いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

臘梅や義時眠る丘の上(あ)

 電気髭剃機が壊れた。コンセントを入れてもうんともすんとも動かなくなってしまった。これまでこれで耳にかかった髪の毛を切ってもいたのだが、切れなくなった。切れなくなったとなると、うざい髪の毛が余計うざく感じる。うざい、うざい、ああうざい。
 それで、図書館に行くのをやめて、修善寺の家電量販店に向かった。店に入って電気髭剃機コーナーに行くと、ある、ある、うじゃうじゃある。しかし、どれも高い。なんであんなのが4万5万するわけ?
 店に入るまではもちろん新規に買うつもりでいたのだったが、手に取るどれもこれもがあまりに高すぎて、結局きょうのところは買うのをやめた。が、やめたところで髭も髪も伸びるのをやめてくれるわけではない。きょうもあすも、寝ても立っても、伸びるときは容赦なく伸びる。
 とまあ、ぐだぐだ言いながら、でもあすになれば覚悟を決めて買うんだろうな。身だしなみを整えるにはどうしたって必要だものね。ああ、出費が重なるときは重なるものだ。


【きょうの一枚】ロウバイ(臘梅)。

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 近所の庭に咲いた臘梅。そうか、もう蝋梅の咲く季節になったか。
 義時の墓がある北條寺には臘梅が約250本ほど植栽されているが、今がちょうど見頃かもしれない。今度の休みにちょっと出かけてみるか。


【書】「同好」どうこう(No.963)

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 「趣味や好みを同じくする。また、その人。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「同」は、口と〓(凡の「ヽ」を「一」に置き換えた形)とで、板に穴をあけて通じる意、転じて「おなじ」意を表す。
 「好」は、女と子とで、女性が子をいつくしむ意、ひいて「このむ」「よい」意を表す。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 84(No.405)

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 落雲館の生徒たちが放課されて校舎を飛び出す。「其勢と云ふものは、一尺程な蜂の巣を敲き落した如くである」と本文にある。その表現から、放課になった中学生たちが一斉に校舎から飛び出してくる姿が浮かぶ。
 次にベースボールで遊ぶ落雲館の生徒たちの様子が描かれるが、ボールをダムダム弾、バットを擂粉木と称しているのがいかにも時代がかっている。
 そのダムダム弾が時折四つ目垣を越えて苦沙弥先生宅の敷地まで転がってくる。すると、垣根を飛び越えて球を拾いに来る者がいる。それを苦沙弥先生は「泥棒」呼ばわりして追い返す。その繰り返し。作品は、それを戦争に見立てている。ベースボールという呼び方は本文に頻繁に出てくるが「野球」という言葉は一語も出てこない。
 正岡子規は短歌俳句革新の人としてその名を知られるが、実は野球をこよなく愛した人でもある。東京・上野公園内に草野球専用の正岡子規記念球場がある由だが、私は行ったことがない。
 バッターを打者、ランナーを走者、フォアボールを四球、ストレートを直球、フライを飛球と訳しているから、ベースボールを野球と訳したのもきっと正岡子規だろうと思っていたら、違った。ベースボールを野球と訳したのは中馬庚(ちゅうま・かのえ)という人だった。<https://www.dailyshincho.jp/article/2020/03070556/?all=1
 中馬は旧制一高入学後に二塁手として活躍し、帝大に進学してからは監督やコーチとして草創期の学生野球を育てた方という。
 そういえば、この前亡くなった水島新司画「ドカベン」の二塁手は殿馬だったな。名前が似てるけど、殿馬のモデルってもしかして中馬さんだったりして。いや、たまたまだな。
 今回はベースボール姿の正岡子規を描いた。すべて「Gガッシュ」だけを使った。


【タイムラプス】2月3日(木)8:11〜9:48の伊豆長岡の空。24秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10227821323500713/?d=n


【新型コロナ】2/3(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→94.930(前週同曜日比 +23,315)
重症者数→886(前日比 +82)
累計死亡者数→18,967(前日比 +82)