いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

雨雲を伸び突き抜けて山法師(あ)

 正午前に大金を持ってJAへ行く。土曜(5/9)に集金した区費と募金である。

 入金申込書に、日付、口座番号、申込者(私)氏名、入金額を16回記入し、それぞれ現金を添えて受付カウンターに出す。

 多少の手違いはあると覚悟していたが、一発で入金終了した。抱きかかえていた大金が消えて、ああ、すっきり。

 某団体に渡す募金(100円×戸数)があったので、それを出金し、受け取りに来た方に公民館で手渡す。公民館には区長さん、副区長さんも来ていた。区内のさまざまな苦情を一手に引き受けるのはストレスが溜まる務めだろうに、お二方はよくやってらっしゃる。頭が下がります。たかが会計ごときで忙しいなんて文句を垂れていたんではバチが当たります。

 公民館から戻り、軽く昼食を摂ってからちょっと横になる。

 コロナ禍で出勤できなくなり、この数ヶ月というもの、毎日が日曜のような生活が続いている。おそらく退職後はこういう生活が待っていただろう生活をただ今実践中である。

 実際にそういう生活をやって気づいたのは、当然のことながら、生活するにはお金が要る、ということである。

 私には蓄えというものがない。去年、老後には少なくとも2000万円の蓄えが必要だと弾かれて話題になったが、額を聞いて耳を疑った。はあ? どこにそんな大金があるというんだ。冗談も休み休み言え。

 私は年金をもらえる身だからまだ助かっている。年金は微々たるものだが、今のところ、雨風をしのげる家があって、毎日晩酌ができて、飯が食えて、ネットサーフィンができて、温泉三昧できるだけの余裕がある。

 これが、育ち盛りの子を抱えた片親だったらどうだろう。とてもそんな余裕なんてないと思う。子どもの給食費も払えないようなギリギリの生活を強いられたりしているのではないか。

 それが、今度のコロナ禍で仕事がなくなり、生活の糧が途絶えたらどうなる。路頭に迷うこと必定である。そういう人たちが今、日本にどれだけいるか判らないけれど、なんとか手を差し伸べてやりたい。

 私には金もないし力もない。だけど、未来ある子どもに希望だけは与えてやりたいのだ。

 

【今日の一枚】ヤマボウシ(山法師)の花。

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 庭のヤマボウシがようやく花を咲かせた。パソコンを置いてある後ろの窓から撮った。

 先日のブルーベリーと同じに植えたから、植えて8年目である。「桃栗三年柿八年」というが、ヤマボウシもやっとこさ柿の仲間入りができたといったところである。

 

【絵日記】松田詩野(No.139)

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 「文藝春秋」5月号に、「期待の十代アスリート」特集が載っていた。その中のお一人。実は私は、この人を今回初めて知った。期待のオリンピック代表選手なのに。

 生まれは2002年8月13日とある。今度の誕生日が来て18歳だから、現在は高校3年生だ。コロナ禍の今も、地元茅ヶ崎の海岸で練習に励んでいるのだろうか。

 

【温泉】一二三荘。

 4/29(水)〜5/10(日)の休業から明けた。待ちに待った再開である。

 やれ嬉しやと午後5時に家を出る。時間帯からして一二三荘ファンでごった返すかと予想したが、洗い場には一人しかいなかった。「こんにちは。やっと再開ですね」と声をかけたら返事がない。私の知らない人だった。

 ややあって知っている人が一人、また一人とやってきた。それでも風呂場に3人以上いることはなかった。

 帰りに一二三荘特製のボディソープを買って帰ろうとしたら、女将さんが電話の応対で忙しそうだったので買わなかった。今日は、再開するかしないかの問い合わせの電話が多かったみたい。

 旅館業は大変だ。このコロナ禍で、かなりの旅館が倒産したとニュースで言っていたが、一二三荘は大丈夫だろうか。がんばれ一二三荘。

 

【タイムラプス】5月11日(月)7:26〜9:36の伊豆長岡の空。32秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10222924212716004/?d=n