いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

雪解の水何よりも米どころ(あ)

 早朝、障子戸を開けて明かりを取り入れると、庭からウグイスの鳴き声が聞こえてきた。
 ほーほっきょ。鳴き声がまだ下手くそです。 


【今日の一枚】コシヒカリ。

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 お米はいつもここの米農家から直接送ってもらっています。湯河原での勤めを終える頃から頼み始めたから、かれこれ20年以上にもなるでしょうか。
 わざわざそこから買わなくたって、近くのスーパーならもっと安く手に入るでしょう。カミさんにそんなことを言われ、一度スーパーのお米を買ってみたことがあったが、口に合わなくてここのお米に逆戻りした。
 結論、旨いものは旨い。


【書】「陵丘」リョウキュウ(No.1,347)

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 「大きな丘。=丘陵・陵邱(リョウキュウ)。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「陵」は、人が階段をのぼるさまで、のぼる意、ひいて「しのぐ」意を表す。転じて「おか」「みささぎ」の意に用いる。
 「丘」は、小山が並んださまにかたどり、「おか」の意を表す。また、中央がくぼんだおかの意ともいう。楷書は隷書を経て成立した。


【ディジタル画】『門』 四の十四(No.787)

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 宗助と御米夫婦は、「毎朝露の光る頃起きて、美しい日を廂の上に見た。夜は煤竹の台を着けた洋燈の両側に、長い影を描いて坐つてゐた」。そして「話が途切れた時はひそりとして、柱時計の振子の音丈が聞える事も稀ではなかつた」。
 静かな夜だ。そのとき、柱時計の振子の音を聞きながら宗助と御米は、どんなことを考えていたのだろう。


【昭和の風景】70

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 競走馬の競り市。
 これまで毎日世話をしてきた馬がとうとう売りに出される日が来た。
 馬の競り市を見に行こうと誘ってくれたのは、そこに就職した大学サッカー部同期のやつである。
 馬の競り市なんて、見たことも聞いたこともない。興味津々でその日を待った。
 その日の朝、馬運車(馬を運ぶトラック)が馬房に横付けされ、従業員が競りにかけられる馬を誘導して乗せる。みんな素直に乗ってくれればいいが、中には乗るのを嫌がる馬もいる。それを暴れないようにうまく誘導するのが従業員の腕だ。
 競りの会場はよく覚えていない。苫小牧だったか静内だったか。はたまた別の場所だったか。
 競りでうまく買い手がつけばいいが、つかない馬もある。それを馬主は外のテントで重箱の料理をつついて一喜一憂する。買い手がつかなかった時の馬主の落胆は計り知れないが、周囲の人々は「まあそういうこともあるさ」と慰めにもならない言葉を口にしては重箱を平らげる。
 どこかで見たような光景だぞデジャブ。
 そうだ、思い出した。小学校の運動会だ。敷いたゴザの上に家から持ってきた重箱を広げ、家族総出でむしゃむしゃやる。あれだあの雰囲気だ。馬が売れようが売れまいが(運動会で1等賞になろうがなるまいが)知ったことか。そういった気分が場を包んでいた。 


【タイムラプス】2月24日(金)6:01〜8:06の伊豆長岡の空。31秒。

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【新型コロナ】2/24(金)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→6,275(前週同曜日比 −14,620)
累計感染者数→33,174,773
死亡者数→72,216(前日比 +62)
<静岡県>
新規感染者数→347(前週同曜日比 −393)