いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

後架出て渡る廊下の腐れみかん(あ)

【きょうの一枚】西浦産青島みかん。 

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 先日、沼津・西浦までカブを走らせてみかん問屋からみかんを買ってきた。一袋300円は安い。こいつを二袋買ってきて、寒い渡り廊下のカゴに入れた。
 そのまま黙って寝かせておけば「寿太郎」になる。かというと、ならない。「寿太郎」は知る人ぞ知る沼津・西浦みかんでも最高級ブランド品で、甘いことこの上ない。どうしてそんなに甘いのというくらい甘い。倉庫に2ヶ月ほど寝かして甘味を生み出すのだそうだ。その2ヶ月の管理が大変らしい。
 そして、その間に値段もそれなりに上がって、庶民はなかなか口にすることができなくなる。手間暇を思えば、まあ、それも致し方がない。
 みかんが出回る順番としては「早生」→「青島」→「寿太郎」となって、糖度も徐々にアップしていく。のだが、「寿太郎」には到底手が出ないから、庶民の舌は、それより前に出回る「早生」「青島」に甘んじることになる。
 「青島みかん」が一袋300円というのはめちゃ安だが、それには訳があって、腐ったみかんが混ざる確率が高い。問屋の女将さんが代金を受け取りながら、「好きな袋を持って行きな」というから、腐ったのが少なそうな袋を選んだつもりだったが、それでも袋からカゴに開けた時点で腐ったみかんが5個も見つかった。
 青森の実家でりんごを栽培していた時期があったが、あの時は家族にあてがわれるリンゴは落下で腐ったものだったり虫食いだったりして、見た目のいいやつは悉く農協に搾取されたものだった。みかんも、きっとりんごと同じように、売れるものと売れないものとに分けられるのだろう。それで、私が買って来るのは、家族が口にするような売りに出せないような種類のものなのだろう。
 腐ったやつもだいぶ含まれるけど、そういうのは見つけ次第捨てればいいことで、見た目は良くないかもしれないが、良心的な価格で提供してくれることにはとても満足している。だから、みかんを買うときはそこの問屋で買うことに決めている。


【書】「有隣」ゆうりん・となりあり(No.961)

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 「自分の周辺に同類の者が集まって来ること。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「有」は、又(ゆう。手)と肉(月)とで、肉をもって人にすすめる意。侑(ゆう)の原字。転じて「もつ」「ある」の意に用いる。
 「隣」は、鄰が本字。阝(邑。むら)と、音を表す粦(りん。ならぶ意→儷)とで、村の中でならびつらなる家々の意、ひいて「となり」の意を表す。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 91(No.414)

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 書斎の苦沙弥先生、鏡に向かって「ぷうつと頬つぺたを膨らました」り、あかんべえをしたりしていたが、「今度は髯をねぢり始めた」。
 髯は「独乙皇帝閣下の様に」とあるから「カイゼル髭」のことである。なるほど、立派な髭だ。これなら手入れも大変だろう。
 今回は、字も画も「スケッチ&水彩」ブラシだけで描いた。 


【タイムラプス】2月12日(火)8:15〜10:41の伊豆長岡の空。36秒。

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【新型コロナ】2/12(火)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→98,370(前週同曜日比 −2)
重症者数→1,340(前日比 +70)
累計死亡者数→20,092(前日比 +50)