遠ざかるとそんな謙虚さも消えてしまうんだろうか。


【今日の一枚】薪ストーブの灰。

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 薪ストーブの灰は、庭の隅に穴を掘って捨てている。その穴がここ数年で盛り上がって小山になった。そろそろ別のところに穴を掘らなくちゃいかんな。


【書】「莫春」ボシュン(No.1,327)

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 「春の終わりごろ。晩春。=暮春」(『旺文社漢字典』第2版)
 「莫」は、草原に日の沈んださまで、日ぐれの意を表す。暮の原字。借りて「ない」「なかれ」の意に用いる。
 「春」は、日と〓(チュン。艹と屯を上下に組み合わせた形。シュンは変化した音。草が萌え出る意)とで、草の生えはじめる季節の「はる」の意を表す。


【ディジタル画】『門』 一の三(No.767)

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 宗助は手紙を持って散歩に出る。手にした手紙の宛先のところへ散歩に出かけたのだが、口では言えない何か重要なことでも書いてあるのだろうか。
 そこへ高等学校の制帽を被った弟の小六が帰ってくる。小六も手紙のことが気になっている。


【昭和の風景】50

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 道のゴミを掃き清めている少女。
 親に言いつけられたのだろうか。昔はそんな風景がザラに見られた。
 家の周りにはやるべきことがまだまだたくさんあった。それがいつの頃からか、子どもたちは習い事に時間を取られるようになった。でもそれって、子どもにとってはいいことなんでしょうね。


【タイムラプス】2月4日(木)6:18〜8:07の伊豆長岡の空。27秒。

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【新型コロナ】2/4(木)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→38,590(前週同曜日比 −16,254)
累計感染者数→32,734,487
死亡者数→69,512(前日比 +180)
<静岡県>
新規感染者数→1,652(前週同曜日比 −601)