いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

早春や苔むす岩の苔の家(あ)

【きょうの一枚】西浦みかん問屋近くの岩。

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 いつもの問屋でみかんを買って帰ろうとしたら、カブで走ってすぐの道沿いにこの岩を見つけた。
 どこにでもありそうな岩だが、生まれ育った田舎の岩に、形といい大きさといいそっくりなので、カブを停めて写真に収めた。田舎ではその岩のことを「ざる石」と呼ぶ。
 この岩の隣に門扉があるから、この岩はたぶんその門扉のお宅のものなのだろう。ここより少し海に寄ったところに北条氏の出城・長浜城跡がある。正面に、海に浮かぶように富士山が聳える風光明媚な観光地だが、訪れる人はそれほど多くない。知る人ぞ知る隠れスポット的存在だ。
 長浜城跡の裾を南に滑った先に急峻な西伊豆の山々が迫り、長浜城跡の岬と西伊豆の山々に挟まれて、ちょうどプクッと膨れた腫物のようにそこにある。
 そのまんまの自然をうまく庭に取り入れた、見事な借景といえよう(自分の所有なら借景じゃないか)。こういうところに住みたいけど、海のそばは津波が怖い。やっぱりやめとこ。


【書】「言戯(戲)」げんぎ(No.984)

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 「①ことばでふざける。からかう。②冗談。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「言」は、口(くち)と、音を表す〓1(けん。「辛」から下部の「一」を取り除いた形。「げん」は変化した音。はっきり区別のつく発音に表す意→現・彦)とで、心に思うことをはっきりと口に出して表す、「ことば」の意を表す。
 「戯(戲)」は、戈(ほこ)と、音を表す〓2(ぎ。「戲」から「戈」を取り除いた形。威儀の意→儀)とで、もと、出陣前に武威を示す儀礼の意、転じて「たわむれる」意を表す。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 103(No.426)

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 古井武右衛門という毬栗坊主が苦沙弥先生宅を訪れる。苦沙弥先生が教える学校の生徒らしい。
 ある女性に艶書(ラブレター)を送ったことが学校にバレたら退学になりはしないかと心配で眠れないようだ。その相談に苦沙弥先生を訪ねたのだったが、苦沙弥先生は「飽く迄も勿体ぶつて『さうさな』を繰り返して居る」。その様子が吾輩には「中々面白」く映る。
 毬栗坊主が恋文ですか。しかも相手は金田家の令嬢。とくれば、こりゃあ猫でなくたって面白いに決まっている。
 今回もすべて「Gガッシュ」で描いている。 


【タイムラプス】2月24日(木)9:01〜10:31の伊豆長岡の空。22秒。

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【新型コロナ】2/24(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→80,364(前週同曜日比 −10,676)
重症者数→1,489(前日比 −15)
累計死亡者数→22,588(前日比 +246)