【今日の一枚】『オール讀物』合併号。
今期直木賞をいただいたお二人の作品が載っている。
書店が10時に開くのを待って買いに出かけた。
店に入ったら、芥川賞受賞作品の載った文藝春秋特別号はいつものところに平積みされてあったが、その近辺を探しても『オール讀物』は見つからなかった。きょう発売のはずだが……。
店員さんに訊いてみようと思ってカウンターに向かったら、レジカウンター手前に平積みの『オール讀物』があった。隣に芥川賞の文藝春秋が、これまた平積みされてある。
なんだこの扱いは。扱いに温度差ありすぎじゃないか? 芥川賞が優遇されすぎてないか?
【書】「連和」レンワ(No.1,345)
「二つ以上のものが連合する。また、連合して仲直りする。」(『旺文社漢字典』第2版)
「連」は、車と辶(道)とで、車が続いて道をとおる意。ひいて「つらなる」意を表す。
「和」は、口と、音を表す禾(カ。あわせる意→会)とで、声を合わせて応じる意、ひいて、心を合わせる、「やわらぐ」意を表す。
【ディジタル画】『門』 四の十二(No.785)
父の遺品の屏風が叔母の家から届いた。二枚折の抱一の屏風である。それを宗助と小六が黙って眺めている。
抱一とは、むろん酒井抱一のことである。尾形光琳に私淑し、江戸琳派の祖としてその名を知られる。
二人とも抱一の屏風を見ながら、売れるとしたらいくらで売れるだろうと皮算用をしているのかもしれない。小六の学資を用立てするには、それを手放すしかない。手放すのは惜しいけど、惜しいなんて言ってられない。何しろ金めになりそうなのはそれくらいしかないのだから。
二枚折の屏風には抱一の落款が押してある。
それにしても見事な落款だ。惚れぼれする。で、模写したくなって模写した。
【昭和の風景】68
ノーヘルでカブを走らせている。
私が手伝いに行った家は2箇所に馬牧場を持っていて、その2箇所の馬の世話をするのが日課だった。カブが置いてあるのは母家の方の牧場。家の裏山に牧場が開けている。
馬が馬房に戻る夕方、そこに置いてあるカブに乗ってもいいことになっている。敷地内だから無免許ノーヘルでいい。広い敷地は凸凹していて歩きにくい。馬なら平気かもしれないが人間にはきつい。
そこでカブにまたがる。そうして放し飼いにしてある馬を馬房に追い戻すのである。
無免許ノーヘルでカブを操れるのはいいが、牧場の一方が深い崖になっていて、一度操縦を誤ってカブごと落っこちそうになったことがある。そのときは手前で急ブレーキをかけ事なきを得たが、その後神奈川の定時制に勤めてカブのお世話になろうとは夢夢思わなかった。
【タイムラプス】2月22日(水)6:46〜9:05の伊豆長岡の空。34秒。
【新型コロナ】2/22(水)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→18,621(前週同曜日比 −9,810)
累計感染者数→33,153,458
死亡者数→72,079(前日比 +106)
<静岡県>
新規感染者数→713(前週同曜日比 −685)