【きょうの一枚】防寒手袋と普通の白手袋。
駅伝大会当日。あいにくの雨。天気予報では、この雨が明日は雪になるんじゃないかといってた。
寒気が上空に入り込んでいるらしい。我がチームの、40℃の高熱にうなされている選手は大丈夫だろうか。
チームは急遽欠場を決めた。補欠が一人もいないリスクがここへきて出た。
チームは欠場になったけど、私は欠場にならない。きょうはあらかじめ交通指導の係があてがわれていた。
指導員の格好に着替えて白手袋をはめる。白手袋は、街頭で腕を振り回すときにかなりの効果を発揮する。これがあるのとないのとではえらい違いだ。
で、ひとまずバイクに跨ったが、白手袋だけだと手がかじかんでいうことをきかない。家に戻って厚手の手袋を取り出した。
これが写真の手袋。
雨の中、バイクを走らせる。が、行ったら現場にはまだ誰もいなかった。腕章をつけたスタッフが、手分けしてコースをチェックしているところで他には誰もいない。
大会スタッフの一人が私に声をかけてきた。「ここは私たちが立つので指導員は立たなくていい」。
私は一般道から土手道に入る手前の交差点を行ったり来たりしていた。選手はここを通過する。私がそれらしい格好をしているので、それで声がかかったのだろう。でなければ一年目の指導員ごときに声がかかるはずがない。
私はコースの不具合をチェックするのに行ったり来たりしているわけではなかった。ただ、立番の相棒が見つからなくて戸惑っているだけだった。
おかしいな、そろそろ現場に着いてもいい頃だがな、場所を間違えたかなと思って近所をうろうろしていたら、顔見知りの交通指導員に出会った。この道何年のベテランである。
その人に立ち位置を尋ねたら、自分の受け持ちしか把握していないから他は知らないと言われた。そりゃそうだ。
そのうち相棒がやってきた。立つ場所が話し合いの時の地図と違う。尋ねたら、臨機応変に立つ位置を変えたという。そんなこと知らされてないから面食らった。
そこへ電線工事のトラック車が道に入ってきた。車を停めて作業をする気配。どうなってんの? と思いながらも、とまれ、走る選手の安全を第一に考えて誘導すればいいんだろうと考えることにした。辻を曲がる白線矢印が雨で消えかかっているので、その辻に立って選手を誘導し、選手の走らない道へ車を流す。電気工事のトラックはその前の辻に停まったままだった。
往路の誘導を終えて、それで仕事は終わりかと思ったら復路も頼まれた。そんなの聞いてねえよと思ったが、乗りかかった船で最後まで居残ることにした。
いやあ、本番は何が起こるか判りませんね。しかも雨だし……。雨だから余計人手が多く必要になったのかもしれない。
関係者の皆さん、どうもお疲れさまでした。
【書】「牆」ショウ・かき(No.1,672)
嗇(囲い)と、音を表す爿(ショウ。長い意)とで、長い「かき」の意を表す。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版)
【ディジタル画】『坊つちやん』その31(No.1,112)
英語教師・うらなり。
古賀という歴とした苗字を持っているが、あだ名の「うらなり」で通っている。
教師は生徒からあだ名で呼ばれて一人前になるのかもしれない。でも、「うらなり」というあだ名は坊つちやんが勝手につけたのであって、生徒がつけたのではない。
古賀先生は生徒からなんと呼ばれていたのだろう。
【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.392)
新しい時代の、近代的な和服美人です。
やはり、明治の美人画は江戸の浮世絵とは別物で、西洋の洗練を受けていると言わざるを得ない。
【タイムラプス】令和6年2月4日(日)5:55〜7:45の韮山方面の雨空。27秒。
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