海を背にしてや蜜柑の箱積めり（あ）

【今日の一枚】寿太郎みかん。

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　「寿太郎みかん」が出回れば、みかんシーズンも終わりを迎える。
　これまでは1袋100円のみかんをちまちま買っていたが、いよいよシーズン最後とあって、太っ腹で一箱買った。それでも一箱800円だから、相変わらず安いことは安い。
　このみかん箱は頑丈にできていて、なおかつ底が浅いから、薪ストーブ焚き出しの小枝を入れておくのに好都合。早速、いただいた端材の中から2×4材を手斧で細く切り刻んでストックしておいた。
　チェンソーで出たおが屑はすぐ点火するかと思いきや、まるで火がつかなかった。それでそうした。所詮生乾きの丸太から出たおが屑は生乾きのままで火がつかなかったということだ。灯油につけとけばなんとかなったかな。
　おが屑は45Lのゴミ袋に大量に取ってあるんだよね。坂の下まで行って灯油を買ってくるか。　

【書】「務施」ムシ（No.1,337）

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　「施しをつとめる。つとめて人々に恩恵を与える。」（『旺文社漢字典』第2版）
　「務」は、敄(ブ・ム。つとめる・あなどる意)に力を加えて、おもに「つとめる」意に用いる。
　「施」は、〓(施から也のパーツを取り除いた形。はた)と、音を表す也(ヤ。シ・イは変化した音。うねる意)とで、はたがゆらめく意を表す。借りて「しく」「ほどこす」意に用いる。

【ディジタル画】『門』四の四（No.777）

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　宗助は父が死んだ後、家の財産の後始末を全て叔父に託していた。その叔父から自筆で手紙が届いた。家が売れたから安心しろという手紙だったが、いくらで売れたとも何とも書いてない。
　それで折り返し問い合わせると、優に例の立て替え(父が残した借金)を償うに足りる金額だから心配しなくても良いとあった。宗助はその返事に少なからず不満を感じた。
　いつまでも売れた金額を示さないのが怪しい。怪しいが、安心しろというから安心するしかない。同じ書簡の中に「委細はいずれ御面会の節云々」とあってはそれ以上突っ込めない。血がつながっているから余計金のトラブルは厄介だ。

【昭和の風景】60

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　タケホープ。
　1973年の日本ダービーと菊花賞では、注目されたハイセイコーを退け二冠馬となった。
　本当は力があるのに常にハイセイコーと比べられた不運の名馬だった。
　大学時代、請われて手伝いに行った北海道・日高の牧場でアルバイトをしていたとき、浦河のある牧場から牧草をもらってきてほしいと頼まれた。その牧草は積荷の綱が緩んで、運搬中、道にぶち撒かれたのだったが、その時軽トラを運転していた従業員が教えてくれた。「ここが、タケホープのいる牧場だよ」。