【今日の一枚】夕焼け光芒。
湯屋から帰ってきたら、西の空に、カッターの切り口から血が吹き出しているような夕焼けが見えた。ちょうど、コミック誌「ビッグコミック」連載の「颯汰の国」(小山ゆう画)で主人公・颯汰の養父が火付け盗賊人に斬られるシーンを目にした後だったので、そうイメージされたのかもしれない。
「ビッグコミック」は毎号愛読して(月2回発行)かれこれ10年になるが、去年あたりから読む時間が取れず、休みにまとめ読みすることが多くなっていた。
「ビッグコミック」を毎号読もうと思ったきっかけは今ではすっかり忘れてしまったが、絵の勉強のために、という意識はあったように思う。だから、殊更絵の描きぶりを比較しながら、自分の感覚に最も近いタッチはどれだろうという目で読んでいた。
そうやって10年もすれば、大抵自分らしさの描画スタイルが出来上がってきてもいいはずだが、私の場合、一向に自分のスタイルというものが見えてこない。いまだに暗中模索の手探り状態です。
描画スタイルというものは、やはり寝食も忘れるくらいのめり込まないと身につかないのかもしれない。私にはそこまでの覚悟がない。
【ディジタル俳画】No.9
「Procreate」の勉強2日目。昨日のamity_senseiさんのYouTubeの動画(「iPadセミナーLIVE」32:02)を見ながら、ハロウィンカードの作り方を学ぶ。
まず参照する画像をダウンロードする。世の中には太っ腹のサイトがあるもので、膨大な数の画像がフリーでダウンロードできるところがある。セミナーではそのサイトを紹介していた。そのサイトとは「Unsplash」といい、そこでは高画質なフリー画像を無料で提供してくれる。しかも、商用目的で加工しても良いというから願ったり叶ったり。ただし、検索は英語を使わなければいけないので、「あれ? 日帰り温泉って英語でなんていうんだっけ。hot springでいいのかな、待てよ、spaかな」という具合に英語に直すのに一手間かかるが、それも語学勉強と思えば苦にならない。
私はハロウィンには興味がないので、「reading」で検索した。そうしたら、出るわ出るわ、その数が半端ない。どこかで利益をあげなければサイトの維持管理も困難だろうに、一体どこで利益をあげているのだろうか。
数ある中から絵心をそそられる画像をダウンロードする。と、画像はそのままiPadの「ファイル」に収められた。その画像をProcreateにコピペする。その上に新規レイヤーを足して、そこに描画していく。
このやり方は、 Conceptsでお馴染みだから手順に戸惑うことはなかった。が、ブラシ機能が半端なく豊富で、Conceptsの比ではない。さすがに私の求めていた毛筆はなかったが、それに近いブラシはあった。今日はamity_senseiさんがよく使うという「6B鉛筆」ブラシを使ってみたが、次回は、墨筆に近いブラシを選んで墨絵風に描いてみようと思う。
ブラシ機能が豊富だと、使い方をマスターするのが大変だけど、いろんな描き方ができるから楽しい。費用だって、iPadとApplePencilとアプリ代だけで済む。使うときの電気料とて微々たるもの。5万もあれば一式揃う。ディジタル描画は、絵具だ絵筆だ画布だと揃えなくて済むし、これからの学校美術の授業にも積極的に取り入れられてしかるべき時期にきているのではないかと思う。
だけど、ここまできたらもう俳画じゃないね。
【温泉】一二三荘。
【タイムラプス】5月28日(木)4:59〜7:48の伊豆長岡の空。21秒。
https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10223100884492688/?d=n