いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

夏服の警邏にコーヒー運びたし

朝、辻堂駅からいつもの沼津行きに乗り伊豆長岡駅で降りる。普段はそのまま修善寺まで乗るところだが、今日は土日で行われた文化祭の後片付けと明日の体育祭の予行になっていて授業がない。それで、伊豆長岡駅前でコーヒーを飲んでから立花の家に向かうことにした。歩きだけなら田京駅の方が近いのだが、田京駅周辺にはコーヒーを飲ませてくれる店がない。それに電車の運賃が一区間だけなのに80円も余計にかかる。だったら田京駅まで乗ったつもりで伊豆長岡駅で降りた方が、100円のコーヒーを20円で飲める計算になってお得だと考えた。ま、それだけのことですけど。

駅の改札を出ると、たいぶの数の警察官が散らばっていた。何か事件があったかと一瞬身構えたが、駅員に変わったふうはなかったし、漂う雰囲気にも緊迫感は感じられなかった。時間は午前8時少し前で、狩野川土手にある高校に登校する生徒も多くいた。クリップボードを手にした警察官がそれら一人ひとりを呼び止めて何やら聞き込んでいる。

しかし、なぜか私には声がかからなかった。それでそのまま横の売店に入り、レジでコーヒーを注文する。コーヒーを淹れる機械は売店を抜けた奥の、そばうどんを食べるカウンターの端に設置されてあって、レジでもらったカップをそこにセットしてボタンを押すやり方はコンビニと一緒。私が三島と秦野に勤めていた終わり頃には既にあったような気がするが、ここでコーヒーを飲むのは今日が初めてである。

f:id:jijiro:20150616075812j:plain

で、カウンターでコーヒーを飲んでいると、ついでにといった様子で一人の警察官が寄ってきた。クリップボードを示しながら、6月12日(金)午前8時頃、売店前の公衆電話で電話をしていた人を知らないかと言う。そうか、そのとき何か事件が起こって、電話をしていた人がきっと事件の鍵を握る重要人物なんだな。それにしてもどんな事件だろう。ちょっと興味が湧いて、その人は男ですか女ですかと訊いてみた。それを知りたいんです、と警察官。電話が事件に絡んでいると読んだのなら、その声が男か女かぐらい分かりそうなものだが、とは突っ込まなかった。代わりに、振り込め詐欺か何かですかと訊いたら、まあ、そのようなものだと言葉を濁して改札口の方へ去って行った。

コーヒーを飲み終えて、この物々しい警察官の数は何だろう、何が起きたのだろうと売店の人に訊いたら、その日放火があったらしいと教えてくれた。? 頭の中で放火と公衆電話が結びつかない。たった今放火したと、犯人がわざわざ警察に電話をしてきたというのか? それとも、これから放火するという予告の電話だったのか? 

また売店の人は、この前も近くのコンビニで事件があってねと言い足して、何だか最近このあたり物騒なのよと不安がっていた。先月末にもひき逃げがあったようだし、こういう事件が立て続けに起これば不安になるのも当然でしょう。何か大変なことが起きなきゃいいけど…。

あやめ湯(17:00)3→1人。4,879歩。

写真は、朝の伊豆長岡駅前。10人以上もの警察官が一斉に聞き込み捜査をしていた。(あ)

f:id:jijiro:20150616075704j:plain