いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

冬枯れや鉄扉の固く閉ざされて(あ)

 午前10時から公民館で、来年度の新副区長の件で話し合いを持った。で、来年度新副区長選考の最終調整は、結果的に不発に終わった。
 これで、来年度は副区長不在のまま区長を務めることになった。うすうすこうなるのではないかと懸念した方向で事が運んでいる。
 これも運命と受け止めよう。いつかは区へのご恩返しをしなければと思っていたが、そのタイミングが早まっただけだ。誰を恨むわけでもない。これも定めなのだ。
 私は組長を経験していない。地区の祭りも経験していない。だから、何も知らない。でも、知らないから逆にいろんなことを人から聞くことができる。脈々と受け継がれてきた伝統を知る重鎮もそばにいるから心強い。
 ともかく、地区の歴史を知り、いろんな方と交流できる機会を与えてくれたことに感謝する。その責務にあたるにはちと早い気もしないではないが、恩返しができるのは今しかないと思って精進します。ので、あと一年ばかり(いや、ひょっとしたら二年になるかも)お付き合いください。


【きょうの一枚】かつてのオープンロケ地入口。

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 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のかつてのオープンロケ地を訪ねたら、鉄扉ががっしり閉められてあって中に入れなかった。
 近くの元小学校跡地体育館で鎌倉下人に変装した後ロケバスでこの地に移動し、エキストラとして撮影に協力した。本物にしか見えない石垣の張りぼてに足を突っ込み、ボコッという音を立てたのもこの時で、その舞台技術の精細さに驚いたものだ。
 あの時、オープンセットは平安京末期の、戦に荒れ果てた家並みを再現していた。業務用扇風機で砂塵を流す裏方さんや、旗竿の旗が風に吹き飛ばされるアクシデントや、源氏の京凱旋の行列に並んで歩き出した途端に「カット」のメガホンが聞こえたりしたことなどを懐かしく思い出す。
 あの時は、本当に貴重な体験をさせてもらった。平家を滅ぼして意気揚々と京に入る頼朝軍と義経軍とを同じタイミングで撮影したり、ああ、ドラマって、こんなふうに作られていくんだと妙に感心したりもした。


【書】「伐柯」ばっか・かをきる(No.965)

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 「斧(おの)の柄(え)にする木を切る。必要な長さの見本は手に持っている斧の柄にあるところから、人の手本は眼前にあり、遠くを探す必要がないの意。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「伐」は、人を戈(ほこ)で打つさまで、「きる」「うつ」意を表す。
 「柯」は、木と、音を表す可(か)とから成る。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 85(No.407)

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 主治医の甘木先生が苦沙弥先生を訪問治療する。そこで催眠療法に取り掛かるが、甘木先生のかける催眠術がまるで効かず、不成功に終わる。
 「主人はにやにや笑ひながら『懸かりませんな』と云ふと甘木先生も同じく笑ひながら『えヽ、懸りません』と云ふ」。そして、甘木先生はしれっと帰る。このやりとりが面白い。当時の医者は、まあそんなものだったのだろう。
 今回もすべて「Gガッシュ」で描いている。


【タイムラプス】2月5日(土)8:13〜9:15の伊豆長岡の空。30秒。

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【新型コロナ】2/5(土)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→98.374(前週同曜日比 +16,525)
重症者数→1,042(前日比 +131)
累計死亡者数→19,160(前日比 +103)