いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

春告げる鳥の枝枝ゆらりゆらり(あ)

 22日が発売日だというので、ずっと待ってきのう『オール讀物』(文藝春秋社1,200円)を買ってきた。この文芸雑誌を買うのは初めてだが、直木賞受賞作を読んでみたくて買った。
 いつも行く大仁商店街の本屋にはなぜか置いてない。芥川賞発表特集の文藝春秋は平積みしてあるのに。市立図書館にも置いてない。「小説新潮」はあるのに。そんなに読みたきゃ買って読めということなんだろう。で、読もうと思って下田街道沿いの本屋で買った。が、来月の定例総会の準備でわさわさしていて枕元に置いてながらまだ読んでない。
 世俗のしがらみに煩わされることなく読書に専念できたらどんなに至福だろう。ああ、食事作りを気にせずネットゲームに没頭できるお兄ちゃんが羨ましい。


【きょうの一枚】河津桜の蜜を吸うメジロ。

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 今月の広報紙に載せる写真がない。そこではたと思いついた。そうだ、3軒北隣の河津桜もだいぶ咲いた頃だろうから、そいつを撮って載せよう。
 それでサンダル履きで河津桜を撮っていたら、画像にメジロが飛び込んできた。せっかくのシャッターチャンスを逃すまいと焦って撮ったから、ボケボケの写真になってしまったが、ないよりはマシだろう。これを少し拡大して広報紙に載せることにする。


【書】「見外」けんがい(No.983)

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 「①外国の事情にくわしい。②他人あつかいする。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「見」は、人にひらいている目を付けて、ものを「みる」、ものが「みえる」意を表す。ひいて、人に「まみえる」意。転じて、現象・状態などが「あらわれる」意に用いる。
 「外」の成り立ちを調べようと『旺文社漢字典』を開いても、「和」しか出てこない。なぜだろう。なんかこの現象、前にもあったような気がする。で、白川静『常用字解』から成り立ちの説明を拾った。
 夕と卜(ぼく)とを組み合わせた形。夕は肉の形で、卜は占い。亀のことを外骨といい、鼈(べつ=すっぽん)のことを内骨という。外は亀の甲羅を使う占いに用いる語であったが、のち内外の「そと」の意味に用いる。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 102(No.425) 

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 苦沙弥先生宅へ姪の雪江がやってきて、女学校で八木独仙先生が講義した話を奥さんと三姉妹に聞かせる。
 昔むかし、ある辻の真ん中に大きな石地蔵があって、邪魔だからどかそうという話になった。どうやってどかすか。町で力自慢の男が汗を流して引っ張ったけれども動かない。いちばん利口な男が重箱の牡丹餅を石地蔵に見せびらかしたが動かない。贋札積んでも動かない。法螺吹き男が巡査の服をきて威圧しても動かない。今度は巡査の服を脱いで大金持ちの服装をした。そうして岩崎男爵のような顔をする。それでも動かない。
 というところに岩崎弥之助が登場する。兄弥太郎没後、三菱二代目社長になった御仁だ。どんな顔をしていたか知りたくてネットに当たり、それを参照して描いた。それがきょうの画。
 例によって、すべて「Gガッシュ」で描いている。

 

【タイムラプス】2月23日(水)6:28〜8:57の伊豆長岡の空。37秒。

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【新型コロナ】2/23(水)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→69,525(前週同曜日比 −14,694)
重症者数→1,504(前日比 +9)
累計死亡者数→22,342(前日比 +322)